ラゾーナ川崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Paraurti (会話 | 投稿記録) による 2016年1月4日 (月) 09:45個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (リダイレクトリンク対策)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ラゾーナ川崎(ラゾーナかわさき)は、神奈川県川崎市幸区に位置する再開発地区である。2007年グッドデザイン賞受賞。

概要

かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)川崎駅西口前にあった旧東芝川崎事業所[1]は、同社の本社にもなっていた歴史のある事業所であったが、2000年に閉鎖された。跡地の再開発を三井不動産、東芝、東芝不動産(現・NREG東芝不動産)が事業主体となって行い、2006年9月28日商業ゾーン「ラゾーナ川崎プラザ」がオープン、2007年3月に住宅ゾーン「ラゾーナ川崎レジデンス」も竣工した。

JR川崎駅には東口と西口の2つの出口があるが、これまで西口の駅前には東芝の工場が立地しており、京急川崎駅が東口方面にあり、商業施設の大半は東口側に立地していたため、これまで駅の利用客のほとんどは東口を利用しており、西口を利用するのは幸区方面へ向かう路線バスの利用客や産業振興会館などごく一部だけであった。西口側は工場移転により空いた土地を活用する再開発事業が盛んに進められており、明治製菓跡地にソリッドスクエアの開業、川崎市主導の都市再生事業として進められたバスターミナルの整備やミューザ川崎の開設が続いていた。

「ラゾーナ川崎プラザ」は、東芝が保有する土地を三井不動産と東芝不動産が賃借し、テナントへの賃貸などの運営をららぽーとへ委託している。また、「ラゾーナ川崎レジデンス」は三井不動産と東芝不動産が共同で分譲を行った。

残された南西部の区画は2013年3月に業務ゾーン「ラゾーナ川崎東芝ビル」として東芝グループの新事業拠点[2]となるオフィスビルが竣工した[3]。同ビルの2階には小向東芝町の研究開発センター内にあった東芝科学館が移転し、「東芝未来科学館」として2014年1月に開館した。

近況

1Fのスーパー三和は年商70億円の売上を記録し、施設全体として年商700億円の売上を記録する。2012年には、年商1000億円の売上を目指してリニューアルを実施した。

脚注

  1. ^ 1998年7月に川崎本社・堀川町工場から改名。
  2. ^ 野村不動産グループ (仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画
  3. ^ NREG東芝不動産(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画

外部リンク