ミリアス (ミサイル駆逐艦)

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艦歴
発注 1992年4月8日
起工 1994年8月8日
進水 1995年8月1日
就役 1996年11月23日
退役
その後 就役中
要目
排水量 満載: 8,362 トン
全長 153.9 m (505 ft)
全幅 20.1 m (66 ft)
吃水 9.4 m (31 ft)
機関 COGAG方式
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基
可変ピッチプロペラ(5翅)×2軸
最大速 31ノット
航続距離 4,400 海里(20ノット時)
乗員 士官、兵員 337名
兵装 Mk.45 mod.2 5インチ単装砲 ×1基
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基
Mk.15 20mmCIWS×2基
M2 12.7mm機銃 ×4挺
Mk.41 mod.2 VLS ×90セル
ハープーンSSM 4連装発射筒×2基
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基
艦載機 ヘリコプター甲板のみ, 格納庫なし
C4ISTAR NTDS mod.5 (リンク 11/16)
AWS B/L 5 (Mk.99 GMFCS×3基)
AN/SQQ-89
センサ AN/SPY-1D 多機能レーダー×4面
AN/SPS-67 対水上レーダー×1基
AN/SQS-53C艦首装備ソナー
AN/SQR-19 曳航ソナー
電子戦 AN/SLQ-32(V)2 ESM装置
Mk.36 mod.12 デコイ発射装置
モットー Alii Prae Me -
"Others Before Myself"

ミリアス (英語: USS Milius, DDG-69) は、アメリカ海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の19番艦。艦名はベトナム戦争で戦死し、海軍殊勲章を受章したポール・L・ミリアス大尉に因む。

艦歴[編集]

2005年1月にミリアスはオペレーション・ユニファイド・アシスタンスに参加し、スマトラ島沖地震の被災者を救援した。

2017年夏にはサンディエゴから日本横須賀に移動する予定であったが、艦の保守と近代化改修を優先し、イージスシステムをベースライン9にアップグレードしてBMD対応後の試験と認証を完了させるために配置転換を2018年に延期することとなり[1]、横須賀第7艦隊第15駆逐隊を離れるフィッツジェラルドおよびジョン・S・マケインに替わってオカーンと共に配備されることが報じられた。この結果、横須賀への入港は2018年5月22日となった[2]

第7艦隊は2021年11月22日、ミリアスが台湾海峡を通過したと発表し、「自由で開かれたインド太平洋への取り組みを示すもの」と声明したが、中国人民解放軍東部戦区は同23日に「挑発行為に断固抵抗する」と不満を示した[3]。中国が台湾を取り囲むように軍事演習を実施した直後の2023年4月16日にも台湾海峡を航行した[4]

脚注[編集]

  1. ^ USS Milius to forward deploy to Japan in 2018
  2. ^ 米海軍、横須賀に最新鋭のイージス艦を追加配備”. Reuters (2018年5月22日). 2018年5月22日閲覧。
  3. ^ 「米駆逐艦が台湾海峡通過」『読売新聞』朝刊2021年11月24日(国際面)
  4. ^ 米軍艦、台湾海峡を通過」『日本経済新聞』朝刊2023年4月18日(国際面)同日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]