フレッド・リック

フレデリック・デラノ・リック（Frederick Delano Rick、1938年 10月25日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身のプロ野球選手（投手，一塁手）。

来歴・人物[編集]

モントレー高校卒業後、マイナーリーグに長年在籍した（メジャーリーグ経験はなし）。1962年に阪急ブレーブスに入団。1年目の1962年は3勝を挙げたが、翌1963年は未勝利に終わり、同年末に退団した。

投手としての出場が主だが、一塁手として出場した事もある。日本プロ野球史上初めて、背番号13を着用して一軍公式戦に出場した外国人選手でもある^[1]。

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
1962	阪急	19	11	3	5	--	--	.375	249	56.2	60	3	18	2	35	2	27	23	3.63	1.38
1963	阪急	7	0	0	0	--	--	----	44	9.1	10	1	8	0	6	0	5	4	3.86	1.93
NPB：2年		26	11	3	5	--	--	.375	293	66.0	70	4	26	2	41	2	32	27	3.68	1.45

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	塁打	三振	打率	出塁率	長打率	O P S
1962	阪急	22	13	13	1	2	1	3	7	.154	.154	.231	.385
1963	阪急	9	0	0	0	0	0	0	0	----	----	----	----
通算：2年		31	13	13	1	2	1	3	7	.154	.154	.231	.385

^ 背番号13は外国人、特にアメリカ合衆国出身の野球選手にとっては不吉な番号として知られている（1931年にアメリカンリーグが全球団に背番号を採用するよう通達した際に、「13番は避けるように」との一文があった程である）。同年にはフランク・マンコビッチ（登録名・マニー。大毎）も、背番号13を付けて一軍公式戦に出場した外国人選手となっているが、デビューは7月31日（阪急戦）とリックより遅かった。また野手登録として初めて背番号13を付けた外国人選手は1964年のロナルド大森（広島）である。