バット・シリアスリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Ikespirit (会話 | 投稿記録) による 2014年9月6日 (土) 05:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (+Cat、曲名の日本語表記修正(現行のCDの公式表記に準拠))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

バット・シリアスリー
フィル・コリンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1989年
ジャンル ロックポップ
時間
レーベル イギリスの旗Virgin
アメリカ合衆国の旗Atlantic
(上記以外)WEA International
プロデュース フィル・コリンズ & ヒュー・パジャム
専門評論家によるレビュー
Allmusic 星3 / 5[1]
チャート最高順位
フィル・コリンズ アルバム 年表
12インチャーズ
(1988年)
バット・シリアスリー
(1989年)
シリアス・ヒッツ
(1990年)
テンプレートを表示

バット・シリアスリー(...But Seriously)は、1989年にリリースされたフィル・コリンズアルバム

社会へのメッセージ性が強い曲が多数収録されていたり、エリック・クラプトンとの共演を果たすなど、新たな試みが多数行われたアルバムである。

本国イギリスでは、自身最高のセールスを記録した。

曲目(オリジナル版・日本でのリマスター版)

  1. ハング・イン・ロング・イナフ - Hang in Long Enough (Collins) - 4:44
  2. 悲しみのザッツ・ザ・ウェイ - That's Just the Way It Is (Collins) - 5:20
  3. ドゥー・ユー・リメンバー - Do You Remember? (Collins) - 4:36
  4. ウェイ・トゥ・ヘヴン - Something Happened on the Way to Heaven (Collins,Stuermer) - 4:12
  5. カラーズ - Colours (Collins) - 8:51
  6. 雨にお願い - I Wish It Would Rain Down (Collins) - 5:28
  7. アナザー・デイ・イン・パラダイス - Another Day in Paradise (Collins) - 5:22
  8. ヒート・オン・ザ・ストリート - Heat on the Street (Collins) - 3:51
  9. オール・オブ・マイ・ライフ - All of My Life (Collins,Stuermer) - 5:36
  10. 土曜の夜と日曜の朝 - Saturday Night and Sunday Morning (Collins,Washington) - 1:26
  11. ファーザー・トゥ・サン - Father to Son (Collins) - 3:28
  12. ウェイ・トゥ・マイ・ハート - Find a Way to My Heart (Collins) - 6:08

オリジナル版と国内版の違い

本国で発売されたオリジナル版と日本で発売された当初の国内版とでは、以下の違いがある。

  • オリジナル版に収録されている「Saturday Night And Sunday Morning」と「Heat on the Street」が、国内版には収録されていない。
  • 曲順が異なっている。

なお、2005年に日本で発売されたリマスター版では、オリジナル版に統一されている。

特記すべき曲

  • 悲しみのザッツ・ザ・ウェイ
激化する北アイルランド紛争に対する問題提起。
  • カラーズ
当時まだ存在した、南アフリカアパルトヘイト政策と人種差別に対する批判。
  • 雨にお願い
エリック・クラプトンがギターで参加
  • アナザー・デイ・イン・パラダイス
アメリカにおけるホームレスと貧困問題に対する問題提起。日本では、1991年にマツダ・クロノスのCMソングに起用された。
  • ウェイ・トゥ・マイ・ハート
映画「アパッチ」のテーマ曲