ホリーズ
ザ・ホリーズ The Hollies | |
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基本情報 | |
出身地 | イングランド マンチェスター |
ジャンル |
ロック フォークロック サイケデリック・ロック |
活動期間 | 1962年 - 現在 |
レーベル |
パーロフォン エピック |
共同作業者 | CSN&Y |
公式サイト | HOLLIES Official Website |
メンバー | メンバーを参照 |
旧メンバー | メンバーを参照 |
ザ・ホリーズ(英: The Hollies)は、イギリスのロックバンド。
バンド名の由来
ホリーズというバンド名は、メンバーが好きだったバディ・ホリー(Buddy Holly)に由来するという説と、命名時期がクリスマスシーズンでヒイラギ(holly)に由来するという説、またその2つを掛け合わせたという説がある。
来歴
ホリーズ誕生からデビューへ
そもそもホリーズの始まりは、アラン・クラークとグラハム・ナッシュの2人が5歳の時にマンチェスター市内の小学校の同級生として出会ったことによる。2人はあっという間に無二の親友となり、2人でギターを弾きながら歌うコーラス・デュオを結成。その後一時的にバンド形式で活動するが、エヴァリー・ブラザーズの影響で再びギター・デュオに戻る。
その名も「リッキー・アンド・デイン(ヤング)」というこのデュオは徐々に活動の場を広げ、エリック・ヘイドックがベーシストとして在籍していた「カーク・ダニエルズ・アンド・デルタズ」との共演を経て、2人はヘイドックと意気投合し新バンドの結成を思い立つ。そしてドラムのドン・ラスボーン、リードギターのヴィック・ファレルを加え、1962年に「ドミネイターズ・オブ・リズム」というバンドが結成された。
同年12月、マンチェスターの名門ライブハウス、オアシス・クラブに出演した際、楽屋で『バンド名の紹介はどうする?』とクラブの人間に問われたメンバーは、『そうだなぁ。今夜はホリーズと紹介しておいてくれ』と答える。ホリーズ誕生の瞬間である。
当時の英国北部は、加熱するビートルズ人気を受けて『我こそはビートルズのような有望なアマチュアバンドを発掘し、第二のブライアン・エプスタインと成らん』と目論むマネジメント業界の人間がロンドンから大挙して押し寄せ、ちょっとした音楽バブルの様相を呈していた。
ホリーズのライブハウスへの出演を取り仕切るマネージャーのトミー・サンダーソンは、ジョージ・マーティンの弟子でEMIパーロフォンのプロデューサーだったロン・リチャーズへの口利きを約束した。プロデビューへの可能性にメンバーが沸き立つ中、唯一ファレルは安定した生活を捨ててプロになる事に難色を示し、バンドを脱退してしまう。ギタリスト不在となったホリーズの急場を凌ごうとチーサムが目を付けたのは、マンチェスター近郊で活躍していたアマチュアバンド「ザ・ドルフィンズ」のギタリストで16歳のトニー・ヒックスだった。
1963年1月、ホリーズの演奏を観に訪れたロン・リチャーズは彼らの才能と可能性を確信し、すぐさまEMIのオーディションに呼ぶ。結果は大成功。ホリーズは、EMIパーロフォンからのデビューが決定する。
1963年4月に、ホリーズのプロとして初のレコーディングが、アビイ・ロードにあるEMIスタジオで行われる。ホリーズはその後、数多くの曲をこのアビー・ロード・スタジオで録音することとなる。そして翌5月にシングル「(Ain't That) Just Like Me」でレコード・デビュー。全英25位という幸先の良いスタートを切るが、ラスボーンの技量に満足していなかったリチャーズはドラマーの交代を勧め、ラスボーンはロード・マネージャーに転向。新しいドラマーには、ヒックスの「ザ・ドルフィンズ」時代の僚友ボビー・エリオットが抜擢される。
ドラマーがエリオットに交代し、ホリーズは一気に加速を始める。11月に発表した3枚目のシングル「ステイ」が初の全英トップ・テン入りを果たし、翌64年1月に発売したファースト・アルバム「ステイ・ウィズ・ザ・ホリーズ」は、全英2位の大ヒットを記録する。この人気により、デビュー1年未満の新人バンドでありながら、3月にはNMEポールウィナーズ・コンサート出演の栄誉を勝ち取ることとなった。
1967年6月、サイケデリック色の強いアルバム『エボリューション』を発表。シングルでは「キャリー・アン」、「キング・マイダス」(作詞作曲はグラハム・ナッシュ)などを発表。同年11月にはコンセプト・アルバム『バタフライ』を発表するがファンの反応は冷やかであった。この件に加え次のアルバムではボブ・ディランを取り上げることに時期尚早と難色を示したグラハム・ナッシュは1968年末に脱退、ザ・バーズを脱退したデビッド・クロスビー、バッファロー・スプリングフィールドのスティーブン・スティルスと共にクロスビー、スティルス&ナッシュを結成した。なおナッシュ離脱前の1968年4月に大手町のサンケイホールと渋谷公会堂で来日公演を果たしている。
一方のホリーズは1969年2月、スインギン・ブルージーンズのテリー・シルヴェスターを加えシングル「ごめんねスザンヌ」を発表。また同年5月、アルバム『ホリーズ・シング・ディラン』を発表した。
1996年、『Buddy Holly Tribute~Not Fade Away』に収録の『Peggy Sue Got Married』はバディ・ホリーのオリジナル音源にホリーズがコーラスと演奏を加えたもので,これが実に上手くはまっている。 このレコーディングの為にナッシュが一時的に復帰。
メンバー
- アラン・クラーク (Allan Clarke) : Lead Vocal, Harmonica & Guitar (在1962年-1971年, 1973年-1978年, 1978年-1999年)
- グラハム・ナッシュ (Graham Nash) : Rhythm Guitar & Vocals (在1962年-1968年, 1982年-1983年, 1996年)
- トニー・ヒックス (Tony Hicks) : Lead Guitar, Banjo, Sitar, Mandolin & Vocals (在1962年- )
- エリック・ヘイドック (Eric Haydock) : Bass (在1962年-1966年)
- ドン・ラスボーン (Don Rathbone) : Drums (在1962年-1963年)
- ボビー・エリオット (Bobby Elliott) : Drums & Percussion (在1963年- )
- バーニー・カルヴァート (Bernie Calvert) : Bass & Piano (在1966年-1981年)
- テリー・シルヴェスター (Terry Sylvester) : LYTHEM Guitar & Vocals (在1969年-1981年)
- ミカエル・リックフォース (Mikael Rickfors) : Lead Vocal, Harmonica & Guitar (在1971年-1973年)
- アラン・コーツ (Alan Coates) : Guitar & Vocals (在1981年-2004年)
- デニス・ハインズ (Denis Haines) : Keyboards (在1981年-1988年)
- スティーヴ・ストラウド (Steve Stroud) : Bass (在1981年-1985年)
- イアン・パーカー (Ian Parker) : Keyboards & Vocals (在1991年- )
