上川陽子
上川 陽子 かみかわ ようこ | |
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生年月日 | 1953年3月1日(71歳) |
出生地 | 静岡県静岡市 |
出身校 |
東京大学教養学部 ハーバード大学ケネディスクール |
前職 |
三菱総合研究所研究員 グローバリンク総合研究所代表取締役 |
所属政党 |
(無所属→) (自由民主党→) (無所属→) (21世紀クラブ→) 自由民主党(岸田派) |
称号 |
政治行政学修士(ハーバード大学) 教養学士(東京大学) |
公式サイト | 自由民主党 衆議院議員 かみかわ陽子オフィシャルサイト |
選挙区 | 静岡1区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 |
2000年6月26日 - 2009年7月21日 2012年12月18日[1] - 現職 |
第95・96代 法務大臣 | |
内閣 |
第2次安倍改造内閣 第3次安倍内閣 |
在任期間 | 2014年10月21日 - 2015年10月7日 |
内閣 |
第1次安倍改造内閣 福田康夫内閣 |
在任期間 | 2007年8月27日 - 2008年8月2日 |
上川 陽子(かみかわ ようこ、1953年3月1日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(5期)。
第1次安倍改造内閣・福田康夫内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)を務めた他、法務大臣(第95・96代)、総務副大臣(第2次安倍内閣)、総務大臣政務官(第3次小泉改造内閣)、衆議院厚生労働委員長等を歴任した。
来歴
静岡県静岡市生まれ。静岡雙葉中学校・高等学校、東京大学教養学部教養学科(国際関係論専攻)。大学卒業後、三菱総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入所し、研究員を務める。1988年、アメリカ合衆国のハーバード大学ケネディスクールで政治行政学修士号を取得した。その後はアメリカ合衆国議会のマックス・ボーカス上院議員の政策スタッフを務める。同年12月、株式会社グローバリンク総合研究所代表取締役に就任。
1996年、第41回衆議院議員総選挙に静岡1区から無所属で出馬したが、得票数5位で惨敗。その後、自由民主党に入党したが、2000年の第42回衆議院議員総選挙には再び無所属で静岡1区から出馬し、自民党元職の戸塚進也、民主党元職の牧野聖修(比例復活)、公明党前職の大口善徳らを僅差で振り切り、初当選した。自民党公認候補がいながら静岡1区での出馬を強行したため自民党を除名され、同じ保守系無所属で当選した衆議院議員9人で院内会派「21世紀クラブ」を結成。同年11月の加藤の乱では、森内閣不信任決議案に反対票を投じる。2001年、自民党に復党した[2]。2003年の第43回衆議院議員総選挙では、静岡1区で牧野に敗れたが、重複立候補していた比例東海ブロックで復活し、再選。2004年10月、自民党女性局長に就任。
2005年の第44回衆議院議員総選挙では、静岡1区で牧野に比例復活すら許さない大差をつけ、3選。第3次小泉改造内閣で総務大臣政務官に任命された。
2007年、第1次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)に任命され、当選3回で初入閣した。安倍晋三は内閣改造後まもなく首相を辞任し、続く福田康夫内閣でも再任。福田内閣の発足に伴い、新たに公文書管理担当の国務大臣の補職辞令を受けた。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、静岡1区で牧野に敗れ、比例復活もならず落選した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では、静岡1区で民主党元職の牧野聖修、みんなの党新人の小池政就らを破り、国政に復帰した(小池は比例復活)。2013年9月、第2次安倍内閣で閣僚経験者ながら総務副大臣に任命された[3]。2014年9月、第2次安倍改造内閣発足により総務副大臣を退任し、衆議院厚生労働委員長及び新設された自由民主党女性活躍推進本部長に起用される。
2014年10月、公職選挙法違反の疑いで辞任した松島みどりの後任の法務大臣に任命され、7年ぶりに2度目の入閣[4]。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では、静岡1区で民主党元職の牧野、維新の党前職の小池らを今回は比例復活も許さず破り、5選。選挙後に発足した第3次安倍内閣においても法務大臣に再任された。
2015年6月、2007年に発生した闇サイト殺人事件で死刑が確定し、名古屋拘置所に収監され再審請求中だった死刑囚1名の死刑を、法相就任後初めて執行した[5]。同年10月7日、第3次安倍改造内閣の発足に伴い、法務大臣を退任。その後、自民党憲法改正推進本部事務局長に就任[6]
政策・主張
- 自身の政策として以下を挙げている[7]。
- 国民生活の安心安全を確保
- だれもが生き生きと活躍できる社会の構築
- 持続可能な社会保障制度をつくる
- 競い合う地域の魅力
- 新しい経済成長の芽を育成
- 日本国憲法の改正に賛成[8]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに反対[8]。
