三遊亭歌奴

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三遊亭 歌奴(さんゆうてい うたやっこ)は落語家名跡


四代目 三遊亭さんゆうてい 歌奴うたやっこ
San'yûtei Utayakko the 4th
四代目 三遊亭(さんゆうてい) 歌奴(うたやっこ) San'yûtei Utayakko the 4th
四代目三遊亭歌奴定紋「かたばみ」
本名 柴田しばた 陽介ようすけ
生年月日 (1977-03-19) 1977年3月19日(47歳)
出身地 日本の旗 日本大分県大分市
師匠 三代目三遊亭圓歌
弟子 三遊亭歌彦
三遊亭歌きち
名跡 1. 三遊亭歌きち
(1995年 - 1999年)
2. 三遊亭歌彦
(1999年 - 2008年)
3. 四代目三遊亭歌奴
(2008年 - )
出囃子 供奴
活動期間 1995年 -
所属 落語協会
受賞歴
北とぴあ若手落語家競演会 北とぴあ大賞(2002年)
彩の国落語大賞(2010年)

四代目三遊亭 歌奴1977年3月19日 - )は、大分県大分市出身の落語家。本名∶柴田 陽介出囃子は『供奴』。紋は『片喰』。

経歴[編集]

大分大学教育学部附属小学校、同中学校時代にクラブ活動として落語研究会に入る。

大分県立大分商業高等学校時代に友人と「豊の国落語会」を結成し、高齢者福祉施設等の慰問や敬老会などの舞台に県内各地を飛び回り、地元ケーブルテレビのレギュラー番組、ラジオ番組のレギュラーなどの実績を積む。在学中に同級生は進学、就職活動するなか、一人、三代目三遊亭圓歌に弟子入り許可を取り付け卒業と同時、1995年3月に弟子入りし「歌きち」と命名される。その模様は地元テレビ番組『電撃黒潮隊』(OBSテレビ)で九州ネットで放送された。6月に新宿末広亭で初高座。

1999年5月、「三遊亭歌彦」で二ツ目昇進。2002年、北とぴあ若手落語家競演会 北とぴあ大賞受賞。2008年、さがみはら若手落語家選手権優勝。

2008年9月21日より三代目三遊亭歌橘春風亭百栄三代目古今亭志ん丸古今亭菊太楼と共に真打ちに昇進し、四代目三遊亭歌奴を襲名。2010年彩の国落語大賞を受賞。

芸歴[編集]

出囃子[編集]

  1. 満州娘(1999年 - 2008年)
  2. 供奴(2008年 - )

一門弟子[編集]

二ツ目[編集]

前座[編集]

演目[編集]

古典落語[編集]

政談[編集]

相撲噺[編集]

新作落語[編集]

  • 授業中
  • 電話の遊び

出演[編集]

ウェブテレビ[編集]

映画[編集]

  • 二つ目物語(2022年、林家しん平監督、クロスロード)- おでん屋店主 役

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 歌奴を名乗っていた1960年代にはさまざまなテレビ番組などで活躍し、人気を博した。このため2007年当時、概ね50歳以上の人々からは未だに「歌奴」と呼ばれていた(本人もこの件をマクラに使うことがあった)。
  2. ^ 本人が寅さん好きであることにちなみ、寅さん好きの「寅屋」が登場する歌奴オリジナル版を演じることがある。

出典[編集]

  1. ^ Inc, Natasha (2020年4月30日). “5時間の「ABEMA寄席」に柳家さん喬、入船亭扇遊、林家彦いち、隅田川馬石ら(コメントあり)”. お笑いナタリー. 2020年5月1日閲覧。

外部リンク[編集]