フットワーク・FA14

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フットワーク・FA14
カテゴリー F1
コンストラクター 日本の旗 フットワーク
デザイナー イギリスの旗 アラン・ジェンキンス
先代 フットワーク・FA13B
後継 フットワーク・FA15
主要諸元
シャシー カーボンファイバー ケブラー モノコック
エンジン 無限ホンダ MF-351HB,
3.5リッター 72度 V10, 720馬力
NA,
トランスミッション フットワーク / Xtrac製,
6速 セミAT, 横置き
重量 510kg
燃料 BP
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム フットワーク無限ホンダ
ドライバー 日本の旗 鈴木亜久里
イギリスの旗 デレック・ワーウィック
初戦 欧州連合の旗 1993年ヨーロッパグランプリ
出走優勝ポールFラップ
14000
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フットワーク・FA14 (Footwork FA14) は、フットワーク・アロウズ1993年のF1世界選手権参戦用に開発し投入したフォーミュラ1カー。3年ぶりにF1に復帰したデレック・ワーウィックとチーム2年目の鈴木亜久里がドライブした。

概要

1993年の序盤2戦は前年の改良型、FA13Bが投入され、FA14は第3戦のヨーロッパグランプリから投入された。ギアボックスは電子制御のセミATを導入。フロントウィングはFA13のアンヘドラルウィングから、2点吊り下げ式のウィングへと変更した。リアウィングにはFA13Bで採用したメゾネットウィングを使用した。FA13がエンジンの決定が遅れた為に最適化できなかった重量バランスを改善し、コーナリング性能が改善されたものの、大幅な戦闘力の向上は見られなかった。

第9戦イギリスGPからマクラーレン製のアクティブサスペンションが投入された事に加え、無限ホンダエンジンは前年から高回転化や大幅に軽量化が図られた事によりシーズン後半のスピードアップに大きく貢献した。両ドライバー共に予選のシングルグリッドの常連と成るが、上手く結果につなげることはできなかった。特に鈴木はマシントラブルも多くシーズン後半には7戦連続リタイアを喫する。一方のワーウィックは4位、6位を一度ずつ記録した。チームは4ポイントを得て、コンストラクターズランキング9位でシーズンを終えた。

スペック

シャーシ

  • 型名 FA14
  • ホイルベース 2,946 mm
  • 前トレッド 1,676 mm
  • 後トレッド 1,600 mm
  • 燃料タンク容量 220 L
  • サスペンション ダブルウィッシュボーン、プッシュロッド、ツインスプリング
  • ダンパー フットワーク / ペンスキー(パッシブ)→ビルシュタイン(アクティブ)
  • ギアボックス フットワーク / Xtrac製6速横置き セミオートマチック
  • ブレーキ ブレンボ / APレーシング
  • クラッチ AP
  • タイヤ グッドイヤー

エンジン

  • 型名 無限ホンダ MF-351HB
  • 気筒数・角度 V型10気筒・72度
  • 排気量 3,493 cc
  • スパークプラグ NGK
  • 電子装置 ホンダ / フットワーク
  • 燃料・潤滑油 BP

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1993年 フットワーク
無限ホンダ
FA14 無限ホンダ
MF-351HB

V10, 3.5
G RSA
南アフリカ共和国の旗
BRA
ブラジルの旗
EUR
欧州連合の旗
SMR
サンマリノの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
JPN
日本の旗
AUS
オーストラリアの旗
4 9位
9 イギリスの旗 デレック・ワーウィック Ret Ret 13 Ret 16 13 6 17 4 Ret Ret 15 14 10
10 日本の旗 鈴木亜久里 Ret 9 10 Ret 13 12 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 7