ベヨネッタ

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ベヨネッタ
BAYONETTA
ジャンル ∞クライマックス・アクション
対応機種 Xbox 360PlayStation 3Wii U
開発元 プラチナゲームズ
セガ
発売元 セガ(360,PS3)
任天堂(Wii U)
プロデューサー 橋本祐介
ディレクター 神谷英樹
デザイナー キャラクターデザイン:島崎麻里
ワールドデザイン:中村イクミ
シナリオ 神谷英樹
音楽 山口裕史
近藤嶺
日比野則彦
美術 ムービー監督:下村勇二・鈴村正樹
人数 1人
メディア Xbox 360: DVD-DL
PS3: Blu-ray Disc
Wii U:光ディスク
発売日 日本の旗2009年10月29日
日本の旗2010年9月2日(廉価版)
日本の旗2014年9月20日(1+2)
アメリカ合衆国の旗カナダの旗2010年1月5日
オーストラリアの旗2010年1月7日
欧州連合の旗2010年1月8日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
BBFC:15
ESRB:M
オーストラリアの旗OFLC:MA15+
ニュージーランドの旗OFLC:R16
PEGI:18
売上本数 世界の旗Xbox 360・PS3: 約135万本[1]
その他 PS3:対応映像出力
NTSC - 480p720p
PS3:対応音声出力
ドルビーデジタル - 5.1ch
リニアPCM - 5.1ch
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ベヨネッタ』(BAYONETTA)は、2009年10月29日にセガ(後のセガゲームス)から発売されたXbox 360及びプレイステーション3アクションゲームである。2機種同時発売であるが、オリジナルとなるXbox 360版の開発はプラチナゲームズが担当し、それを元にしたプレイステーション3への移植はセガが担当した[2]Wii U版は2014年9月20日任天堂より発売された続編『ベヨネッタ2』とセット販売される[3]

概要

ディレクターの神谷英樹が過去に手がけた3Dアクションゲーム『デビルメイクライシリーズ』(以下DMC)よりも、「更なる次元に引き上げる」ことを目指して制作したクライマックス・アクションゲーム。DMCと同じく、敵の攻撃を回避し連続攻撃を決め、華麗に戦うことが求められる。

ステージの中にはカーレースやシューティングゲームになるものがあり、神谷が過去に手がけた作品や、『ハングオン』・『スペースハリアー』などセガが手がけた名作ゲームのパロディがちりばめられている[4]。この他にも『アウトラン』・『アフターバーナー』・『ファンタジーゾーン』のBGMが収録されている。

Xbox 360版は「ファミ通」のクロスレビューにおいて通算12作目の40点満点を獲得した(PlayStation 3版は38点)。

2010年9月2日に両ハードで廉価版が発売。共にアダム・ヒューズの描き下ろしリバーシブルパッケージ仕様。トレーラーには国内未公開映像3本を含む8本と、VANQUISHの映像1本を収録。

なお、DMCとの関連性に関して公式からのコメントはないが、関係性を示唆する設定が(ベヨネッタ側にのみ)設けられている。

Wii U版はXbox 360版をベースに、Wii U GamePadのみのプレイに対応しているほか、日本語音声や銀河最強のパワードスーツキノコ王国のロイヤルドレスハイラルの勇者のスペシャルコスチュームを追加収録している[3]

2012年9月13日にヨーロッパ・アメリカ・日本で同時配信された「Nintendo Direct Wii U Preview」において、続編『ベヨネッタ2』が任天堂よりWii U専用ソフトとして発売されることが発表された。2014年9月20日発売[5]。前作のプロデューサーであった橋本祐介がディレクター。神谷英樹は監修として参加している。

