ノックス級フリゲート

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ノックス級フリゲート
基本情報
種別 護衛駆逐艦 (DE)
フリゲート (FF)
命名基準 海軍功労者。
一番艦はダドリー・ライト・ノックス英語版に因む
運用者  アメリカ海軍
 ギリシャ海軍
 トルコ海軍
 エジプト海軍
 タイ海軍
 台湾海軍
 メキシコ海軍
建造期間 1965年 - 1974年
就役期間 アメリカ合衆国の旗1969年 - 1994年
同型艦 46隻
前級 ガーシア級 (DE/FF)
ブルック級 (DEG/FFG)
次級 オリバー・ハザード・ペリー級 (FFG)
要目
基準排水量 3,010t
満載排水量 3,877t - 4,200t
全長 134 m
最大幅 14.4 m
吃水 7.5 m
ボイラー D形2胴型水管ボイラー×2缶
(84.4kgf/cm², 538℃)
主機 ウェスティングハウス蒸気タービン×1基
推進器 スクリュープロペラ×1軸
出力 35,000 hp (26 MW)*
最大速力 27ノット
乗員 288人
その他 #兵装・電装要目を参照
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ノックス級フリゲート (Knox class frigate) はアメリカ海軍が保有していたフリゲート。対潜任務を重視して設計されている。1969年から1974年にかけて46隻が就役した。建造当初は護衛駆逐艦 (DE) に分類されていたが、1975年にフリゲート (FF) に変更されている。

アメリカ海軍からは1995年までに全艦が退役して、台湾海軍トルコ海軍などに売却・貸与された。また、本艦をベースとして、スペイン海軍バレアレス級フリゲートが建造された。

概要

本級は、量産性を重視した対潜重視の護衛艦で、アメリカ海軍が第二次世界大戦中より整備してきた対潜重視の護衛駆逐艦の戦後型第3世代(SCB199シリーズ)に属し、その最終型であるとともに、一つの完成形である。46隻に及ぶ大量建造により、1970年代におけるアメリカ海軍の護衛艦部隊の主力となった。

遠距離用のQH-50 DASH(無人対潜ヘリコプター)、中距離用のアスロック、近距離用の短魚雷と三段構えの対潜兵装を備えており、さらに防空用として長射程の5インチ速射砲や シースパロー艦対空ミサイル短距離艦対空ミサイルを装備している。のちにDASHの運用中止に伴い、有人のSH-2 LAMPS Mk Iヘリコプターを搭載するように改修されたほか、ソビエト連邦軍対艦ミサイルの大量配備を受けて、一部はファランクスCIWSを搭載している。

80年代後半から90年代初頭における戦略環境の変化と海洋戦略の転換、国防予算の削減などによって、アメリカ海軍においては1995年までに全艦が退役した。しかし、退役艦は台湾海軍トルコ海軍などに売却・貸与されて、現在でも運用されている。そのほか、スペイン海軍は本級をベースに、ターター・システムを搭載して防空艦としたバレアレス級フリゲートを建造した。

開発経緯

第二次大戦中より、アメリカ海軍は対潜作戦を主任務とする護衛駆逐艦の整備を進めてきた。戦中型の設計に基づくディーレイ級(計画名はSCB72)、クロード・ジョーンズ級(計画名はSCB131)を経て、1963年、ソ連の潜水艦戦力の拡充に対応した、まったく新しい設計に基づいた真の戦後型護衛駆逐艦として、ブロンシュタイン級フリゲート(計画名はSCB199)が就役した。これは、ソ連の長射程魚雷に対抗しうる長距離探知が可能な大出力・低周波数のSQS-26ソナー、飛躍的に射程が増大した対潜前投兵器としてアスロック、そしてソナーの有効探知距離外縁においてすら潜水艦脅威を攻撃できる長射程の対潜兵器として QH-50 DASH を搭載していた。また、マストと煙突を一体化したマック構造を採用し、新型の対空レーダーであるAN/SPS-40を搭載した。さらに、その主機を増強したガーシア級フリゲート(計画名はSCB199A)においては、主砲が5インチ砲に大口径化され、有線誘導魚雷に対応した連装短魚雷発射管を装備するとともに、水平甲板型の船型が採用された。ノックス級の設計は、SCB199C計画として、これらSCB199シリーズの護衛駆逐艦をもとにして行われた。

