モン太君のいち・に・さんすう

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モン太君のいち・に・さんすう
ジャンル アクションゲーム
対応機種 MSXコレコビジョン
開発元 コナミ
発売元 コナミ
バージョン RC-702(日本版)
RC-702-X04(海外版)
人数 1-2人(交互)
発売日 1984年
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モン太君のいち・に・さんすう』(もんたくんの-)は、1984年に当時のコナミ2006年3月31日持株会社化に伴い、版権はコナミデジタルエンタテインメントに移行)が開発・販売したMSX版のコンピューターゲームである。海外バージョンのMSX版とコレコビジョン版には"Monkey Academy"(モンキーアカデミー)という名称で販売された(MSX版ではタイトル画面では同タイトルが表示される)。

コナミ教育シリーズの第3弾、「I Love 算数」としての発売だった。

概要

プレイヤーは各面スタート時にまずレベルを1から5までの中から選ぶ。レベル1は足し算、レベル2は引き算、レベル3は掛け算、レベル4は割り算、レベル5は括弧付き足し算となる。 ゲームがスタートするとMSX版ではまず風船が下から飛んできて割れ、問題が出題される。コレコビジョン版ではボールをメスのが落として出題される。出題後はカウントがされ、0になるまで答えを考えられる。カウントが0になるかボタンを押すと主人公のモン太を動かせるようになる。

画面上には0から9までの数字の隠されたブラインドがランダムに配置されていて、プレイヤーはモン太を動かして答えとなる数字ブラインドを開く必要がある。ブラインドは下でジャンプすることで開くことができ、答えのブラインドが出たらBボタン(SELECTキー)を押すと正しければブラインドが落ち、運べるようになる。この状態になったらそれを画面右上で待機している猿のところまで運ぶ。答えが間違いの場合は×が1つ表示される。×が3個になるとミスとなり、残機が1つ減る(その際MSX版では青いカニが現れ正答の風船を運んでくる)。3回正解を運ぶことに成功すると1面クリアとなり、その時点での残り時間がボーナス得点となる。

画面上には特定の位置からモンスター(赤いカニ)が出現し、モン太が触れるとミスとなる。モン太はモンスターに画面上に配置されたフルーツをぶつけることで倒すことができる。フルーツのぶつけ方には2種類あり、まず1つはフルーツの下でジャンプして取り、さらにもう1回ジャンプの動作をすることでモンスターに投げ付けることができる。ただし正解のブラインドを取った後はフルーツを取ることはできなくなる。もう1つはフルーツの上の地面で3回ジャンプして頭上に落とすことでも倒すことができる。モンスターは最初の数面は道なりに動くだけだが、後の面になるとジャンプもしてくる。

キーアサイン・操作方法

MSX をはじめとするホビーパソコンで発売されたゲーム作品は、主にキーボードを使用してゲームを行うことになり、作品によって使用するキーは様々である。

MSX規格には、他の規格のキーボードには見られないストップキー STOP セレクトキー SELECT 修飾キーが配列されていた。

ストップキー STOP は、MSX-BASICでプログラムの一時停止(PAUSE)。
セレクトキー SELECT は、それを使うゲーム、または選択として使用された。

教育シリーズ

前述の通り本作は当時コナミの出していた教育シリーズの第3弾として発売された。なお第1弾はけっきょく南極大冒険』(「I Love 地理」)、第2弾はわんぱくアスレチック』(「I Love 体育」)、第5弾はぽんぽこパン』(「I Love 社会」)だった。なお無料情報誌「コナミマガジンVol.5」に掲載されたインタビューによると、『ハイパースポーツ1』がバネを題材とした「I Love 理科」となる予定だったが、開発の進行に伴い教育の要素が薄れ、シリーズ外となった[1][信頼性要検証]

脚注

  1. ^ コナミ・教育シリーズの謎 - MSX研究所

関連項目