中西新太郎

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中西 新太郎(なかにし しんたろう、1948年 - )は、日本文化社会学者、横浜市立大学名誉教授。現代日本社会論・文化社会学。元唯物論研究会委員長。

略歴[編集]

東京都立大学 (1949-2011)人文学部卒。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学岩崎允胤らの指導を受けた[1]鹿児島大学教育学部助教授、1990年横浜市立大学国際文化学部助教授、教授。2006年唯物論研究協会委員長[2]。2014年横浜市立大学退職、関東学院大学経営学部教授、横浜市立大学名誉教授。

オウム真理教事件をきっかけに、子供・若者の成長に関わる文化現象に関心を持っている。NPO法人前夜が主宰する雑誌『前夜』に参加した。

著書[編集]

  • 情報消費型社会と知の構造 学校・知識・消費社会(旬報社 1998年)
  • 思春期の危機を生きる子どもたち(はるか書房 2001年)
  • 若者たちに何が起こっているのか(花伝社 2004年)
  • 〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか 格差社会と若者のいま(前夜 2007年 前夜セミナーbook)
  • 〈生きづらさ〉の時代の保育哲学(ひとなる書房 2009年)
  • シャカイ系の想像力(岩波書店 2011年 若者の気分)

共編著[編集]

  • 子どもたちのサブカルチャー大研究(編 片岡洋子ほか著 労働旬報社 1997年)
  • 平等主義が福祉をすくう 脱〈自己責任=格差社会〉の理論(竹内章郎、後藤道夫、小池直人、吉崎祥司共著 青木書店 2005年)
  • 1995年 未了の問題圏(編 雨宮処凛中島岳志湯浅誠栗田隆子杉田俊介大月書店 2008年)
  • 21世紀への透視図 今日的変容の根源から(古茂田宏、鈴木宗徳共編 青木書店 2009年 哲学から未来をひらく)
  • ノンエリート青年の社会空間 働くこと、生きること、「大人になる」ということ(高山智樹共編 大月書店 2009年)
  • キーワードで読む現代日本社会(蓑輪明子共編著 植上一希、柴田努、鈴木航、二宮元著 旬報社 2012年)

脚注[編集]

  1. ^ 「座談会 日本における唯物論研究の歴史と東京唯物論研究会」唯物論 : 東京唯物論研究会会報
  2. ^ [1]唯物論研究協会

参考[編集]