ノックス級の計画は、1960年代中の退役が予想される100隻以上におよぶ戦中型の護衛駆逐艦の代替を目的として、1960年代初頭に開始された。最初の 10隻の建造は1964年に認可され、翌1965年には16隻、その後1966年から1968年には各10隻ずつの建造が認可されたが、1968年と 1969年にそれぞれ6隻と4隻がキャンセルされ、最終的な建造数は46隻となった。

設計

マック構造とAN/SPS-40対空、AN/SPS-67 対水上レーダー

本級はガーシア級と同様、水平甲板型の船型に大型のマック構造を採用している。また、護衛駆逐艦の伝統にのっとって、主機はウェスティングハウス式ギヤード・タービン1基、軸数は1軸である。

本級は、主缶として、ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦以来使用されてきたD形2胴型水管缶を使用しているが、先行するガーシア級で採用された過給水管缶方式は、高いコストと複雑な構造から、採用されずに終わった。通常型の水管缶を使用し、また航続力を増強したことで排水量は増大しているが、優れた船体設計により、ガーシア級と同じ出力でありながら、同等の速力を保っている。

ただし、84.4kgf/cm²(1,200psi)の高圧蒸気を発生する主缶は、信頼性は高いものの、誤操作時には重大な事態に至る恐れが大きく、熟練を要する。このため、アメリカ海軍での運用時には問題なかったものの、退役後に供与を検討した国の中には、機関を維持・運用できる自信がないとして辞退したケースがあったと言われている。

装備

C4ISRシステム

本型が搭載していたC4Iシステムは、当初、武器管制システムMk.1のみであった。これはアナログコンピュータを使用した交戦級のC4Iシステムであった。

その後、1980年代中盤において、フリゲート統合艦載戦術システム(Frigate integrated shipboard tactical system, FFISTS)が開発された。これは、ジェリー・O・タトルが開発した革新的な作戦級C4Iシステムである統合作戦戦術システムの成果を応用しており、貧者の海軍戦術情報システムというべきものであった。FFISTSの開発は、海軍海洋システム・センター(NOSC)によって行なわれた。

第1世代のFFISTS-1は、高度に商用オフザシェルフ化された新しいコンピュータであるDTC-1(Desktop Tactical Computer - 1)を採用しているという点で特徴的であった。DTC-1はJOTS-Iで初採用されたもので、民生用ヒューレット・パッカード社製9020型コンピュータのアメリカ海軍向けモデルである。MIL規格にとらわれず、柔軟な設計を採用することで、低価格・低所要電力でありながら高い処理能力を実現しており、このために、電力供給能力が比較的低い本級でも運用できるものであった。FFISTS-1は4基のDTC-1コンピュータを使用していた。1基目はリンク 11の送受信と目標情報の監督を担当する。2基目はデータ融合を担当し、3基目はソナー情報を担当する。4基目は戦術曳航ソナーからの情報に基づき、TMA(目標の機動に関する分析)を実施する。また、このシステムは、リンク 14IBSOTCIXSのメッセージを受信できた。FFISTS-1は、「ハロルド・E・ホルト」(FF-1074)を皮切りに、計10隻(FF-1074および1078, 1079, 1084, 1085, 1089, 1090, 1095, 1097)に搭載された。退役時、これらの艦の大部分からFFISTS-1は撤去されたが、海外向けに売却された艦の一部には残された。また、第2世代のFFISTS-2は、より進歩したDTC-2を採用している。DTC-2はSun-4/110のアメリカ海軍向けモデルであり、FFISTS-2では3基のDTC-2から構成されている。2画面の端末はソナー用、1画面の端末はリンク 11用である。

また、1990年代においては、主に台湾の出資により、C-STEMS(Combat System Track Evaluation and Management System)が開発されている。これは基本的にFFISTSシリーズの発展型であり、より高性能なTAC-3/4(HP-750/770)を採用している。

対潜・対水上戦闘システム

Mk.112発射機より発射されるハープーン対艦ミサイル

新造時の本級は、SQS-35可変深度ソナー (IVDS) と大出力・低周波数のSQS-26CXソナーによって潜水艦脅威を探知し、さらにブロンシュタイン級フリゲート以来のアメリカ護衛駆逐艦と同様に、長射程、中射程、短射程の対潜兵器により三段構えの対潜火網を構築して、これらをMk.114水中攻撃指揮装置が統制していた。SQS-35 IVDSは180mまでの深度に吊下することができ、レイヤーデプス(変温層)下において敵潜水艦を探知することができた。

