リードギター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。山田晴通 (会話 | 投稿記録) による 2015年7月24日 (金) 14:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (出典の明記タグの貼付など)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

リードギター (: Lead guitar) は、ギターソロやオブリガート、主旋律を中心に演奏するギタリスト及びその役割。

概要

バンド内にギタリストが2名以上いる場合は、リードギターとリズムギターに役割を分担する事が多いが、必ずしもリードギター担当のみである事は少なく、リズムギターと同様に伴奏を演奏するケースも多い。ギタリストが2名以上いるバンドで目立っている方のギタリストをリードギターと認識する傾向もある。ギタリストが1名のみのバンド等では、概ねリードギターとリズムギターを兼任、またはリズムギターに専念する。

主旋律を弾く際は主に間奏やイントロダクション、エンディング部分に限られる。また、ボーカリストとの掛け合いやユニゾンを演奏する事もある。ギター中心のインストゥルメンタルにおいては、全編及び大半部分の主旋律を担当する。

参考例

初期のビートルズ(特にステージ演奏)のジョン・レノンジョージ・ハリスンのように、ギタリスト二人のうちのどちらかがリードギターを担うパターンや、ローリング・ストーンズのように二人のギタリストが、曲によって役割分担するパターン、ザ・フークリームなど、一人しかギタリストのいないバンドは、リードギターとリズムギターを兼任している。

また、ジェフ・ベックの脱退間際のヤードバーズのように二人のギタリストが1曲内で交代でソロを取り合ったり、二人でハーモニーを重視した演奏を行うという形態もあり、ツイン・リードと呼ばれる。1970年代にはウィッシュボーン・アッシュシン・リジィジューダス・プリーストなどが、こうしたツイン・リードの形態を取り、後のヘヴィ・メタルにもツイン・リードのバンドが多く登場した。