ワールドビクトリーロード

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ワールドビクトリーロード
World Victory Road
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 WVR
本社所在地 153-0042
東京都目黒区青葉台2-19-10
ドン・キホーテ本社ビル兼中目黒本店内
設立 2007年10月
代表者 代表取締役社長 平田一馬
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ワールドビクトリーロードWorld Victory Road)は、ドン・キホーテ子会社。略称はWVR任意団体日本総合格闘技協会」の興行部門として日本総合格闘技大会SRC」を運営していた。

歴史

2007年、日本の総合格闘技イベントPRIDEが消滅。関係者はPRIDEの選手やスタッフの受け皿となる新団体を設立するなどし、格闘技を継続させようと試みた。そのうち、PRIDEのスポンサーを務めていたドン・キホーテ代表取締役会長兼最高運営責任者の安田隆夫、PRIDEに協力していた日本レスリング協会会長の福田富昭吉田秀彦を擁する吉田道場を運営するJ-ROCKらが中心となって設立された[1][2]

2007年10月15日、設立発表記者会見を行なう[3]。ワールドビクトリーロードは当初よりドン・キホーテの関連会社であり、2009年6月期より子会社とした。また、安田隆夫が所有するもう一つの会社であるコモンウェルス・エンターテインメント[4]の関連会社(2009年9月に買い増しし、30%の株主)でもある。取締役には安田隆夫が就任。初代代表取締役社長には、木下工務店代表取締役社長木下直哉が就任。取締役と広報担当にJ-ROCKの社長である國保尊弘が就任。

2008年3月5日、旗揚げ戦「戦極 〜第一陣〜」を開催。

2009年、西新宿にあった本社がドン・キホーテ中目黒本店内に移転した。社長も交替しドン・キホーテにより経営されることになった。

経営をめぐる内部対立により、國保尊弘を2009年11月25日付けで解任した[5]。以降、國保や吉田道場と完全に関係を切った。

2011年2月にドン・キホーテがWVRの経営からの撤退を検討していることが明らかになり[6]、同年3月11日付で正式にドン・キホーテの撤退が決定[7]。WVRでは「代わりのスポンサーが見つからなければ解散」として経営が危機的状況にあることを明らかにしたが、その後「戦極」公式サイトが2011年4月4日を最後に更新を停止。

2012年3月現在は本部道場(ドン・キホーテ北池袋店内)が活動を継続している以外は主だった動きがなく、事実上休眠に近い状態となっている。

一方、戦極の権利については、SRCエンタテインメントに移譲されている[8]

道場

  • 2010年7月25日、本部道場を開設する。ドンキホーテ・パウきたいけぶくろ店2階内。

脚注

  1. ^ 日本総合格闘技協会 ポストPRIDE? ドンキの会長らが新団体設立 BoutReview 2007年10月15日
  2. ^ 「吉田秀彦選手の出る場面はできました!」=『格闘技通信』発 福田富昭・日本総合格闘技協会会長が新団体の構想を激白! スポーツナビ 2007年10月21日
  3. ^ 【ニュース】総合格闘技協会&新格闘技プロモーション発足会見全文(1) 格闘技ウェブマガジンGBR 2007年10月15日
  4. ^ ドン・キホーテの子会社・株式会社リアリット(旧社名・株式会社ドンキコム)のコンサルテーションをしているのがコモンウェルス・エンターテインメントである。
  5. ^ 【戦極】國保尊弘氏がWVR取締役を解任!新取締役にドン・キホーテのCCO 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年11月26日
  6. ^ 月刊「ゴング格闘技」2011年3月号に掲載された、高島学氏によるインタビュー記事に対する当社の見解と対応に関して - ワールドビクトリーロード・2011年2月1日
  7. ^ 【緊急報告】今後のSRCの活動に関して - ワールドビクトリーロード・2011年3月11日
  8. ^ WSOF+パンクラスのWSOF JAPANが、今夏両国クラスの会場で第1回大会開催へ!SRCエンタテインメントとも提携 バトル・ニュース 2014年1月21日