短射程の対潜兵器としては、両舷に短魚雷固定連装発射管Mk.32を有する。これは、駆逐艦級の艦艇が搭載している回転式の三連装発射管とは異なり、有線誘導の短魚雷を運用することができた。

中射程の対潜兵器として、アスロック対潜ミサイル用に、Mk.16 GMLSが装備されている。そのMk.112発射機は艦橋構造物の直前に装備され、次発装填装置は艦橋構造物の下方に設置されていた。また、Mk.112発射機の左端の2セルはハープーン対艦ミサイルの発射に対応しており、16発の搭載弾のうち、4発はハープーン対艦ミサイルを搭載するのが典型的な構成であった。

長射程の対潜兵器として、建造当初は QH-50 DASH が装備されていたが、DASH計画は最終的に中止された。これを受けて、ノックス級はLAMPS (軽空中多目的システム)を搭載することになり、DASHの運用設備はLAMPS Mk.Iの空中プラットフォームであるSH-2ヘリコプターに対応するように改装された。これにより、本級はLAMPSが投射するソノブイおよび機体装備のMAD (磁気探知装置)を対潜センサーとして使用できるようになったほか、より柔軟な対潜攻撃を展開できるようになった。さらに、一部の艦はのちにSQR-18戦術曳航ソナー (TACTAS) を装備することで、より遠距離での敵潜水艦の探知が可能となっている。

対空戦闘システム

有人のMk.115イルミネーター(写真は空母ドワイト・D・アイゼンハワー」搭載のもの)

ノックス級は基本的に対潜任務を主眼としてはいるが、決して対空兵装を軽視したわけではなかった。本級の主たる対空センサーは、当時のアメリカ海軍で一般的なAN/SPS-40であった。また、本級は当初、護衛駆逐艦として初の艦対空ミサイル装備として、開発中の短射程艦対空ミサイルである RIM-46シーモーラーBPDMS(基本個艦防空ミサイル・システム)を搭載することになっており、その後日装備の余地を織り込んで設計されていた。最終的にシーモーラーBPDMS計画は中止されたため、本級は、その代替として開発されたシースパローBPDMSを搭載している。これは、Mk.115イルミネーターとMk.25八連装発射機、RIM-7Eシースパロー・ミサイルなどによって構成されるものであったが、イルミネーターは手動追尾式で、高速目標などに対する追随性には問題があった。

また、本級は護衛駆逐艦として初めて(そして唯一)54口径長5インチ速射砲であるMk.42を装備している。これは、先行するガーシア級が装備するMk.30 38口径5インチ単装砲に対して、射程・発射速度ともに向上した優秀な対空砲であり、艦隊防空の中核となりうることが期待されていた。

しかし、本級の配備前後よりソビエト海軍チャーリー級巡航ミサイル潜水艦の配備を開始しており、潜水艦発射巡航ミサイルが重大な脅威として認識されはじめていた。これに対し、本級が装備していた対空兵装では対処が困難であると判断され、このため、一部の艦では、艦尾のシースパロー・ミサイル発射機をMk.15「ファランクス」 20mmCIWSに換装している。

航空機

クック」に着艦するSH-2F LAMPS Mk.I。艦尾にはシースパローBPDMSのMk.25発射機が装備されている。

上述のように、ノックス級は当初、無人のQH-50 DASH対潜ヘリコプターを搭載していた。しかし、後に運用損失の高さやベトナム戦争の戦費負担の煽りを受けて、DASHの運用は中止された。

これを受けて、ノックス級はLAMPS(軽空中多目的システム)を搭載することになり、DASHの運用設備はLAMPS Mk.Iの空中プラットフォームであるSH-2ヘリコプターに対応するように改装された。飛行甲板はやや拡張され、また、格納庫は入れ子式に改装されて、SH-2ヘリコプターを収容できるように拡張された。

これにより、ノックス級は有人ヘリコプターの運用能力を保有することになった。ただし、元来DASH用の運用設備を元にしていたため、新しいLAMPS Mk.IIIシステムで採用された大型のSH-60Bヘリコプターの搭載は不可能であった。

運用

本級は、蒸気タービン推進であるために保守点検の手間がかかり、ミサイル攻撃に対する対処能力にも欠け、航空機運用能力も低く、さらに戦術情報処理装置も搭載していなかった。このため、冷戦構造崩壊後の海軍戦略の転換、さらに国防予算の削減を受けて、1991年から1994年という短期間で、全艦が実戦部隊より引き下げられた。その後、8隻が海軍予備役の訓練に使用されたが、やがてオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートによって代替された。