あらすじ

ヨーロッパの辺境ヴィグリッド。そこには魔界と月の力を操るアンブラの魔女と、天界と太陽の力を操るルーメンの賢者と呼ばれる一族が数多くいた。双方は「歴史の観測者の力を得る」とされる秘宝世界の目をそれぞれ所有していたが、お互いに不可侵の掟を課すことで世界秩序の均衡を保って共存していた。しかし、その力を欲し、神の復活を望む一人の賢者によって抗争が勃発し、均衡は崩れ去った。100年にも及ぶ戦いの末、抗争自体は魔女の勝利に終わったものの、魔女の力を恐れた人間によって魔女狩りが行われた結果、魔女と賢者の一族は滅び、彼らは歴史から姿を消した。

それから500年後の現代。20年前に泉の底に沈む棺から魔女ベヨネッタが蘇った。自身が魔女であること以外はほとんど思い出せないまま天使を狩る日々を送るが、突如舞い込んだ情報に導かれヴィグリッドへとたどり着く。そこには彼女の行く手を阻む天使たちが迫っていた…。

世界観

舞台となるヴィグリッドの街で信仰されている宗教ラグナ信仰では、世界は三位一体構造であると考えられており、人間の住む人間界、悪魔の住む魔界、天使の住む天界の三つで構成され、それぞれが重なりあって存在しているとされる。さらにそれぞれの世界の狭間にはプルガトリオ(煉獄)と呼ばれる四つめの世界が存在し、魔女と賢者はこの世界を通って他の世界を行き来したとされる。なお、劇中の戦闘中はべヨネッタや天使はプルガトリオ世界で行動しており、普通の人間の目に姿が映る事は無い。ただし、気配を感じ取る事が可能な他、香水などの匂いは消す事が出来ない。また、鏡に写せば普通の人間にも姿が見える。

