マラヴィータ
マラヴィータ | |
---|---|
The Family Malavita | |
監督 | リュック・ベッソン |
脚本 |
リュック・ベッソン マイケル・カレオ |
原作 |
トニーノ・ブナキスタ (『隣りのマフィア』より) |
製作 |
ヴィルジニー・ベッソン=シラ ライアン・カヴァノー |
製作総指揮 |
マーティン・スコセッシ タッカー・トゥーリー |
出演者 |
ロバート・デ・ニーロ ミシェル・ファイファー トミー・リー・ジョーンズ |
音楽 |
エフゲニー・ガルペリン サーシャ・ガルペリン |
撮影 | ティエリー・アルボガスト |
編集 | ジュリアン・レイ |
製作会社 |
ヨーロッパ・コープ レラティビティ・メディア |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
公開 |
2013年9月13日 2013年11月15日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 フランス |
言語 | 英語、フランス語 |
製作費 | $30,000,000[1] |
興行収入 | $15,188,250[1] |
『マラヴィータ』(英語題: The Family, 仏語題: Malavita)は、2013年制作のアメリカ合衆国・フランス合作のクライム・コメディ映画。
リュック・ベッソン監督、マーティン・スコセッシ製作総指揮。出演はロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズら。
あらすじ
フランス・ノルマンディーのとある田舎町に、アメリカ人のブレイク一家が引っ越してきた。彼らは一見ごく普通のアメリカ人の一家のようだが、実は主のフレッドは本名をジョヴァンニ・マンゾーニという元マフィアで、家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗って世界各地の隠れ家を転々としていた。
そんなワケありのブレイク一家は地元のコミュニティーに溶け込もうとするが、かんしゃく持ちのフレッドは事あるごとに昔の血が騒いでトラブルを引き起こし、妻マギーと2人の子供も方々でトラブルを起こしてしまう。
そんな中、フレッドに積年の恨みを抱くマフィアのドン・ルッケーゼが一家の居場所を突き止め、殺し屋軍団を送り込んできた。かくして平和な田舎町を舞台に、“ファミリー”VS.“ファミリー”の仁義なき壮絶バトルの火蓋が切られる。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フレッド・ブレイク/ジョヴァンニ・マンゾーニ | ロバート・デ・ニーロ | 小川真司 |
マギー・ブレイク | ミシェル・ファイファー | 高島雅羅 |
ベル・ブレイク | ディアナ・アグロン | 水樹奈々 |
ウォレン・ブレイク | ジョン・デレオ | 河本啓佑 |
ロバート・スタンスフィールドFBI捜査官 | トミー・リー・ジョーンズ | 小林清志 |
ディ・チッコ | ジミー・パルンボ | 桂一雅 |
カプート(ミモ) | ドメニク・ランバルドッツィ | マンモス西尾 |
ドン・ルッケーゼ | スタン・カープ | |
ロッコ | ジョン・フレダ | 藤原貴弘 |
製作
企画
2012年3月にヨーロッパ・コープとレラティビティ・メディアは、2本の映画を製作、配給する契約を交わした。『マラヴィータ』は最初の作品で、2本目はケヴィン・コスナー主演の『ラストミッション』となった[2]。
原作は2004年に出版されたトニーノ・ブナキスタの『隣りのマフィア』で、脚色はリュック・ベッソンとマイケル・カレオが担当した[2]。ブナキスタ自身は映画製作に関与する意思はなく、彼は「ヨーロッパ・コープが、アメリカとフランス両方に配給可能な映画を製作できることをわかっていたため、とても魅力的な話だった」と語った[3]。プロデューサーのヴィルジニー・ベッソン=シラは、プロットは小説とほとんど同じであることを認めた[3]。
当初ベッソンはプロデューサーだけを務める予定だったが、適任の監督を見つけることができなかったため、監督を担当することに決めた[4]。
キャスティング
キャスティングする前、ベッソンは、原作者のトニーノ・ブナキスタが「ロバート・デ・ニーロとミシェル・ファイファーが役を演じてくれたら完璧だ」 「夢のようなこと」と話していたと語った[5] 。ベッソンは常々、ベル・ブレイク役にはディアナ・アグロンを考えていたが、アグロンは複数のオーディションを受けることになった[6] 。そして、アグロンは役を勝ち取った[7] 。『glee/グリー』の出演者とスタッフは、アグロンが映画の役を演じるために、番組を離れることを支持した[8] 。デ・ニーロが演じるジョヴァンニにどこでもついていくペットの犬、マラヴィータ役にはエメロンが選ばれた。エメロンはドッグトレーナーによって訓練され、訓練中エメロンと一緒に過ごしたのはデ・ニーロとトレーナーだけだった[9]。
脚注
- ^ a b “The Family” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年9月18日閲覧。
- ^ a b “EuropaCorp, Relativity ink for co-prods”. Variety (2012年5月20日). 2014年3月5日閲覧。
- ^ a b “Anecdotes du film Malavita - AlloCiné”. Allocine.fr. 2014年3月5日閲覧。
- ^ 森田, 真帆. “ロバート・デ・ニーロ 単独インタビュ”. シネマトゥデイ. 2014年3月5日閲覧。
- ^ “De Niro, Pfeiffer go back to the Mob in 'The Family'”. The Courier-Journal. courier-journal.com (2013年6月2日). 2014年3月17日閲覧。
- ^ “Dianna Agron – Nylon For Guys September 2013”. Fashion Scans Remastered!. 2014年3月17日閲覧。
- ^ Jagernauth, Kevin. “'Glee' Star Dianna Agron Joins Luc Besson's 'Malavita'”. IndieWire. The Playlist. 2014年3月17日閲覧。
- ^ “Dianna Agron Online •”. Dianna-agron.org. 2014年3月17日閲覧。
- ^ “First Look: Robert De Niro's 'Family' Mob dog”. Usatoday.com (2013年8月1日). 2014年3月17日閲覧。