ライオンブックス

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ライオンブックス』(LION BOOKS)は、手塚治虫の短編SF漫画シリーズ作品。1956年から1957年にかけて集英社の月刊『おもしろブック』の付録[1]、および、1971年から1973年にかけて同じ集英社の『週刊少年ジャンプ』に掲載された。

概要

『ライオンブックス』は、1956年、集英社の漫画編集者である長野規の企画・命名によりスタートした[2]。しかし人気は今一つで[2]、全12回で一度中止されている。1971年の再登場も、週刊少年ジャンプ初代編集長になった長野の依頼によるものである[2]。こちらは月1回のペースで全24回掲載[2]

収録作品

おもしろブック

  • 来るべき人類
  • くろい宇宙線
  • 宇宙空港(『オリオン137星』含む)
  • 緑の猫
  • 恐怖山脈
  • 双生児殺人事件
  • 狂った国境
  • 複眼魔人
  • 白骨船長
  • 荒野の弾痕

少年ジャンプ

  • 安達が原
  • 白縫
  • ブタのヘソのセレナーデ
  • あかずの教室
  • 百物語
  • モモンガのムサ
  • コラープス
  • 月と狼たち
  • おふくろの河
  • マンションOBA
  • 春らんまんの花の色
  • 耳ガラス(原題『耳鴉/でんでこでん』)
  • 荒野の七ひき
  • 泥だらけの行進
  • ミューズとドン
  • 成功のあまきかおり
  • はるかなる星
  • 奇動館

単行本

「双生児殺人事件」は、2008年発行の復刻名作漫画シリーズにて初収録。1972年08月14日号収録の「泥だらけの行進」だけは、2012年現在どの単行本にも未収録である。

脚注

  1. ^ 手塚治虫 講談社全集MT275『ライオンブックス』第6巻、1983年10月、p.5 はじめに、ISBN 4061732757
  2. ^ a b c d 手塚治虫 講談社全集MT276『ライオンブックス』第7巻、1983年12月、p.222 あとがき、ISBN 4061732765

関連項目