- 日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に反対。TPPの農業分野への対応について「コメなど可能な限り多くの例外品目を設けるべき」としている[8]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成[9][10]。法務大臣就任後、2014年10月28日の参議院法務委員会において、みんなの党の行田邦子の質問に対し「日常生活の中で女性が活躍する際に壁になっていることはできるだけ避けていくように努力していきたいという思いの中で取り組んできたこと」「(夫婦同姓を強制する制度が人権問題であり、人権を制約し、その解決が問題になっている)といったことも総合的に勘案しながら考えていくべきこと」と発言した[11]。一方、2014年の朝日新聞の調査では、「どちらとも言えない」としている[12]。
- 2014年10月21日、法務大臣就任後初の記者会見で、前任の松島みどりが意欲を示していた「性犯罪の厳罰化」の方針を継承する考えを表明した[13]。
- 日韓関係を重視しており、2001年には第27回日韓議員連盟合同総会[14]に、2007年には日韓若手国会議員懇談会[15]に、それぞれ訪韓した際に出席している。また2007年、静岡市内で開かれた朝鮮通信使400周年シンポジウムでは「対話を続けていくことができれば、過去の過ちを克服することは十分可能」と発言した[16]。
献金
不祥事
- 2009年の第45回衆議院議員総選挙期間中、上川の後援会関係者2人が、静岡市内の人材派遣会社を通じて募集した上川陣営のアルバイトに対して投票を依頼する電話を有権者にかける見返りに報酬の支払いを約束し、公職選挙法違反により逮捕された[18]。
- 2015年、第2次安倍改造内閣の閣僚である上川、望月義夫環境大臣がそれぞれ代表を務める自由民主党の支部への、国からの補助金交付が決定していた総合物流会社「鈴与」からの2011~12年に計620万円の寄付が報道された。鈴与は2011、12年に環境省の「家庭・事業者向けエコリース促進事業費補助金」を申請し、同省所管の一般社団法人が2011年9月、12月に補助金の交付決定を通知していた[19]。政治資金規正法では、補助金の交付決定の通知を受けた企業からの1年以内の政治献金が禁じられている。
所属団体・議員連盟
- 朝鮮通信使交流議員の会(幹事)
- 神道政治連盟国会議員懇談会[20]
- 速やかな政策実現を求める有志議員の会
- 日韓議員連盟
- 北京オリンピックを支援する議員の会
- トラック輸送振興議員連盟
- 例外的に夫婦の別姓を実現させる会
- TPP交渉における国益を守り抜く会
脚注
- ^ 平成24年(2012年)12月18日静岡県選挙管理委員会告示第66号(平成24年12月16日執行の衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の住所及び氏名並びに当選人に係る候補者届出政党の名称)
- ^ 21世紀クラブの5人が自民入りへ読売新聞
- ^ “上川陽子氏ら女性副大臣5人起用 副大臣・政務官人事案”. 共同通信. (2013年9月29日) 2014年10月21日閲覧。
- ^ “後任の経産相に宮沢洋一氏 法相に上川陽子氏”. 共同通信. (2014年10月20日) 2014年10月21日閲覧。
- ^ “「闇サイト事件」神田司死刑囚の死刑執行 法務省”. 朝日新聞. (2015年6月25日) 2015年9月8日閲覧。
- ^ 自民・憲法改正推進本部事務局長に上川元法相 素人ツートップは参院選での争点化回避か?
- ^ 公式ページ・政策
- ^ a b c “2012衆院選 静岡1区 上川陽子”. 毎日jp (毎日新聞社) 2014年4月7日閲覧。
- ^ 第154回国会 - 衆議院 - 法務委員会 - 20号 平成14年07月30日
- ^ 金曜アンテナ、2014年11月7日
- ^ 参議院会議録情報 第187号国会 法務委員会 第4号
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ 法務省 上川法務大臣初登庁後記者会見の概要
- ^ かみかわ陽子:活動報告:国会活動:2001年秋・冬─活動報告
- ^ 陽子日誌 2007080502
- ^ 活動報告:地域活動 2007080501
- ^ “サラ金業界/パーティー券リストの面々/自民67、公明2、民主5人”. しんぶん赤旗. (2003年9月12日) 2015年5月26日閲覧。
- ^ “違反:上川陽子氏陣営の2容疑者逮捕 バイト報酬約束”. 毎日新聞. (2009年9月10日) 2009年9月10日閲覧。
- ^ “環境相、法相側へ11~12年にも寄付 補助金交付企業から”. 日本経済新聞. (2015年2月28日) 2015年2月28日閲覧。
- ^ “神政連 WEB NEWS 神道政治連盟国会議員懇談会” (2014年5月23日). 2014年5月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
議会 | ||
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先代 後藤茂之 |
衆議院厚生労働委員長 2014年 |
次代 渡辺博道 |
公職 | ||
先代 松島みどり |
法務大臣 第95・96代:2014年 - 2015年 |
次代 岩城光英 |
先代 高市早苗 (少子化・男女共同参画) |
特命担当大臣(少子化対策) 初・第2代:2007年 - 2008年 |
次代 中山恭子 |
特命担当大臣(男女共同参画) 第7・8代:2007年 - 2008年 |
次代 中山恭子 | |
先代 柴山昌彦 坂本哲志 |
総務副大臣 関口昌一と共同 2013年 - 2014年 |
次代 二之湯智 西銘恒三郎 |
先代 増原義剛 山本保 松本純 |
総務大臣政務官 桜井郁三・古屋範子と共同 2005年 - 2006年 |
次代 河合常則 土屋正忠 谷口和史 |