丸山義二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

丸山 義二(まるやま よしじ、1903年2月26日 - 1979年8月10日)は、農民作家。

生涯[編集]

兵庫県揖保郡誉田村(現・たつの市)生まれ。龍野中学校(現・兵庫県立龍野高等学校)中退。農家を営み、醤油会社勤務を経て上京、「萬朝報」の記者となる。編集長を経て昭和初年退社、日本プロレタリア作家同盟に参加し、貴司山治伊藤永之介鶴田知也と交わる。1938年「田植酒」で芥川賞候補。農民文学懇話会の結成に参加。また上京直後の水上勉日本農林新聞に世話した[1]。戦後は日本農民文学会に参加。

三男(事実上の長男)に丸山工作、その下に丸山匠がいる[2]

著書[編集]

復刊
  • 『南洋紀行』大空社 2000 リバイバル<外地>文学選集
  • 『帆船天佑丸』ゆまに書房 2001 日本植民地文学精選集
  • 『南洋群島』ゆまに書房 2002 文化人の見た近代アジア

共編著[編集]

参考[編集]

  • 『日本近代文学大事典』講談社、1984

脚注[編集]

  1. ^ 水上『冬日の道』
  2. ^ 丸山工作『約束されぬ地の眺め』