マイ・ガール (テンプテーションズの曲)

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マイ・ガール
テンプテーションズシングル
初出アルバム『テンプテーションズ・シング・スモーキー』
B面 ノーバディ・バット・マイ・ベイビー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1964年
ジャンル R&Bソウル
時間
レーベル ゴーディ
作詞・作曲 スモーキー・ロビンソン、ロナルド・ホワイト
プロデュース スモーキー・ロビンソン、ロナルド・ホワイト
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ・1965年[1]
  • 2位(イギリス・1992年[2]、アイルランド・1992年[3]
テンプテーションズ シングル 年表
ガール
(1964年)
マイ・ガール
(1964年)
イッツ・グロウイング
(1965年)
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マイ・ガール」(My Girl)は、アメリカ合衆国R&Bグループ、テンプテーションズ1964年に発表した楽曲である。テンプテーションズと同じくモータウンに所属していたミラクルズのメンバー、スモーキー・ロビンソンとロナルド・ホワイトが書き下ろした曲である。シングルとしてリリースされた後、1965年発表のアルバム『テンプテーションズ・シング・スモーキー』にも収録された。テンプテーションのみならずモータウンを代表する曲として知られ、『タイム』誌の企画「Top 10 Motown Performances」で選出された曲の一つとなった[4]

背景

スモーキー・ロビンソンとロナルド・ホワイトは、ミラクルズがニューヨークアポロ・シアターで公演を行っていた頃に「マイ・ガール」を作り、その後デトロイトでレコーディングが行われた[5]。歌詞はロビンソンの妻クローデットにインスパイアされた内容である[6]。イントロのギター・フレーズは、当時モータウンの専属バンドであったファンク・ブラザーズ英語版のロバート・ホワイトが作った[5]

それまでのテンプテーションズでは、主にエディ・ケンドリックスとポール・ウィリアムスがリード・ボーカルを担当していたが、この曲ではデヴィッド・ラフィンがリード・ボーカルを担当し[5]、以後ラフィンは多くの曲でリードを取るようになった。なお、作者の一人ロビンソンは2006年のインタビューにおいて、元々ラフィンの声を念頭に置いて作ったと語っている[6]

作詞・作曲者のロビンソンとホワイトは、後にスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ名義のアルバム『Time Out for Smokey Robinson & the Miracles』(1969年)において、この曲をセルフ・カヴァーしている[7]

反響・評価

リリースの翌年の1965年、アメリカのBillboard Hot 100とR&Bシングル・チャートの両方で、テンプテーションズにとって初の1位獲得作品となった[1]。更に、テンプテーションズのシングルとしては初の全英シングルチャート入りも果たし、1965年3月18日付のシングルチャートで43位を記録した[2]

また、1991年公開の映画『マイ・ガール』で使用され、同年エピック・レコードよりスライ&ザ・ファミリー・ストーンジェームズ・ニュートン・ハワードとのスプリットCDシングルもリリースされて[8]、1992年には『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートで27位[1]、全英シングルチャートでは2位[2]というリバイバル・ヒットを記録した。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では88位にランク・イン[9]

他メディアでの使用例

テンプテーションズの歌唱による「マイ・ガール」は、前述した映画『マイ・ガール』及びその続編『マイ・ガール2』以外にも多数の映画のサウンドトラックで使用された。例として『再会の時』(1983年公開)[10]、『マネキン』(1987年公開)[11]、『7月4日に生まれて』(1989年公開)[12]、『愛がこわれるとき』(1991年公開)[13]、『ハリウッド的殺人事件』(2003年公開)[14]、『ミュンヘン』(2005年公開)[15]、『ゲーム・プラン』(2007年公開)[16]アメリカドラマのフルハウス等がある。

カヴァー

オーティス・レディング

マイ・ガール
オーティス・レディングシングル
初出アルバム『オーティス・ブルー
B面 ダウン・イン・ザ・ヴァレー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1965年7月
ジャンル R&Bソウル
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース ジム・スチュワート
チャート最高順位
  • 11位(イギリス[17]
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アメリカ合衆国のR&Bシンガー、オーティス・レディングは、1965年9月に発表されたアルバム『オーティス・ブルー』に「マイ・ガール」のカヴァーを収録した。イギリスではシングルとしてもリリースされ、レディングにとって初の全英シングルチャート入りを果たして最高11位に達し[17]、イギリス進出を成功させた。

この曲はレディングのライヴでも歌唱され、ライヴ・アルバム『ヨーロッパのオーティス・レディング』(1967年)には1967年3月の音源が収録されている。

その他のカヴァー

脚注

先代
ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ「恋のダイアモンド・リング」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1965年3月6日
次代
ビートルズエイト・デイズ・ア・ウィーク