バレーボールドイツ女子代表

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バレーボールドイツ女子代表
国または地域 ドイツの旗 ドイツ
大陸連盟 欧州バレーボール連盟
協会 ドイツバレーボール協会
国名コード GER (Germany)
FIVBランキング 12位(2024年3月版)[1]
オリンピック
出場回数 5回
初出場 1972 ミュンヘン
最高成績 6位(1984、2000)
世界選手権
出場回数 14回
初出場 1956 世界選手権
最高成績 5位(1994)
ワールドカップ
出場回数 2回
初出場 1991 ワールドカップ
最高成績 5位(2011)
欧州選手権
出場回数 23回
最高成績 2位準優勝(2011)
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アテネ五輪ドイツ女子代表

バレーボールドイツ女子代表(バレーボールドイツ じょしだいひょう)は、バレーボールの国際大会で編成されるドイツの女子バレーボールナショナルチームである。

1990年ドイツ再統一の際に西ドイツ東ドイツを編入した経緯があるため、西ドイツ代表の記録が現ドイツ代表の記録に引き継がれている。東ドイツ代表は現在のドイツ代表および西ドイツ代表とは別のものとして扱うのが一般的である。

なお、東ドイツ代表に関してはバレーボール東ドイツ女子代表の項目を参照されたい。

歴史[編集]

西ドイツ時代の1957年国際バレーボール連盟へ加盟[2]1972年ミュンヘンオリンピック1984年ロサンゼルスオリンピックに出場し、世界選手権に8回出場した。

1990年にドイツになってからは、1991年ワールドカップに初出場、1994年世界選手権で過去最高の5位入賞を果たし、欧州選手権は1991年と2003年に銅メダルを獲得した。

2002年のワールドグランプリで銅メダルを獲得、同年の世界選手権では地元開催となり、予選ラウンドで日本を下すなどしたが、最終的には10位だった。2003年末に行われたアテネ五輪ヨーロッパ大陸予選で優勝し、3大会連続で五輪出場権を獲得した。2004年のワールドグランプリで決勝ラウンドに進出し6位入賞を果たし、アテネ五輪は9位となった。

2008年北京オリンピックは欧州予選準決勝で敗退し、4大会ぶりに出場権を逃した。

ワールドグランプリ2009の予選ラウンドではアメリカを下し、さらに、ブラジルから2セットを奪った。一方、決勝ラウンドでも、初戦の日本と第5戦の中国を下して2勝3敗とし、本大会2002年以来7年ぶりに銅メダルを獲得した[3]2010年世界選手権では予選ラウンドを4勝1敗で2位通過すると、目標だったベスト8入りを上回る7位入賞を果たした。

2011年ヨーロッパ選手権準決勝で前回覇者のイタリアをストレートで下し、初の決勝戦に進み惜しくも準優勝となったが、同年11月のワールドカップに20年ぶりの出場を果たした。同大会で優勝候補のアメリカや欧州覇者のセルビアに勝利するなど前半好調をみせ、最終順位は6位だった。

2012年5月のロンドン五輪ヨーロッパ大陸予選の準決勝でポーランドに敗戦し、最終予選出場が潰えたため2大会ぶりの五輪出場を逃した。同年ワールドグランプリイタリア日本トルコに勝利したが7位で決勝ラウンド進出を逃した。

2013年9月に地元で開催されたヨーロッパ選手権で順調に勝ち進み、予選ではトルコをストレートで下し、準決勝では伏兵のベルギーに2セットダウンからの逆転で勝利した。ファイナルのロシアには敗れたが、2大会連続で銀メダルを獲得した。

2014年6月のモントルーバレーマスターズで初優勝を果たした。同年9-10月に行われた世界選手権では1次ラウンドを2勝3敗の4位で通過したが、2次ラウンド敗退の9位タイで大会を終えた。

過去の成績[編集]

オリンピックの成績[編集]

世界選手権の成績[編集]

ワールドカップの成績[編集]

1973年から1989年まで不出場

欧州選手権の成績[編集]

現在の代表[編集]

2018年FIVBバレーボールネーションズリーグに登録されたメンバー[4][5]

監督 ドイツの旗 フェリクス・コスロフスキ
No. 選手名 シャツネーム 身長 所属 P 備考
1 レンカ・ドウア Dürr 171 CSM Targoviste L
2 ピア・ケストナー Kästner 182 Allianz MTV Stuttgart S
3 デニーゼ・ハンケ Hanke 179 シュヴェリーンSC S
4 マーレン・フロム Fromm 184 Canakkale Belediyespor WS キャプテン
5 ヤナ・ポル Poll 185 オリンピアコスCFP WS
6 ジェニファー・ゲールティエス Geerties 184 シュヴェリーンSC WS
7 ジェニファー・ペトケ Pettke 187 Rote Raben Vilsbiburg MB
8 キンバリー・ドレフニオク Drewniok 188 VC Wiesbaden OP
10 レーナ・シュティグロート Stigrot 184 Rote Raben Vilsbiburg WS
11 ルイーザ・リップマン Lippmann 191 シュヴェリーンSC OP
12 ハナ・オルトマン Orthmann 188 ProVictoria Pallavolo Monza WS
13 マクダレーナ・グリカ Gryka 178 KSZO Ostrowiec S.A. S
14 マリー・シェルツェル Schölzel 188 シュヴェリーンSC MB
15 バーバラ・ベツォアケ Wezorke 185 Rote Raben Vilsbiburg MB
16 エリーザ・ローマン Lohmann 174 シュヴェリーンSC WS
17 アナ・ポガニー Pogany 170 Smaesch Pfeffingen L
18 レオニー・シュベルトマン Schwertmann 190 Rote Raben Vilsbiburg MB
20 バネッサ・アグボアタピ Agbortabi 181 Rote Raben Vilsbiburg WS
21 イバーナ・バニャク Vanjak 190 USC Münster WS
22 リザ・グリュンディング Gründing 186 SC Potsdam MB
24 デニース・イムドゥ Imoudu 180 SC Potsdam S

歴代代表選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ FIVB. “FIVB Women’s Volleyball World Ranking”. 2024年3月4日閲覧。
  2. ^ Confédération Européenne de Volleyball (CEV)”. FIVB. 2010年8月5日閲覧。
  3. ^ World Grand Prix 2009 Final Standing”. FIVB. 2010年8月5日閲覧。
  4. ^ TEAM ROSTER
  5. ^ FIVBバレーボール・ネーションズリーグ2018 女子豊田大会 オフィシャルプログラム 28ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]