リンカーン研究所

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リンカーン研究所1951年マサチューセッツ工科大学アメリカ国防総省の出資で設立した研究所である。レキシントンハンスコム基地(Hanscom Field)に本部がある他、ニューメキシコ州ホワイトサンズ天文台を持つ。

空防を専門とする研究所は立てられないかと1950年にマサチューセッツ大学でチャールズ計画 (Project Charles) という名称で検討が行われ、「リンカーン計画」 (Project Lincoln) として発足した(後にリンカーン研究所と改名)。

同研究所の早期の重要な開発の成果として国内全域のレーダー網の半自動式防空管制組織 (SAGE) や北極圏のレーダー網の遠隔早期警戒線 (Distant Early Warning Line) が挙げられる。また、LINEARと呼ばれる自動観測プログラムにより、多数の彗星小惑星を発見している。

研究所で生産した知的財産は大学が所有し、管理・産業利用のために技術ライセンス事務局 (the MIT Technology Licensing Office) が置かれている。

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