登場人物

※担当声優は、ゲーム版 / 劇場アニメ版のもの。 余談だが、登場人物の一部はメガネやサングラスなど、目に関するアクセサリーを着用している。

ベヨネッタ (Bayonetta)
声 - ヘレナ・テイラー[6] / 田中敦子
記憶を失った魔女。本名「セレッサ」。普段は訳ありの死体を埋葬する仕事を生業としている[4]。黒髪のスタイリッシュなエンジェル・ハンター。黒いフレームのメガネが特徴。
両手両足に装備した四丁一組の銃「スカボロウ フェア」を駆使した格闘術「バレットアーツ」の使い手。銃以外にも様々な拷問器具や刀、鞭などを操るほか、自身の長い黒髪を依り代に魔神や魔獣を召喚する「ウィケッドウィーブ」によって敵を一掃する。黒いボディスーツは実は彼女の髪の毛で、ウィケッドウィーブ使用時や魔獣召喚時には召喚媒体として髪の毛を使用するため、肌が露になる。の翅をもつ魔界の淑女『マダム・バタフライ』と契約しているため、地面に映るベヨネッタのには蝶の翅が生えている。
ストーリー中のムービーではよくロリポップを舐めている。
なお、現在の名前「ベヨネッタ」はロダンに名づけてもらったもの[4]。「bayonet」は銃剣を意味し、それをイタリア語の女性名詞に変化させたもの。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』に追加DLCキャラクターとしての参戦が決定した。『ベヨネッタ1』と『ベヨネッタ2』版がカラーバリエーションで使用可能となっている(性能の違いはないが、見た目以外には声が変わる)。
ルカ・レッドグレイヴ (Luka Redgrave)
声 - ユーリ・ローエンタール[7] / 浪川大輔
フリーのジャーナリスト。20年前にベヨネッタの目覚めと同時に父が四肢を引き裂かれ死亡する様を目撃して以来彼女を父の仇とし、その正体を暴くことを目的にベヨネッタを追い続ける。レザースーツの袖にフックショットを仕込んでおり、危険な場所にも臆する事無く飛び込んでいく。車からヘリコプターまで様々な乗り物の運転もこなす。直情的な性格でベヨネッタに「チェシャ」とからかわれる事が多いが、時には彼女を出し抜く活躍を見せる事もある。
ジャンヌ (Jeanne)
声 - グレイ・デリスル / 園崎未恵
ベヨネッタと同じ「バレットアーツ」の使い手。天使と行動を共にしており、ベヨネッタの行く先々で現れ彼女を挑発する。ベヨネッタとは対照的に銀髪で赤いボディースーツを身に纏っている。男口調で話す。赤いフレームのメガネを着用しているが、額に付けている。ベヨネッタの過去を知っているようだがその思惑は不明。物語終盤で操作できる場面がある他、難易度ノーマルで全チャプターのリザルトをプラチナアワード以上にすると使用可能キャラとして登場する(ストーリー中のムービーはベヨネッタのものがジャンヌのグラフィックになるが、声はベヨネッタのままでまたストーリー内容も変わらない。これは他の使用可能になるキャラも同様である)。
実はベヨネッタ(セレッサ)の幼馴染。ベヨネッタが持つ『闇の左目』を守る為に彼女を湖に沈めた。その後、経緯は不明だが、バルドルに精神を操られていた。
惜しくも、ジャンヌキャンペーンは無し。
“無限の者”ロダン (Rodin)
声 - Dave Fennoy / 玄田哲章
スラム街でバー「The Gates of Hell」を営むバーテンダー。魔界の名工。ベヨネッタの名付け親でもある。物静かな性格だが、巨体から滲み出る威圧感は相当なもので、店での抗争はご法度と言われるほど無法者達から一目置かれている。店のメニューには洒落たカクテルからストロベリーサンデーまで揃っている[4]
裏では武器の製造と販売を請け負う闇商人の顔があり、その筋では“魔界のガンスミス”と呼ばれている。スカボロウ フェアを初めベヨネッタに様々な武器や道具を提供するが、その理由は不明。「天使の歌声」と呼ばれるレコードと引き換えに武器を調達してくるが、調達は命がけらしく、いつも血まみれになって武器を持ってくる。
エンツォ (Enzo)
声 - Allan Groves / 高木渉
街のゴロツキから悪魔狩人のなんでも屋[4]まで、相手を選ばず商売をする裏社会の情報屋。したたかで抜け目ない性格と危険を嗅ぎ分ける嗅覚を駆使して裏社会を渡り歩いてきており、豊富な人脈と情報網を持つ。ベヨネッタとは腐れ縁で、様々な情報を斡旋する代わりに多額の報酬を要求してくる。意外にも愛妻家で子煩悩[4]
セレッサ (Cereza)
声 - ステファニー・シェー / 沢城みゆき
警戒が厳重なヴィグリッドにやって来た謎の少女。ある出来事で出会ったベヨネッタを「マミー」と呼んで慕う。
その正体は過去からつれて来られたベヨネッタ本人。魔女に育てられていたものの、禁を犯した存在である為に母は監禁されており、自身も一族から疎外されていた。
手にしているぬいぐるみの名前は「チェシャ」。
バルドル (Father Balder)
声 - リアム・オブライエン / 若本規夫
現代におけるルーメンの賢者唯一の生き残り。ヴィグリッドに拠点を置く、巨大複合企業体「イザヴェルグループ」の最高幹部。 その地位と自身のカリスマ性から街の人々の崇拝の対象となっている。貴金属コレクターであり、彼が売りに出そうとした宝石を追ってベヨネッタはウィグリッドに赴いた。
主神ジュベレウスによる新しい世界を作る為、アンブラの魔女に伝わる『闇の左目』を手に入れるために禁を破って魔女との間に子供(セレッサ)をもうける。その後、魔女狩りを扇動しジュベレウスへの信仰を広めることに成功するも、左目確保には失敗した。
ローサ (Rosa)
声 -
ベヨネッタ(セレッサ)の母。アンブラの魔女。
アンブラの長老 (Umbran Elder)
声 - Jenny O'Hara / 鈴木れい子
かつてアンブラの魔女達を統べていた老年の魔女。一族の掟にとても厳格。
アントニオ・レッドグレイヴ (Antonio Redgrave)
声 - George Ball / 宮林康
ルカの父。ルカ曰く、”俺なんかよりずっと有能だった”ジャーナリスト。あるネタを取り憑かれたように追っていたらしい。

