バーナム・クース・スティックニー

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スティックニーが発明したカタカナタイプライターのキーボード(アメリカ合衆国特許第1549622号)

バーナム・クース・スティックニーBurnham Coos Stickney, 1864年4月9日 - 1937年6月11日)は、ニューハンプシャー生まれのタイプライター技術者である。アンダーウッド・タイプライター・カンパニーにおいて、タイプライターに関する特許を多く取得した。山下芳太郎と議論のすえ、カナキー配列を決め、1923年2月9日アメリカ合衆国特許を出願した(アメリカ合衆国特許第1549622号、第1600494号)。これがカナモジカイ標準キー配列の原型となっている。

スティックニーはカナモジカイの名誉会員であった[1]

参考文献[編集]

  1. ^ 『カナ ノ ヒカリ』第86号第6ページ、1929年2月
  • ヤマシタ ヨシタロー: カナモジ タイプライター キイボゥド ノ ハイレツ, カナ ノ ヒカリ, ダイ27ゴウ (1924ネン4ガツ), p.2.
  • フルカワ ヨシゾゥ: スチックネー シ ヲ タズネテ, カナ ノ ヒカリ, ダイ86ゴゥ (1929ネン2ガツ), p.14
  • フルカワ ヨシゾー: セカイ ヒトノゾキ, カワセ トシツグ, ニシノミヤ, 1930ネン6ガツ.
  • "Burnham C. Stickney", The New York Times, Vol.86, No.28994 (1937年6月12日), p.15, l.3.
  • 安岡孝一: キー配列の規格制定史 日本編 ― JISキー配列の制定に至るまで, システム/制御/情報, Vol.47, No.12 (2003年12月), pp.559-564. doi:10.11509/isciesci.47.12_559

外部リンク[編集]