三重県営総合競技場
三重県営総合競技場 三重交通G スポーツの杜 伊勢 | |
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陸上競技場 2013年4月29日撮影 | |
施設情報 | |
所在地 | 三重県伊勢市宇治館町510番地 |
位置 | 北緯34度27分53.6秒 東経136度43分45.1秒 / 北緯34.464889度 東経136.729194度座標: 北緯34度27分53.6秒 東経136度43分45.1秒 / 北緯34.464889度 東経136.729194度 |
開場 | 1968年 |
所有者 | 三重県 |
運用者 | 三重県体育協会グループ |
グラウンド | 9レーン |
大型映像装置 | 8.6m×15.4m |
使用チーム、大会 | |
国民体育大会 全国高等学校総合体育大会 | |
収容人員 | |
24,000人 | |
アクセス | |
近鉄鳥羽線五十鈴川駅より徒歩20分 |
三重県営総合競技場(みえけんえいそうごうきょうぎじょう)は、三重県伊勢市宇治館町の五十鈴公園にある、スポーツ施設。陸上競技場および体育館を核とする。指定管理者は三重県体育協会グループ[1]。略称は「県営競技場」または「県営陸上競技場」。特に陸上競技場については県内の陸上競技にかかわるものの中では「伊勢」「伊勢の競技場」「県の競技場」と呼ばれている。
2014年(平成26年)10月1日より命名権(ネーミングライツ)導入により、「三重交通G スポーツの杜 伊勢」となった[2]。
概要
三重県営総合競技場陸上競技場(三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)と三重県営体育館(三重交通Gスポーツの杜伊勢体育館)からなる。
三重県営総合競技場陸上競技場
- 陸上競技場(第一種公認競技場、競技場コード:241010[3])
※なお、メイン競技場は改修工事中につき、使用不可である。詳しくは後述する。
- 旧補助競技場(第三種公認競技場)
- トラック:一周300m 6レーン(100m直走路は8レーン) (全天候型)
- フィールド:棒高跳、走幅跳、三段跳、走高跳、砲丸投、槍投
※新補助競技場竣工により取り壊し予定。跡地は多目的広場となり、大規模大会等開催時は駐車場となる。
- 新補助競技場(第三種公認競技場)
- トラック:一周400m 8レーン(全天候型)水濠も要する。
- フィールド:棒高跳、走幅跳、三段跳、走高跳、砲丸投、槍投
- その他:写真判定室、夜間照明設備、器具庫
※平成28年4月11日供用開始予定
- 雨天走路(バックスタンド裏): 110m直走路 4レーン(70m)
- その他
- 会議室 70名
- トレーニングセンター
- 駐車場 227台
- 投てき場(平成28年8月以降供用開始予定)
なお三重県は
- 高校総体(2018年)や国体(2021年)を控えていること
- 施設の老朽化
- 競技規則の変更により現在の施設が第1種公認陸上競技場としての施設基準を満たしていないなどのことから、2017年度の完成を目標に陸上競技場の大規模改修を行うことを明らかにしている。[4]
また三重県内にはJリーグのJ1・J2開催基準を充足したスタジアムがない[5] ことから、Jリーグ開催が可能な施設の整備を進める(三重県スポーツ施設整備計画書・P10[4])ことも念頭に置いている。
詳しくは後述する。
三重県営体育館
- 地上3階、地下1階
- 本館(フロア37×46m)、別館(フロア30×27m)
- 収容人数 合計5,786人
沿革
- 1964年(昭和39年)3月15日 - 三重県営体育館が完成する。
- 1968年(昭和43年) - 陸上競技場が完成し、三重県営総合競技場となる。
- 1973年(昭和48年) - 全国高等学校総合体育大会のメイン会場となる。
- 1975年(昭和50年) - 第30回国民体育大会(三重国体)のメイン会場となる。
- 1987年(昭和62年)8月20日 - 陸上競技場に電気計時装置が導入、初のテストを実施する。実際の運用は8月22日の第14回全日本中学校陸上競技選手権大会から。
- 1997年(平成9年)4月1日 - 競技場の管理を財団法人三重県体育協会に委託する[6]。
- 2003年(平成15年)5月3日 - 大型映像装置(スーパーカラービジョン)が完成する。
- 2007年(平成19年)6月23日〜6月24日 - 第91回日本陸上競技選手権大会(混成競技)を開催[7]。