ゲームシステム

アクション

作中では、アンブラの魔女であるベヨネッタとジャンヌが操る超常力「魔導術」として、魔女の格闘術バレットアーツの他、満月の力を借りて壁や天井を歩くウィッチウォークなど、様々な能力がある。

ウィッチタイム
高速で行動する魔女の秘法。敵の攻撃をギリギリで回避することで発動し、一定時間周囲がスローモーションになるとともに敵を無防備な状態にする。この間は敵からの被ダメージ判定がなくなり、敵の放った飛び道具を打撃で跳ね返す事もできる。但し地形ダメージは回避できず、さらにダメージを受けるとウィッチタイムは解除される。賢者側ではこれをライトスピードと呼ぶが、特に違いは無い。
ウィケッドウィーブ
契約を結んだ魔人の手や足の一部を召喚して敵に大ダメージを与える。ベヨネッタは魔界の淑女マダム バタフライと、ジャンヌは冥界の河ステュクスを収める女王マダム ステュクスとそれぞれ契約している。
主に連続攻撃の最後の一撃に使われるが、ボス戦や特定のアイテムを装備することで、全ての攻撃がウィケッドウィーブになるアンブラン・クライマックス状態になる。
トーチャーアタック
その名の通り、拷問具を召喚して行う攻撃。魔力ゲージを8つ消費して発動する。出現する拷問具は敵の種類とその時のベヨネッタと敵の位置関係によって決まり、一部の弱い敵は即死、それ以外の敵には大ダメージを与える。武器を携える天使はトーチャーアタックで倒される際には必ずその武器を落とす。
ビーストウィズイン
獣に化けることで、野生の力を得る。山猫に変身すれば高速移動や長距離の跳躍を可能となり、カラスフクロウに変身すれば飛行もできる。また攻撃を当てられた瞬間にコウモリに変身すれば回避と同時にウィッチタイムも発動できる。
大魔獣召喚(魔界獣記)
ボス級の敵を相手にした時のトーチャーアタックに相当するもの。イベント的に発生し、表示されるコマンドを入力する事で敵に大ダメージを与える。魔獣と契約した魔女は死後天国にも地獄にも行く事のできない存在となる。
“滅びを喰らうもの” ゴモラ
魔界の森「ジョンスン フォレスト」に生息する、竜のような姿をした怪物。 非常に獰猛な性格であり、動く物は全て獲物とみなして食らいつく。また、縄張り意識も強い為常に単独で行動する。劇中では主にビラブド戦で用いられる。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii Uでは、最後の切りふだとして使用される。
マルファス
複数の眼を持つ漆黒の巨大な怪鳥。好奇心旺盛であらゆる知識と秘術を身に付けているが、性格は残忍で出会った物は鋭い爪と嘴で引き裂かれる。
“百手巨神” ヘカトンケイル
名前の由来は、ギリシア神話に登場する百手巨神ヘカトンケイル。六本の腕を持つ巨人。知能が低く凶暴で、優れた術者でさえ危険を伴うためか、腕のみが召喚される。
“天地を蹂躙するもの” スコロペンドラ
魔界の大河「フレジェトンタ」に住む大ムカデ。大きいものは10キロメートルを越える体長を持つ。俊敏な動きで相手に巻きつき絞め殺す戦法を得意とする。
“灼熱を編むもの” ファンタズマラネア
地獄の奥深くのマグマに住む蜘蛛に似た魔獣。ほとんど地表に姿を現さない為「亡霊の蜘蛛」の名が付いた。恐ろしい外見に反して性格は温厚で丁重な対応をした者には秘術や秘法を授けるが、巨大な巣で相手を捕らえ捕食する事も行う。
“魔界の女王” クイーン・シバ
宇宙が分かたれた際、魔界と共に誕生した超存在であり詳しいことはわかっていない。かつて何人もの魔女が召喚を試みたが、逆に魔界に引きずり込まれ命を落として行った。