- レイ・スタイルズ (Ray Stiles) : Bass & Vocals (在1986年- )
- カール・ウェイン (Carl Wayne) : Lead Vocal (在2000年-2004年)
- スティーヴ・ラウリ (Steve Lauri) : Guitar & Vocals (在2004年- )
- ピーター・ハワース (Peter Howarth) : Lead Vocal, Harmonica & Guitar (在2004年- )
ディスコグラフィ
シングル
基本的にUKでのリリースに基づく。
- (Ain't That) Just Like Me / Hey What's Wrong With Me (1963)
- Searchin' / Whole World Over
- Stay / Now's The Time
- Just One Look / Keep Off That Friend of Mine (1964)
- Here I Go Again / Baby That's All
- We're Through / Come on Back
- Yes I Will / Nobody (1965)
- I'm Alive / You Know He Did
- Look Through Any Window / So Lonely
- If I Needed Someone / I've Got a Way of My Own
- I Can't Let Go / Running Through the Night (1966)
- Bus Stop / Don't Run And Hide
- After The Fox / The Fox-Trot (Side B not by the Hollies)
- Stop! Stop! Stop! / It's You
- On a Carousel / All the World Is Love (1967)
- Carrie Anne / Signs That Will Never Change
- King Midas in Reverse / Everything Is Sunshine
- Jennifer Eccles / Open Up Your Eyes (1968)
- Listen to Me / Do the Best You Can
- Sorry Suzanne / Not That Way at All (1969)
- He Ain't Heavy, He's My Brother / 'Cos You Like to Love Me
- I Can't Tell the Bottom From the Top / Mad Professor Blyth (1970)
- Gasoline Alley Bred / Dandelion Wine
- Hey Willy / Row the Boat Together (1971)
- Long Cool Woman in a Black Dress / Cable Car (1972)
- The Baby / Oh Granny
- Magic Woman Touch / Indian Girl
- The Day That Curly Billy Shot Down Crazy Sam Mcgee / Born a Man (1973)
- The Air That I Breathe / No More Riders (1974)
- Son of a Rotten Gambler / Layin' to the Music
- I'm Down / Hello Lady Goodbye
- Sandy (4th Of July, Asbury Park) / Second Hand Hang-Ups (1975)
- Boulder to Birmingham / Crocodile Woman (1976)
- Star / Love Is the Thing
- Daddy Don't Mind / C'mon
- Wiggle That Wotsit / Corrine
- Hello to Romance / 48 Hour Parole (1977)
- Amnesty / Crossfire
- Something to Live For / Song of the Sun (1979)
- Soldier's Song / Draggin' My Heels (1980)
- Heartbeat / Take Your Time
- Holliedaze / Holliepops (1981)
- Take My Love and Run / Driver
- Stop! In the Name of Love / Musical Pictures (1983)
- Too Many Hearts Get Broken / You're All Woman (1985)
- This Is It / You Gave Me Strength (1987)
- Reunion of the Heart / Too Many Hearts Get Broken
- He Ain't Heavy, He's My Brother / Carrie (1988, Reissue)
- Find Me a Family / No Rules (1989)
- Purple Rain / Naomi / Two Shadows (1990, On sale at concert venues only)
- The Woman I Love / Purple Rain (Live) (1993)
- Hope / Shine on Me (2005)
- So Damn Beautiful / Too Much Too Soon (2006)
アルバム
基本的にUKでのリリースに基づく。
- Stay with the Hollies (1964)
- In the Hollies Style (1964)
- Hollies (1965)
- Would You Believe? (1966)
- For Certain Because... (1966)
- Evolution (1967)
- Butterfly (1967)
- Hollies' Greatest (1968) (Compilation)
- Hollies Sing Dylan (1969)
- Hollies Sing Hollies (1969)
- Confessions of the Mind (1970)
- Distant Light (1971)
- Romany (1972)
- Out on the Road (1973, Released only in Germany)
- Hollies (1974)
- Another Night (1975)
- Write on (1976)
- Russian Roulette (1976)
- Hollies Live Hits (1977)
- 20 Golden Greats (1978, Compilation)
- A Crazy Steal (1978)
- 5317704 (1979)
- Buddy Holly (1980)
- What Goes Around (1983)
- The Long Road Home 1963-2003 (6CD Box) (2003)
- Staying Power (CD) (2006)
関連項目
外部リンク
- (英語) The Hollies HP