ヒョウアザラシ

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ヒョウアザラシ
ヒョウアザラシ
ヒョウアザラシ Hydrurga leptonyx
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目 Carnivora
: アザラシ科 Phocidae
亜科 : ミナミアザラシ亜科 Monachinae
: ナンキョクアザラシ族 Lobodontini
: ヒョウアザラシ属 Hydrurga
Gistel, 1848
: ヒョウアザラシ H. leptonyx
学名
Hydrurga leptonyx (Blainville, 1820)
和名
ヒョウアザラシ
英名
Leopard seal

ヒョウアザラシ(豹海豹、Hydrurga leptonyx)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)アザラシ科ヒョウアザラシ属に分類されるアザラシ。本種のみでヒョウアザラシ属を形成する。

分布

南極大陸周辺の海洋

形態

体長250-360cm。体重270-450kg。ナンキョクアザラシ族最大種。オスよりもメスの方が大型になる。体形は細長い。頭部は大きく、吻端は尖る。口は大きく、また開口角度も大きい。顎は頑丈で、鋭い牙が並ぶ。頸部は長い。背面は暗褐色、腹面は明色の体毛で覆われる。体側面や腹面には白や黒の斑点が入り、ヒョウの由来になっている。

前肢は発達し、遊泳速度は速い。

生態

海洋流氷の上、孤島などに生息する。群れは形成せず、単独で生活する。

食性は動物食で、主にナンキョクオキアミを食べるが、軟体動物魚類鳥類、アザラシの幼獣なども食べる。アザラシ科では唯一恒温動物を常食する。オキアミは海水ごと口に含み、臼歯で濾しとって食べる。獲物となるペンギンやアザラシの群れの周囲にいることが多い。ヒトを襲撃した事例もあり、死者も出している。

繁殖形態は胎生。主に流氷の上で、11-12月に1回に1頭の幼獣を産む。授乳期間は約4週間とされる。オスは約5年、メスは約6年で性成熟する。寿命はオスが23年、メスが26年以上とされる。

画像

関連項目

参考文献

外部リンク

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