武器

「スカボロウ フェア」以外の武器は、「天使の歌声」というレコードをロダンの店に持っていく事で手に入れることができる。「天使の歌声」は特定の敵を倒した時や「魔女の棺」と呼ばれる宝箱を開けた時などに入手できるが、幾つかの破片に分かれているものも多い。

ベヨネッタ用
名前 能力
手足共通
スカボロウ フェア ロダンが製作した4丁一組の大型拳銃。上下二連の銃口が特徴で、魔女が使う魔導術に耐えられる堅牢さを持つ。それぞれ「パセリ」「セイジ」「ローズマリー」「タイム」の銘が入っている。武器名は同名の英国のバラッドとそれに出てくるハーブから採っている[8]
オニキスローゼス 魔界の黒薔薇「オニキスローゼス」に集まる妖精の魂が宿っているショットガン。発射される散弾全てに妖精の呪いが篭っている。
ドゥルガー 千の腕を持つ悪魔「ドゥルガー」を封じた、鉤爪状の魔導器。炎の力と雷の力が宿っており、用途に応じて切り替えて使用できる近接武器。
キルゴア中佐 ベトナム戦争で虐殺の限りを尽くした軍人の銘を冠したグレネードランチャー。トンファーのように操る他、強大な魔力が込められたグレネード弾を発射する。
ハンドガン プロローグでべヨネッタが装備している拳銃。普通の拳銃なので「ウィケッドウィーブ」などの魔導術が使えない。
バジリオンズ 光線銃。バジリオニウムという物質をエネルギーとするオーパーツ。発射される光線は物体の分子結合を崩壊させる。
ロダン 様々な天使武器に変化する腕輪。他の武器と組み合わせることはできない。
エルフィンナイト 劇場版BLOODY FATEに登場。スカボロウ フェアプロトタイプ
手専用
妖刀 修羅刃 (しゅらば) 闘いの魔神「阿修羅」の心臓から作られた妖刀。常に血に飢えており、この刀で斬り殺された獲物は魂を吸い尽くされる。
クルセドラ 大蛇の悪魔「クルセドラ」の力を封じ込めた。手にしたポータルの先端から自在に力を引き出す。
細鳳 (サイファン) 散弾銃を内蔵したヌンチャク。魔鳥・細鳳が封じ込められている。
ピロウトーク 光線剣。魔力によって形成される薄緑色の刃をポータルの先端から発生させる強力な魔導器。ウィケッドウィーブは使えなくなる。
足専用
オデット 氷の魔女「オデット」の魂を宿しているスケート靴。装着者は氷の力を操る事が可能になり、極寒の大地でも凍える事が無くなる。
ジャンヌ用
名前 能力
手足共通
オール4ワン ロダンが制作した4丁一組の大型拳銃。それぞれ「アトス」「ポルトス」「アラミス」「ダルタニアン」の銘が入っている。武器名はダルタニャン物語三銃士の台詞と登場人物の名前から採っている[9]
ガーネットローゼス 魔界の黒薔薇「ガーネットローゼス」に集まる妖精の魂が宿っているショットガン。発射される散弾全てに妖精の呪いが篭っている。
カーリー 千の腕を持つ悪魔「カーリー」を封じた、鉤爪状の魔導器。炎の力と雷の力が宿っており、用途に応じて切り替えて使用できる近接武器。
スレイド大佐 悪魔と自身の視力と引き換えに部下の命を救う契約をしたが騙されて魔界へ堕とされた男の魂を宿したグレネードランチャー。トンファーのように操る他、強い恨みの念を乗せたグレネード弾を発射する。
ハンドガン ベヨネッタのものと同じ。
バジリオンズ ベヨネッタのものと同じ。
手専用
エンジェルスレイヤー 修羅刃の兄弟刀とも云われる妖刀。かつて天使を狩り続けていた魔女が好んで使っていたことから名付けられた。
ヴリトラ 大蛇の悪魔「ヴリトラ」の力を封じ込めた鞭。手にしたポータルの先端から自在に力を引き出す。
唐龍 (タンロン) 散弾銃を内蔵したヌンチャク。魔龍・唐龍が封じ込められている。
ブラディムーン 光線剣。魔力によって形成される赤い刃をポータルの先端から発生させる強力な魔導器。ウィケッドウィーブは使えなくなる。
足専用
カーレン 氷の魔女「カーレン」の魂を宿しているスケート靴。装着者は氷の力を操る事が可能になり、極寒の大地でも凍える事が無くなる。

