ネクスグループ

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株式会社ネクスグループ
NCXX Group Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 6634
2007年6月22日上場
本社所在地 日本の旗 日本
107-0062
東京都港区南青山五丁目4番30号
本店所在地 025-0323
岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
設立 1984年4月21日[1]
業種 電気機器
法人番号 8400001008341 ウィキデータを編集
事業内容 グループ企業の経営戦略策定及び経営管理
代表者 代表取締役社長 秋山 司
資本金 18億1974万8千円
(2015年11月30日現在)[2]
売上高 連結74億16百万円(2015年11月期)[2]
純資産 連結47億26百万円
(2015年11月30日現在)[2]
総資産 連結143億3百万円
(2015年11月30日現在)[2]
従業員数 単体3名 連結712名
(2015年11月30日現在)[2]
決算期 11月30日
主要株主 株式会社フィスコ 34.58%
株式会社フィスコダイヤモンドエージェンシー 19.95%
株式会社エイビット 2.32%
(2015年11月30日現在)[2]
主要子会社 株式会社ネクス 100%
株式会社SJI 51.01%
株式会社ネクスソリューションズ 100%
株式会社ケア・ダイナミクス 100%
イー・旅ネット・ドット・コム株式会社 77.71%
星際富通(福建)网絡科技有限公司 100%
外部リンク http://www.ncxxgroup.co.jp/
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株式会社ネクス
NCXX Inc.
種類 株式会社
略称 NCXX
本社所在地 日本の旗 日本
107-0062
東京都港区南青山五丁目4番30号
本店所在地 025-0323
岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
設立 2015年4月1日[3]
業種 電気機器
法人番号 8400001008341 ウィキデータを編集
事業内容 通信機器開発・販売・および付帯するサービス
代表者 代表取締役社長 秋山 司
資本金 3億10百万円
(2015年11月30日現在)[2]
売上高 9億38百万円(2015年11月期)[2]
総資産 19億87百万円
(2015年11月30日現在)[2]
決算期 11月30日
主要株主 株式会社ネクスグループ 100%
外部リンク http://www.ncxx.co.jp/
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株式会社ネクスグループ (NCXX Group Inc.) は、岩手県花巻市東京都港区に本社(登記上は、花巻市)を置く日本の通信機器メーカー。旧称は本多エレクトロン株式会社(ほんだ- )、株式会社ネットインデックス、株式会社ネクス。

概要

ウィルコムAIR-EDGE用データ通信カードやW-SIM、料金前払い式のb-mobile日本通信)などの通信端末を製造している。また最近では電力線搬送通信用のモデムなどの開発も手がけている。2009年9月、アスモ(現・オーパス)のPHS端末の開発・保守事業を譲受。これに伴い、2009年11月1日付で、同社製PHS端末であるWS009KEおよびWS018KEのサポート先が当社に移行されている。

しかし、携帯電話通信事業者各社による高速データ通信サービスの提供、データ通信カード製品の市場の縮小などにより今後加入者の急激な減少が予測されとして、コンシューマ向けPHSデータ通信端末事業から2010年10月末を以って撤退することが2010年9月17日付で明らかにされた。なお、PHS音声サービス向け端末、M2Mサービス向け端末、W-SIM及びその接続アダプター、ウィルコムが提供する3Gデータ通信サービス向け端末等などについては従来どおりの事業を行うとしている。2012年2月にLTE モバイルルーターの提供開始を発表し、その後PHS端末についても防災用PHS電話機「防災だフォン<WX01NX-DE>」を発売するなど、PHSや3Gデータ通信サービス向け端末に加えてLTEデータ通信サービス向けのモバイルルーターなども手がけている。

2010年8月1日にリニューアルしたウィルコムプラザ郡山を皮切りに、東北地方ウィルコムプラザなど、同地域のウィルコム専売店に関する販売・営業等のサポート業務を2010年8月以降順次開始し、旧直営を継承の上で中心駅至近に移転させた拠点(山形市のみ旧支店の位置のまま展開)を手始めに段階的に全国展開するとしていた(ただし、代理店として直接店舗を運営するというわけではないとしている)。その後、モバイルショップ事業は主力事業であるデバイス事業とのシナジーが少なく、また大手事業者との競合も厳しいことから、見直しを図ることとなり2012年2月に携帯電話販売事業を全国的に展開するコスモネットへ事業譲渡を行い、デバイス事業へ経営資源を集中させている(コスモネット移行、そしてY!mobileブランドの店舗となってからは、駅ビルないしは駅至近の店舗は2015年末までに、秋田仙台駅前を除いて、すべて閉鎖ないしは郊外へ移転し、方針転換している。駅至近の位置ではなかったものの、ウィルコムの支店の位置をそのまま継承していた山形もこの流れで閉店している)。

2012年7月に株式会社フィスコグループ入り、同時にイー旅ネットグループを子会社化しインターネット旅行事業を開始。中核となるデバイス事業ではM2M分野における事業ドメインの拡大に注力。

