ローテク

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ローテク: low-tec)あるいはロー・テクノロジー: low-technology)とは、ハイテクの対義語であり、「最先端のものではないテクノロジー[1]」。あるいは「シンプルで、洗練されていないテクノロジー。しばしば数世紀以上に渡り使われており、不可欠のものを生産するために用いられているもの」[2]

概要[編集]

ローテクとは、ハイテクと対比的に使われている概念であり、すでに使われてきた実績のあるテクノロジーである。一言で「ローテク」と言っても、数世紀、あるいは数千年前から使われ続けているものから、分野によっては、数十年程度前に登場した技術でも「ローテク」に含めることがある。

時間を意識したラベリングであり、ある時点で「先端」の「ハイテク」が、長年使われ、ありきたりの「ローテク」扱いになってゆく傾向がある。


新規事業や新商品とローテク

ローテクノロジーは、ハイテクのような「おもしろさ」(目新しさ)はないが、長年に渡り使われており、技術の完成度が高い、という傾向がある[3]。新規事業や新商品を考案する者にとっては、しばしばローテクとハイテクをいかに組み合わせるか、というところが腕の見せどころとなる[3]

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ a b 出川通『実践図解最強のMOT戦略チャート: 技術を新規事業・新商品につなげる方法』秀和システム、2010年

関連項目[編集]