アメリカ国外での運用状況

台湾海軍のFFG-937 淮陽(旧米海軍FF-1088 バービー)
マックとヘリ格納庫の間にSM-1MRの3連装ボックス・ランチャーを2基、ヘリ格納庫の天井にSM-1MRの2連装ボックス・ランチャーを2基装備している。

その後、ノックス級の退役艦は後任のオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートとともに各国に輸出された。

このうち、80年代より本級の取得を要望していた台湾海軍に対しては、冷戦の終結、および同国がフランスフリゲート康定級フリゲート)を導入したことを受けて、1991年より輸出が認可され、93年より94年にかけて6隻、98年にさらに2隻が導入された。台湾海軍は、2005年までに退役したギアリング級駆逐艦の兵装を本級に移植する改修を行っており、スタンダード・ミサイル1型(SM-1MR)の搭載によって限定的ながら中距離での艦対空交戦能力を付与したほか、二次元対空捜索レーダーをAN/SPS-40からDA-08に、射撃指揮レーダーを5インチ砲専用のAN/SPG-53から5インチ砲 / スタンダードミサイル兼用のSTIR-180にそれぞれ換装し、戦術情報処理装置(タレス社製H-930)の搭載などを行なった。ただし、台湾海軍が現在主力対潜ヘリコプターとして運用するS-70Cは本級の設備では運用できず、500MD/ASWを搭載している。これは旧式で飛行性能もSH-2に劣り、対潜センサーとしては海面監視レーダーとMADしか搭載していないため、能力的には極めて限定されたものである。ノックス級そのものも老朽化が進み、蒸気タービン推進であるため保守点検の手間もかかることから、台湾海軍は本級の運用継続の可否を検討していると言われている。
また、台湾海軍のギアリング級駆逐艦の中でも、スタンダードミサイルの運用能力を付与する武進3号改装を受けた艦は7隻しかいなかった。このためか、台湾が導入した8隻のノックス級フリゲートの中でもFFG-932 濟陽(旧FF-1073 ロバート・E・ピアリー)のみは上記の改装を受けられず、旧来の兵装と電子装備のままで運用されている。

一方、スペイン海軍は本級の設計図をもとにターター・システムを搭載した防空艦として、バレアレス級フリゲートを開発し、1969年から1976年にかけて5隻を建造、配備した。本級においては、BPDMSのかわりにターター・ミサイルの単装発射機であるMk.22(Mk.13の小型化版)、DASH運用設備にかわってMk.74 GMFCSを1基搭載しているほか、AN/SPS-52 3次元レーダーも装備している。さらに、後には国産のTRITAN戦術情報処理装置も搭載し、一線級の防空艦として活躍したのち、2004年から2008年にかけて全艦が退役した。

運用国

兵装・電装要目

新規建造時 改修後  台湾海軍(済陽級)
※FFG-932を除く
兵装 Mk.42 5インチ単装速射砲 × 1基
Mk.15 20mmCIWS × 1基
(FF-1084~、BPDMSから再換装)
Mk.25 シースパローBPDMS 8連装発射機 × 1基
(~FF-1083)
RIM-66 SM-1MR SAM × 10発
※3連装発射機×2基、2連装発射機×2基
T-75 20mm単装機関砲×4基
Mk.16 8連装ミサイル発射機 × 1基
アスロックSUM用; のちにハープーンSSMにも対応)
Mk.32 mod.9 2連装魚雷発射管 × 2基
艦載機 QH-50 DASH × 2機 SH-2 LAMPS Mk I × 1機 MD 500 ASW × 1機
C4I Mk.1 武器管制システム(WDS) タレスH-930 MCS
戦術情報処理装置
AN/WSC-3衛星通信機
一部艦でFFISTSを搭載
FCS Mk.68 砲FCS (Mk.42 5インチ砲向け) STIR-180 (Mk.42 5インチ砲/RIM-66 スタンダード SAM兼用)
Mk.115 ミサイルFCS (BPDMS) LIOD Mk2 電子光学センサー
Mk.114 水中FCS
レーダー AN/SPS-40 対空捜索用 DA-08 対空捜索用
※アンテナはDA-05の物を使用
AN/SPS-10 対水上捜索用 AN/SPS-67 対水上捜索用
LN-66 航海用 AN/SPS-53 航海用 LN-66 航海用
ソナー AN/SQS-26CX 艦首装備式
AN/SQS-35可変深度ソナー (IVDS)
※FF-1053-1055, 1057-1062,
 1072, 1077には装備なし
AN/SQR-18戦術曳航ソナー (TACTASS)
※IVDS装備艦は-18A(V)1, 非装備艦は-18A(V)2
電子戦 AN/WLR-1C 電波探知装置 AN/SLQ-32(V)1/2 電波探知装置
AN/ULQ-6C 電波妨害装置 Mk 36 SRBOC
(Mk.137 6連装チャフフレア発射機×2基)