楽曲

主題歌『Fly Me to the Moon
歌 - Brenda Lee / 作詞・作曲 - Bart Howard
同曲のリミックス「Fly Me to the Moon (∞ Climax Mix)」もゲーム中で度々挿入歌として使用される。
TVCMテーマ曲『Something Missing
歌・作詞 - MiChi / 作曲 - Tomokazu Matsuzawa

サウンドトラック

BAYONETTA ORIGINAL SOUNDTRACK
サウンドトラック
リリース
ジャンル ゲームミュージック
時間
レーベル ウェーブマスター
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ゲーム中のBGMを収録した5枚組サウンドトラック。ライナーノーツには制作者等のコメントと解説を収録。

ディスク1 (38曲)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「オープニングデモ」  
2.「One Of A Kind」  
3.「始まり (EV01)」  
4.「チャプタースタート (GM01)」  
5.「プロローグ (EV02-1)」  
6.「天使降臨 A (EV02-2)」  
7.「Riders Of The Light」  
8.「Fly Me To The Moon (∞ Climax Mix)」  
9.「エンツォとドライブ (EV03-1)」  
10.「ジャンヌ登場 (EV03-2)」  
11.「墜落する軍用輸送機 (ST01)」  
12.「Dance With Jeanne (EV04-1)」  
13.「不穏な気配 (EV04-2)」  
14.「The Gates Of Hell」  
15.「スカボロウ フェア装着 (EV05)」  
16.「ヴィグリッド 駅ホーム (ST02)」  
17.「Theme Of Bayonetta - Mysterious Destiny」  
18.「ヴィグリッド 市街地 (ST03)」  
19.「天使降臨 B (EV06-1)」  
20.「ベヨネッタ戦闘態勢 A (EV06-2)」  
21.「The Heavies」  
22.「魔獣召喚」  
23.「Fortitudo - In Labors And Dangers (Movement 1)」  
24.「チャプタークリア (GM02)」  
25.「ジャンヌ バイクアクション (EV07-1)」  
26.「ジャンヌとの会話 (EV07-2)」  
27.「記憶の中の修練場にて A (EV07-3)」  
28.「Battle For The Umbra Throne」  
29.「天使降臨 C (EV08)」  
30.「ルカ登場 (EV09-1)」  
31.「ルカとの会話 A (EV09-2)」  
32.「ルカとの会話 B (EV09-3)」  
33.「天使降臨 D (EV09-4)」  
34.「ベヨネッタ戦闘態勢 B (EV09-5)」  
35.「ピンチ!」  
36.「謎の少女、セレッサ登場 (EV10-1)」  
37.「フォルティ トゥード、現る (EV10-2)」  
38.「フォルティ トゥードとの会話 (EV11)」  
ディスク2 (26曲)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「溶岩にのまれる市街地 (ST04)」  
2.「危機一髪! (EV12-1)」  
3.「アクション! (EV12-2)」  
4.「地下洞窟 (ST05)」  
5.「パラディソ - 光の楽園」  
6.「神の歌声 A」  
7.「神の歌声 B」  
8.「フォルティトゥード、再び (EV13)」  
9.「Fortitudo - In Labors And Dangers」  
10.「Climatic Battle」  
11.「Let’s Hit The Climax !」  
12.「月光の谷 (ST06)」  
13.「ジャンヌとの対決 A (EV14-1)」  
14.「ジャンヌとの対決 B (EV14-2)」  
15.「Red & Black」  
16.「魔女の鍛錬房跡 (ST07)」  
17.「セレッサ (EV15)」  
18.「初恋」  
19.「失恋」  
20.「セクシーバトル (EV16)」  
21.「悪知恵 (EV17)」  
22.「テンパランチア登場 (EV18)」  
23.「Temperantia - In Foregoing Pleasures」  
24.「Splash Wave (∞ Climax Mix)」  
25.「After Burner (∞ Climax Mix)」  
26.「Magnificent 7 (∞ Climax Mix)」  
ディスク3 (33曲)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「パラディソ - 時の記憶の墓場 (ST08)」  
2.「記憶の中の修練場にて B (EV19-1)」  
3.「記憶の中の修練場にて、襲撃 (EV19-2)」  
4.「パラディソ - 星の大海 (ST09)」  
