マスティン (ミサイル駆逐艦)

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USS Mustin
艦歴
発注 1998年3月6日
起工 2001年1月15日
進水 2001年12月12日
就役 2003年7月26日
退役
その後 就役中
要目
排水量 9,648 トン
全長 155.3 m (509 ft 6in)
全幅 20.1 m (66 ft)
吃水 9.4 m (31 ft)
機関 COGAG方式
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基
可変ピッチプロペラ(5翔)×2軸
最大速 31ノット
航続距離 4,400 海里(20ノット時)
乗員 士官、兵員 380名
兵装 Mk.45 mod.4 5インチ単装砲 ×1基
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基
Mk.15 20mmCIWS×1基
M2 12.7mm機銃 ×4挺
Mk.41 mod.7 VLS ×96セル
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基
艦載機 MH-60R×2機搭載可能
C4ISTAR NTDS mod.5 (リンク 11/16)
AWS B/L 6 (Mk.99 GMFCS×3基)
AN/SQQ-89A(V)15
センサ AN/SPY-1D(V) 多機能レーダー×4面
AN/SPS-67 対水上レーダー×1基
AN/SQS-53C(V)1艦首装備ソナー
電子戦 AN/SLQ-32(V)3 ESM/ECM装置
Mk 36 SRBOC デコイ発射機
モットー Toujours L'Audace
"Always Be Bold"

マスティン (英語: USS Mustin, DDG-89) は、アメリカ海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の39番艦。艦名は多くの海軍軍人が輩出したマスティン家にちなむ。その名を持つ艦としては2隻目である。マスティンは、ステルス性を高めるため煙突を上部構造内に埋め込まれて建造された、最初のアーレイ・バーク級である。

艦歴[編集]

マスティンの建造契約は1998年3月6日にインガルス造船所に発注された。2001年1月15日に起工、2001年12月12日に進水し、2003年7月26日に就役した。

2006年7月、マスティンは日本横須賀に配備された。ミサイル防衛対応艦船である。

2020年12月19日に中華人民共和国への牽制として台湾海峡を通過したと、アメリカ第7艦隊が発表した[1]

2021年4月4日、台湾東方のフィリピン海で、南下する中国人民解放軍海軍空母「遼寧」を監視するクルーの映像がアメリカ海軍により公開された[2]

同年7月22日、15年に及ぶ前方展開任務終え帰国しサンディエゴに港に入港した。帰国後は近代化改修を受ける [3]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 「米駆逐艦が台湾海峡通過」『読売新聞』朝刊2020年12月20日(国際面)
  2. ^ 「米中空母 異例の同時展開/南シナ海緊張 高まる 互いに演習」『読売新聞』朝刊2021年4月13日(国際面)※ネット閲覧は要会員登録
  3. ^ “USS Mustin returns to San Diego after 15 years of service in Japan”. Commander,US Pacific Fleet. (2021年7月22日). https://www.cpf.navy.mil/news.aspx/110983 2021年9月3日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]