三重県道・岐阜県道106号桑名海津線

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一般県道
三重県道106号標識
岐阜県道106号標識
三重県道・岐阜県道106号桑名海津線
中堤道路
(通称)
地図
海上区間 指定なし
制定年 1977年(昭和52年)[1]
起点 三重県桑名市[2]
終点 岐阜県海津市[3]
接続する
主な道路
記法
国道1号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
油島千本松締切堤上の三重県道・岐阜県道106号桑名海津線

三重県道・岐阜県道106号桑名海津線(みえけんどう・ぎふけんどう106ごう くわなかいづせん)は、三重県桑名市岐阜県海津市を結ぶ一般県道である[4]。通称は中堤道路[5]

概要

全区間が長良川揖斐川にはさまれた堤防上の道路である[4]。道路の両端は草むらでその先が川のため、転落事故に注意する必要がある[4]。沿線は木曽三川多度山など桑名市を特徴づける景観が広がっており、桑名市景観計画では景観重要道路に指定されている[6]

三重県桑名市大字上之輪新田の中堤入口交差点(国道1号交点)が起点。国道1号伊勢大橋の中ほどから分岐する形になっている。堤防の上を北進し、一旦桑名市長島町に入る。岐阜県海津市に入り、同市海津町油島の長良川大橋西交差点(岐阜県道23号北方多度線など交点)が終点。起点から終点直前の岐阜県道220号安八海津線の交差点まで、約8kmにわたって分岐・接続する道路がない。沿道に民家はなく、街灯もほとんど設置されていない[4]

路線データ

終点となる油島大橋の交差点
  • 始点:三重県桑名市大字上之輪新田字馬捨場官1300の6[7] 中堤入口交差点(国道1号交点)
  • 終点:岐阜県海津市海津町油島 長良川大橋西交差点(岐阜県道23号北方多度線、岐阜県道125号佐屋多度線交点)

利用状況

桑名市と海津市を結ぶ重要路線であり、途中に信号機がないため抜け道として利用される[8]。ただし夜になると周囲は真っ暗になるため通行車両は減少する[9]

交通量[10]
地点 平日12時間 平日24時間
2005年度2010年度 2005年度2010年度
三重県桑名市長島町下坂手 3,833台⇒3,059台 5,060台⇒4,007台
岐阜県海津市 3,833台⇒3,783台 5,136台⇒4,956台

交通規制

近鉄名古屋線JR関西本線ガード下ポンプで排水を行っているが、処理能力を超えて冠水した場合、通行止めになることがある[1]

地理

通過する自治体

接続路線

三重県

岐阜県

周辺

歴史

詳しい建設経緯は不明である[9]国道258号など木曽三川に沿った道路の整備に合わせてこの道路も開設されたのではないか、とする説がある[9]。元は市町道であったが、1977年(昭和52年)に県道に昇格した[1]

別名

  • 中堤道路(三重県桑名市、岐阜県海津市)

脚注

  1. ^ a b c 岡田(2015):122ページ
  2. ^ 昭和57年5月31日三重県告示第335号
  3. ^ 平成19年3月30日三重県告示第284号
  4. ^ a b c d 岡田(2015):120ページ
  5. ^ 桑名市都市整備部都市整備課 編(2011):18, 19, 20, 63ページ
  6. ^ 桑名市都市整備部都市整備課 編(2011):44, 63ページ
  7. ^ 三重県|道路:県管理道路一覧” (2014年4月1日). 2016年7月24日閲覧。
  8. ^ 岡田(2015):120- 122ページ
  9. ^ a b c 岡田(2015):121ページ
  10. ^ 国土交通省道路局"平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(岐阜県)"・"平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(三重県)"(2016年7月24日閲覧。)

参考文献

  • 岡田登『意外と知らない三重県の歴史を読み解く! 三重「地理・地名・地図」の謎』じっぴコンパクト新書251、実業之日本社、2015年3月19日、191p. ISBN 978-4-408-45546-4
  • 桑名市都市整備部都市整備課 編『桑名市景観計画』桑名市、平成23年10月、81p.

関連項目