同型艦

 アメリカ海軍 退役/再就役後
# 艦名 建造所 起工 就役 退役 再就役先 艦名(番号) リンク
FF-1052 ノックス
(USS Knox)
トッド造船所,
シアトル
1965年10月 1969年4月 1992年2月 標的艦として海没処分 [1]
FF-1053 ロアーク
(USS Roark)
1966年2月 1969年11月 1991年12月 スクラップとして廃棄 [2]
FF-1054 グレイ
(USS Gray)
1966年11月 1970年4月 1991年6月 スクラップとして廃棄 [3]
FF-1055 ヘプバーン
(USS Hepburn)
トッド造船所,
サンペドロ
1966年6月 1969年7月 1991年12月 標的艦として海没処分 [4]
FF-1056 コノール
(USS Connole)
エイボンデール 1967年3月 1969年8月 1992年8月 ギリシャ Epirus (F-456) [5]
FF-1057 ラスバーン
(USS Rathburne)
ロッキード 1968年1月 1970年5月 1992年2月 標的艦として海没処分 [6]
FF-1058 メイヤコード
(USS Meyerkord)
トッド造船所,
サンペドロ
1966年9月 1969年11月 1991年12月 スクラップとして廃棄 [7]
FF-1059 ウイリアム・S・シムズ
(USS William S. Sims)
エイボンデール 1967年4月 1970年1月 1991年9月 トルコ 船体部品として [8]
FF-1060 ラング
(USS Lang)
トッド造船所,
サンペドロ
1967年3月 1970年3月 1991年12月 スクラップとして廃棄 [9]
FF-1061 パターソン
(USS Patterson)
エイボンデール 1967年10月 1970年3月 1991年9月 スクラップとして廃棄 [10]
FF-1062 ホイップル
(USS Whipple)
トッド造船所,
シアトル
1967年4月 1970年8月 1992年2月 メキシコ Almirante Francisco Javier Mina (F-214) [11]
FF-1063 リーズナー
(USS Reasoner)
ロッキード 1969年1月 1971年7月 1993年8月 トルコ Kocatepe (F-252) [12]
FF-1064 ロックウッド
(USS Lockwood)
トッド造船所,
シアトル
1967年11月 1970年12月 1993年9月 スクラップとして廃棄 [13]
FF-1065 スタイン
(USS Stein)
ロッキード 1970年6月 1972年1月 1992年3月 メキシコ Ignacio Allende (F-211) [14]
FF-1066 マーヴィン・シールズ
(USS Marvin Shields)
トッド造船所,
シアトル
1968年4月 1971年4月 1992年7月 メキシコ Mariano Abasolo (F-212) [15]
FF-1067 フランシス・ハモンド
(USS Francis Hammond)
トッド造船所,
サンペドロ
1968年5月 1970年7月 1992年7月 スクラップとして廃棄 [16]
FF-1068 ヴィリーランド
(USS Vreeland)
エイボンデール 1968年3月 1970年6月 1992年6月 ギリシャ Makedonia (F-458) [17]
FF-1069 バッグレイ
(USS Bagley)
ロッキード 1970年9月 1972年5月 1991年9月 スクラップとして廃棄 [18]
FF-1070 ダウンズ
(USS Downes)
トッド造船所,
シアトル
1968年9月 1971年8月 1992年2月 標的艦として海没処分 [19]
FF-1071 バジャー
(USS Badger)
トッド造船所,
サンペドロ
1968年2月 1970年12月 1991年12月 標的艦として海没処分 [20]
FF-1072 ブラークリー
(USS Blakely)
エイボンデール 1968年6月 1970年7月 1991年11月 スクラップとして廃棄 [21]
FF-1073 ロバート・E・ピアリー
(USS Robert E. Peary)
ロッキード 1971年6月 1972年9月 1992年8月 台湾 濟陽 Chih Yang (FF-932) [22]
FF-1074 ハロルド・E・ホルト
(USS Harold E. Holt)
トッド造船所,
サンペドロ
1968年5月 1971年3月 1992年7月 標的艦として海没処分 [23]
FF-1075 トリップ
(USS Trippe)
エイボンデール 1968年7月 1970年9月 1992年7月 ギリシャ Thraki (F-457) [24]
