ヘンリー (きかんしゃトーマス)
ヘンリー | |
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『汽車のえほん』及び 『きかんしゃトーマス』のキャラクター | |
登場(最初) |
原作 『3だいの機関車』 『なさけないヘンリー』 人形劇 第1期 3話 『でてこいヘンリー』 |
作者 | ウィルバート・オードリー |
声優 |
堀川りょう(第1期~第8期) 金丸淳一(長編第2作~) |
プロフィール | |
性別 | ♂ |
車軸 | 4-6-0 |
車体番号 | 3 |
車体色 | 緑 原作(緑→青→緑) |
形態 | テンダー蒸気機関車 |
ヘンリーは、イギリスの幼児向け絵本『汽車のえほん』、またその映像化作品『きかんしゃトーマス』に登場する擬人化された機関車および映像化作品のキャラクターである。ソドー鉄道を走るテンダー式蒸気機関車として設定されている。
概要
ウィルバート・オードリー原作の絵本『汽車のえほん』とその映像化作品『きかんしゃトーマスとなかまたち』に登場する蒸気機関車であり、映像化作品においてはレギュラーの立ち位置にある。
性格
基本的には穏やかな性格で、動物や森を愛する優しい性格だが、たまにゴードンやジェームスのように傲慢でわがままな性格の機関車として描かれることがある。また、新シリーズ以降は気弱な面もたびたび見られる。
人形劇での主役作品
シーズン | 話数 | サブタイトル | 備考 |
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第1期 | 第3話 | でてこいヘンリー | 初登場回にして初主役回。雨に濡れるのを嫌がりトンネルに籠る。 |
第4話 | ヘンリーだいかつやく | 前回トンネルに閉じ込められたヘンリーの後日談。原作ではこの回からしばらくの間青いボディで登場。 | |
第16話 | きかんこのもめごと | ゴードンやジェームスと共にストライキを起こす。 | |
第18話 | ヘンリーのせきたん | 不調のため初めてウェールズの石炭を使う。 | |
第19話 | フライング・キッパー | 初めてフライング・キッパーを牽引。事故を起こした後、工場で「ブラック・ファイブ」に大改造を施される。 |
運用
ノース・ウェスタン鉄道本線で旅客・貨物の両方の列車を担当。旅客運用の際にはゴードンに代わって急行を牽くこともある。貨物運用で特筆すべきは、臨時急行貨物列車「フライング・キッパー」の牽引。新鮮な獲れたての魚を運ぶこの列車は、よく事故やトラブルに巻き込まれることであまりにも有名である。 前述の通り旅客・貨物の両方の列車を担当しているのだが、最近は貨物列車を牽く仕事が多く、一時期は貨物と同じように客車を牽いて客から苦情が来るほどに技術が鈍ってしまったが、現在は克服した。
モデル
原作の場合、ヘンリーは当初原作者ウィルバート・オードリーの脳内にあった大型機関車の抽象的なイメージをもとに描かれていた。しかし、具体的なモデルがいなかったため、挿絵ではたびたび違う姿に描かれてしまい、その上色が青かったことから、ゴードンとの区別が付かなくなってしまった。実際、挿絵を担当したレジナルド・ダルビーはロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)の「クラスA1」をモデルにヘンリーを描いたが、ゴードンも「クラスA1」をモデルにしたため、ウィルバートはゴードンをアレンジで実車と相違点が多くなるように描かせたが、それでもヘンリーとの区別はつきにくく、たびたび混乱した。
ウィルバートは仕方なくヘンリーの色を緑に戻し、さらにヘンリーに大事故を起こさせて具体的なモデルを持った機関車に改造するという荒業をやってのけ、その結果現在のヘンリーのモデルとなっているのはロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道「クラス5」(通称「ブラック・ファイブ」)である。