5.「ベヨネッタの戦いを垣間見るルカ (EV20)」  
6.「ユスティジア登場 A (EV21-1)」  
7.「ルカの妄想 A (EV21-2)」  
8.「ユスティジア登場 B (EV21-3)」  
9.「ユスティジア登場 C (EV21-4)」  
10.「Iustitia - In Giving Every Man His Due」  
11.「空港にて、ルカの語り A (EV22-1)」  
12.「アイズ・オブ・ザ・ワールド (EV22-2)」  
13.「空港にて、ルカの語り B (EV22-3)」  
14.「空港にて、襲撃 (EV22-4)」  
15.「巨大軍用輸送機 ヴァルキュリア (ST10)」  
16.「ジャンヌとの対決 C (EV23-1)」  
17.「墜落するヴァルキュリア (EV23-2)」  
18.「セレッサを救え! (ST11)」  
19.「サピエンチア登場 A (EV24-1)」  
20.「サピエンチア登場 B (EV24-2)」  
21.「Sapientia - In The Choice Between Good And Evil」  
22.「ルカの妄想 B (EV25)」  
23.「Space Harrier (∞ Climax Mix)」  
24.「Wiwi Jumbo (Heaven Sent Mix)」  
25.「ジャンヌとの最終決戦前 A (EV26-1)」  
26.「ジャンヌとの最終決戦前 B (EV26-2)」  
27.「ジャンヌとの最終決戦前 C (EV26-3)」  
28.「Blood & Darkness」  
29.「ジャンヌ A (EV27-1)」  
30.「真実 (EV27-2)」  
31.「ジャンヌ B (EV27-3)」  
32.「奇跡の生還!? (EV27-4)」  
33.「ベヨネッタとルカ (EV27-5)」  
ディスク4 (24曲)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「イザヴェルビルへ (EV28)」  
2.「イザヴェルビル 下層部 (ST12)」  
3.「イザヴェルビル 上層部 (ST13)」  
4.「バルドルの語り A (EV29-1)」  
5.「バルドルの語り B (EV29-2)」  
6.「バルドルの語り C (EV29-3)」  
7.「バルドルの語り D (EV29-4)」  
8.「ルカ、死す (EV29-5)」  
9.「バルドル (EV29-6)」  
10.「You May Call Me Father」  
11.「旅の終わり (EV30-1)」  
12.「神像に囚われるベヨネッタ (EV30-2)」  
13.「ジャンヌ、宇宙へ A (EV31-1)」  
14.「ジャンヌ、宇宙へ B (EV31-2)」  
15.「友よ」  
16.「ジャンヌ、死す (EV32)」  
17.「The Greatest Jubilee」  
18.「スタッフロール…? (EV33)」  
19.「夜空を見上げるルカ (EV34)」  
20.「エピローグ (EV35-1)」  
21.「ロマンス (EV35-2)」  
22.「Let’s Dance, Boys!」  
23.「Fly Me To The Moon」  
24.「Memory」  
ディスク5 (29曲)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「Magical Sound Shower / Out Run」  
2.「Splash Wave / Out Run」  
3.「After Burner / After Burner」  
4.「After Burner / After Burner II」  
5.「After Burner With Melody Ver. / After Burner II」  
6.「Boss / Fantasy Zone」  
7.「Theme / Space Harrier」  
8.「Angel Attack (GM03)」  
9.「バースリザルトジングル (GM04)」  
10.「シルバーメダル取得ジングル (GM05)」  
11.「ゴールドメダル取得ジングル (GM06)」  
12.「プラチナメダル取得ジングル (GM07)」  
13.「天使の歌声 軍隊行進曲」  
14.「天使の歌声 月光」  
15.「天使の歌声 幻想即興曲」  
16.「天使の歌声 2台のピアノのためのソナタ」  
17.「天使の歌声 スケーターズ・ワルツ」  
18.「天使の歌声 ワルキューレの騎行」  
19.「天使の歌声 ハレルヤ」  
20.「天使の歌声 木星」  
21.「天使の歌声 火星」  
22.「2008 東京ゲームショウ プロモーション」  
23.「ベヨネッタイメージ曲 プロトタイプ A」  
24.「Mysterious Destiny プロトタイプ」  
25.「ベヨネッタイメージ曲 プロトタイプ B」  
26.「ベヨネッタイメージ曲 プロトタイプ C」  
27.「ピンチ! プロトタイプ」  
28.「Mysterious Destiny (レトロバージョン)」  
29.「One Of A Kind (レトロバージョン)」  