FF-1076 ファニング
(USS Fanning)
トッド造船所,
サンペドロ
1968年12月 1971年7月 1993年7月 トルコ Adatepe (F-251) [25]
FF-1077 オーレット
(USS Ouellet)
エイボンデール 1969年1月 1970年1月 1993年8月 タイ Phutthaloetla Naphalai (FFG 462) [26]
FF-1078 ジョセフ・ヒューズ
(USS Joseph Hewes)
1969年5月 1971年4月 1994年6月 台湾 蘭陽 Lan Yang (FF-935) [27]
FF-1079 バウエン
(USS Bowen)
1969年7月 1971年5月 1994年6月 トルコ Akdeniz (F-257) [28]
FF-1080 ポール
(USS Paul)
1969年9月 1971年8月 1992年8月 トルコ 船体部品として [29]
FF-1081 エールウィン
(USS Aylwin)
1969年11月 1971年3月 1992年5月 台湾 寧陽 Ning Yang (FF-938) [30]
FF-1082 エルマー・モンゴメリー
(USS Elmer Montgomery)
1970年1月 1971年10月 1993年6月 トルコ 船体部品として [31]
FF-1083 クック
(USS Cook)
1970年1月 1971年10月 1993年6月 台湾 海陽 Hae Yang (FF-936) [32]
FF-1084 マッキャンドレス
(USS McCandless)
1970年6月 1972年3月 1994年5月 トルコ Trakya (F-257) [33]
FF-1085 ドナルド・B・ベアリー
(USS Donald B. Beary)
1970年7月 1972年7月 1994年5月 トルコ Karadeniz (F-255) [34]
FF-1086 ブリュートン
(USS Brewton)
1970年10月 1972年7月 1992年7月 台湾 鳳陽 Fong Yang (FF-933) [35]
FF-1087 カーク
(USS Kirk)
1970年12月 1972年9月 1993年8月 台湾 汾陽 Fen Yang (FF-934) [36]
FF-1088 バービー
(USS Barbey)
1971年2月 1972年11月 1992年3月 台湾 淮陽 Hwai Yang (FF-937) [37]
FF-1089 ジェシー・L・ブラウン
(USS Jesse L. Brown)
1971年4月 1973年2月 1994年7月 エジプト Dumyat (F961) [38]
FF-1090 エインズワース
(USS Ainsworth)
1972年4月 1973年3月 1994年5月 トルコ Ege (F-256) [39]
FF-1091 ミラー
(USS Miller)
1971年8月 1973年6月 1991年10月 トルコ 船体部品として [40]
FF-1092 トーマス・C・ハート
(USS Thomas C. Hart)
1971年10月 1973年7月 1993年8月 トルコ Zafer (F-253) [41]
FF-1093 カポダーノ
(USS Capodanno)
1971年10月 1973年11月 1993年7月 トルコ Muavenet (F-250) [42]
FF-1094 ファリス
(USS Pharris)
1972年2月 1974年1月 1992年4月 メキシコ Guadalupe Victoria (F-213) [43]
FF-1095 トルーエット
(USS Truett)
1972年4月 1974年6月 1994年7月 タイ Phutthayotfa Chulalok (FFG 461) [44]
FF-1096 ヴァルデス
(USS Valdez)
1972年6月 1974年7月 1991年12月 台湾 宜陽 Ki Yang (FF-939) [45]
FF-1097 モインスター
(USS Moinester)
1972年8月 1974年11月 1994年7月 エジプト Rasheed (F.962) [46]

参考文献

  • 酒井三千生「護衛駆逐艦小史」『世界の艦船』1980年3月号、90-103頁
  • アメリカ護衛艦史 世界の艦船 2006年1月号増刊 海人社 EAN 4910056040164
  • globalsecurity.org (2006年6月10日). “FF 1052 KNOX class” (HTML) (英語). 2009年1月15日閲覧。
  • 日本周辺国の軍事兵器 (2007年10月6日). “済陽級フリゲイト(ノックス級)” (HTML). 2009年1月16日閲覧。

外部リンク