ビジターゲーム (日本プロ野球)

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ビジターゲームは、ホームゲームにおいてホームチーム側から見た相手側のゲーム(アウェーとも)を呼ぶ。ここでは、日本のプロ野球における、ビジターチームの試合の流れを説明する。

流れ

試合前

地元にいるわけではないので、それぞれチームに割り振られているホテルに泊まる(選手の実家がある、自宅、寮から通える範囲に球場がある等[1]、別に泊まる所がある場合とホームに単身で住んでおり、遠征先に自宅がある場合は別)。バスで球場に移動。ユニフォームは企画ユニフォームを除き、上半身色の着いたのユニフォームを着なければならない。(下半身も色を付けているチームもある)ホームチームに比べて、ホーム練習後に練習を行う。練習時間が短く[2]、食事時間も満足に取れない[3]

スターティングメンバーの選手紹介は球場カメラから一人一人選手を取っていたり、選手名鑑にある写真で紹介する球団もあるが、多くは球団のペットマークやシンボルマークをビジョンに写しているか何も写さない。

試合中

常に先攻。応援団からの応援以外は何も無い。球場側からは、攻撃中はビジターチームが三振を喫したり、ホーム選手がファインプレーが飛び出す以外何も演出されない。点をとっても静かにスコアボードに点が灯る。守備中もビジターが三振を取ったり、ファインプレーをしても何も無い。唯一、選手が大台の記録を達成した場合、ビジョンに表示、花束が手渡される。7回では、パ・リーグ全球団とセ・リーグ一部の球団で球団歌が流れる。[4]ビジョンにはビジター側のファンを写すか、球団旗を写すか、何もしない。最終回からホームチーム側にサヨナラゲームの概念が登場、不利な状況になる。言い換えれば、裏の攻撃があるので理屈上、幾ら点を取っていても油断できない状況ではある。

試合後

ビジターが勝った場合は、基本的に広報が選んだ1人がフィールドに出て、その場でお立ち台もなくヒーローインタビューが行われるがホームチームのファンに配慮して、インタビューを球場に流さない球場もある(中継用にしか取らない)。地方球場のゲームでは、ヒーローインタビューが全く無い場合もある。また、優勝を果たしたら、ビジョンに「○○優勝おめでとうございます」と表示される。近年ホームが勝利すると試合終了後、選手が一列に並んでファンに一礼するチームがあるが、ビジターでは優勝した時のみチームのファンに一礼をする。

関連項目

脚注

  1. ^ 特に在京・在阪球団同士が対戦する時は必然的にそうなる。
  2. ^ 神宮球場アマチュアの試合があった日や日本ハム巨人東京ドームで開幕戦を開いていた時代はホームチームとほぼ同じ練習時間の割り当てになると思われる。
  3. ^ 2011年6月23日放送のニッポン放送ショウアップナイターでの野村弘樹の証言
  4. ^ 阪神とヤクルト主催試合では流れない。