- 2014年(平成26年)10月1日 - 命名権(ネーミングライツ)導入により、「三重交通G スポーツの杜 伊勢」となる[2]。契約期間は10年間[2]。
- 2016年(平成28年)4月1日‐新補助競技場及び投てき場竣工、供用開始。
※以後予定
- 2017年(平成29年) - メイン陸上競技場の大規模改修工事竣工
- 2018年(平成30年) - 全国高等学校総合体育大会のメイン会場となる。
- 2021年(平成33年) - 第76回国民体育大会(三重国体)のメイン会場となる。
催事
- 三重県総合競技場感謝フェスティバル - 競技場施設の無料開放やフリーマーケット、三重県立相可高等学校による「青春弁当」の販売、スポーツイベントなどを実施する催し[8]。2010年(平成22年)は11月6日に開催され、主催者発表で5,500人が来場した[9]。
アクセス
周辺
- 伊勢神宮皇大神宮(内宮)
- おはらい町・おかげ横丁
- 伊勢市営駐車場
- 宇治山田神社・那自賣神社
陸上競技場大規模改修工事
この項では2015年度から2017年度において行われる陸上競技場の改修工事を取り上げる。
改修の経緯
以上のことにより三重県は陸上競技場の大規模改修を行うことを決めた。
改修計画
主な改修計画を下記に示す。
- 2015年度:補助競技場新設工事、メインスタンド取り壊し、新築メインスタンド設計、メイン競技場使用停止
- 2016年度:新設補助競技場竣工、メインスタンド新築工事、メイン競技場改修工事
- 2017年度:新築メインスタンド竣工、競技場改修工事完了
改修内容
主な改修内容を下記に示す[10]。
- メイン競技場改修
- メインスタンド新築
- 7,000席の個別席で全面屋根付きとする。
- サイドスタンド改修
- 上部の通路を平坦にする。
- メインスタンドとの導線を確保する。
- 選手の雨天時の退避場所を確保する。
- バックスタンド改修
- 補助競技場新設
- 1周400m8レーンとする。
- 写真判定室を設置する。
- 隣接する場所に投てき練習場を設置する。
- その他の施設整備
その他
- メイン競技場改修工事中(2016年、2017年)は新設補助競技場で大会(県大会含む)等を行うことを明らかにしている。
- 三重県にはJリーグのJ1・J2開催基準を充足したスタジアムがないことから、Jリーグが開催可能な施設整備を進めることも念頭に置いている。
脚注
- ^ “第3回三重県営総合競技場等指定管理者選定委員会の開催結果” (2013年10月24日). 2014年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月18日閲覧。
- ^ a b c 相馬敬「県営2施設 初の命名権 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿、伊勢」中日新聞2014年8月12日付朝刊、三重総合19ページ
- ^ 日本陸連
- ^ a b 三重県スポーツ施設整備計画
- ^ 鈴鹿市の三交スポーツの杜・鈴鹿(県営鈴鹿スポーツガーデン)球技場では過去にJ1・J2の公式戦を行ったことがあるが、現在はJ2以上を開催するために必要な設備が整えられていないため開催不可となっている(J3基準に関しても、座席数が原則下限の5000人を満たしていないが、Jリーグからの審査で特段の問題がないと判断されれば芝生席もカウントする場合があるため、開催することは可能である)。なお三重総合もJ3開催基準は充足しているが、現状三重総合、鈴鹿ともJ3の開催はされていない。
- ^ 平成9年3月25日 三重県条例27号
- ^ 財団法人日本陸上競技連盟"第91回 日本陸上競技選手権大会(混成競技)・第23回日本ジュニア陸上競技選手権大会(混成競技) 要項"(2010年11月14日閲覧。)
- ^ "施設の無料開放やフリマ 県営競技場 11月6日に感謝フェスティバル"伊勢志摩ホームニュース第144号(2010年10月16日発行)4ページ
- ^ 三重県営総合競技場"三重県営総合競技場 最新情報"2010年11月9日.(2010年11月14日閲覧。)
- ^ 三重県スポーツ施設整備計画
参考文献
- 『伊勢市史』(昭和43年3月31日発行、編纂:伊勢市)387ページ
関連項目
外部リンク
先代 笠松陸上競技場 (那珂市) |
国民体育大会 主競技場 三重国体 |
次代 県総合運動場陸上競技場 (佐賀市) |