フランツ・ホア・シュターディオン

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ジェネラーリ・アレーナ
施設情報
所在地 ウィーン
開場 1925年8月30日
修繕 1998年
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 105 x 68 m
設計者 Hazet-Baugesellschaft
使用チーム、大会
FKアウストリア・ウィーン
収容人員
17.500人

フランツ・ホア・シュターディオンFranz-Horr-Stadion)は、オーストリアの首都ウィーンにあるスタジアム。

1925年に建設されたこのサッカー専用スタジアムは、オーストリア・ブンデスリーガに属しているFKアウストリア・ウィーン(FK Austria Wien)が本拠地として使用している。

完成当時の正式名称はČeské srdceスタジアム、当時オーストリア1部に所属していたSK スロヴァン・ウィーン(SK Slovan Wien)の本拠地として使用されていた。それ以降はACスロヴァン・ウィーン(AC Slovan Wien)、「チェコのハート」(Verein Tschechisches Herz)、FC ウィーン(FC Wien)など数多くのクラブが当スタジアムをホームスタジアムとして使用していた。

それまでは確定したホームスタジアムを持っていなかったFKアウストリア・ウィーンが、当スタジアムを本拠地として使用し始めるのは1973年のこと。1974年にはウィーン州サッカー協会会長として優れた功績を残したフランツ・ホアを称えて、現在の名称「フランツ・ホア・シュターディオン」に変更された。

何回もの大掛かりな修築・拡大工事が行われ、現在の収容人数は17,500人。周辺に既に様々な建物があることから、これ以上のスタジアム拡大は不可能とされており、スタジアムの拡大化よりはモダン化が進められている。

当スタジアムの北側にはFKアウストリア・ウィーンのトレーニング場、東側にはウィーン州サッカー協会のオフィスがある。南スタンドはFKアウストリア・ウィーンの元選手、マティアス・シンデラーを称えて、「マティアス・シンデラー・スタンド」と呼ばれている。

FKアウストリア・ウィーンはUEFA主催の試合では、対戦相手、またそれによって見込める集客数によって、当スタジアム、もしくはエルンスト・ハッペル・シュターディオンを使用している。

2011年に大手保険会社のGenerali社がネーミングライツを獲得したため、現在では「ジェネラーリ・アレーナ」(Generali Arena)に名称が変更されている。

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