劇場版

BAYONETTA Bloody Fate
監督 木崎文智
脚本 広田光毅
原作 SEGA「BAYONETTA」
製作 BAYONETTA FILM CLUB
出演者 田中敦子
主題歌 麻衣
撮影 荻原猛夫
編集 三嶋章紀
製作会社 GONZO
配給 ショウゲート
公開 日本の旗 2013年11月23日
上映時間 91分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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BAYONETTA Bloody Fate』(ベヨネッタ・ブラッディフェイト)のタイトルで公開されたアニメーション映画。 2013年10月22日に第26回東京国際映画祭の特別招待作品としてワールドプレミア。 2013年11月23日に全国劇場公開された。PG12指定。

スタッフ

主題歌

「Night, I stand」
歌 - 麻衣avex entertainment

脚注

  1. ^ “2010年3月期 決算短信 補足資料”. セガサミーホールディングス株式会社. (2010年5月14日). https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100513005597.pdf [リンク切れ]※リンク切れのため、IRライブラリより2010年3月期決算より同名の資料“2010年3月期 決算短信 補足資料”. セガサミーホールディングス株式会社. (2010年5月14日). http://www.segasammy.co.jp/japanese/ir/library/pdf/settlement/2010/201003_4q_sup.pdf にて確認。
  2. ^ プラチナゲームズ公式ブログ: 収穫の秋(ウェブ魚拓)”. 2009年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月26日閲覧。
  3. ^ a b 【E3 2014】「Nintendo Digital Event」「ベヨネッタ2」はWii Uで「1+2」で楽しめる【速報】”. GAME Watch (2014年6月11日). 2014年6月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e f エンターブレイン『ベヨネッタ クライマックス バイブル』
  5. ^ ベヨネッタ2公式サイト(任天堂)
  6. ^ Hellena Taylor Vioce Over
  7. ^ H, Maiku (2010年1月8日). “Bayonetta Review”. Koku Gamer. 2010年6月6日閲覧。
  8. ^ ベヨブログ 2009/06/05
  9. ^ ベヨブログ 2009/09/11

関連項目

同じく同社が開発したWii専用ソフト。ステージに「The Gates of Hell」の看板が登場する。
同じく同社が開発したPS3、Xbox 360専用ソフト。ベヨネッタが初回特典限定キャラクターとして登場する。2012年8月2日より有料DLC配信開始。
同じく同社が開発したWii U専用ソフト。ベヨネッタ、ジャンヌ、ロダンがワンダブルオーの隊員として登場する。

外部リンク