2013年3月に新規事業として農業ICT事業(NCXX FARM)を開始。

2013年5月に第12回岩手農商工連携ファンド地域活性化支援事業に採択。農業ICTを活用したきのこの栽培管理システムの研究開発を開始。

2013年10月末、株式会社エイビットと資本業務提携、株式会社エイビットホールディングスに対する第三者割当を実施、両社それぞれが保有している通信関連コア技術と新たな共同研究開発による最先端技術を共有すること、及びM2M製品に関する部品の調達・提供に関する協力することに加え、双方の顧客基盤の活用によるM2M市場における両社の更なる販売拡大に資するシナジーの実現を目的としている。

2013年11月にはNCXXFARMにて宮沢賢治の童話を同梱した「黄いろのトマト」を新発売。   2013年12月には株式会社SJIと子会社である株式会社ネクスソリューションズとの間でシステム開発事業に関して吸収分割契約を締結、デバイス製品の提供だけにとどまらず、サーバーアプリ等のソフトウェア開発をおこなう事で、M2Mマーケットの垂直統合を目指す。さらにケアオンライン株式会社(現・株式会社ケア・ダイナミクス)を子会社化、介護サービスと通信技術資産を組み合わせる形でM2M分野における事業拡大を目指す。

2014年4月にはヴィストン株式会社と介護ロボットの共同開発を発表するなど、これまで培ってきた通信技術資産を生かしさまざまな産業へ応用、M2M分野としての市場拡大を行っている。

2015年4月1日付で、商号を株式会社ネクスグループに変更すると同時に、持株会社制へ移行。デバイス部門を株式会社ネクス(2代目)として新設分割で設立した[4]

沿革

  • 1984年4月 - 本多通信工業の子会社として本多エレクトロン株式会社設立。
  • 2004年6月 - 携帯電話向けコンテンツ制作会社のインデックス傘下となる。
  • 2005年9月 - 社名を株式会社ネットインデックスに変更。
  • 2007年6月 - ジャスダック上場。
  • 2010年11月 - 子会社である株式会社ネットインデックス・イー・エスおよび株式会社ネットモバイルを吸収合併し、本社を岩手県花巻市R&Dセンター所在地)へ移転(登記上の本店だが、花巻本社と称している)。また、東京本社を世田谷区キャロットタワー内に別途設置。
  • 2011年11月 - 東京本社を世田谷区キャロットタワー内から千代田区へ移転。
  • 2012年2月 - サービス&ソリューション事業を株式会社コスモネットに事業譲渡。
  • 2012年7月 - 株式会社フィスコの子会社となる。イー・旅ネット・ドット・コム株式会社の株式を取得し、イー・旅ネット・ドット・コム株式会社及び同社の子会社3社を子会社化。インターネット旅行事業を開始。
  • 2012年11月 - イー・旅ネット・ドット・コム株式会社の子会社3社のうち株式会社ウェブトラベルが他2社を吸収合併。
  • 2012年12月 - 社名を株式会社ネクスに変更。
  • 2012年12月 - 株式会社ALABと共同で世界初電力線通信を用いた残余耐震性能判定装置の試作機開発に成功。
  • 2013年3月 - 農業ICT事業「NCXX FARM」を開始。
  • 2013年5月 - 三菱重工との共同開発で、業界初の電力線通信を用いたロボットの省配線化に成功。
  • 2013年12月 - 株式会社ネクスソリューションズ、ケアオンライン株式会社(現・株式会社ケア・ダイナミクス)をそれぞれ子会社化。
  • 2014年1月 - 株式会社ネクスソリューションズ、株式会社SJIの国内事業部を吸収分割により承継。
  • 2014年4月 - ヴイストン株式会社と介護ロボットの共同開発を開始。
  • 2015年4月 - 商号を株式会社ネクスグループに変更。同時にデバイス部門を新設分割した上で株式会社ネクス(2代目)として設立。
  • 2015年6月 - 株式会社SJIの第三者割当増資等を引き受け、子会社化。

製品

ウィルコム

AIR-EDGE

データ端末
音声端末
  • TT (WS001IN)
  • nico. (WS005IN)
  • WX01NX
  • TWX01NX-DE…非常用電話として乾電池稼働する、法人向け3年間契約の端末で、契約から3年経過後は一般契約として継続利用可能。
  • WS009KE - アスモ(現・オーパス)から製造・アフターサービスを引き継いだもの。
  • WS018KE - 同上。
W-SIMモジュール

WILLCOM CORE XGP

WILLCOM CORE 3G

特記事項がないものは、FOMAハイスピード網対応版となる。

イー・モバイル

日本通信

  • BMN13U-J - USB接続タイプのPHS端末

ソフトバンク

  • UX102NC - 3G-USBデータ通信端末。
    • 13年5月 ソフトバンクモバイルのプラチナバンドに対応したUSB端末を販売開始。
  • 301SJ - ハンディ型の業務用IP無線機。
    • 2014年2月ソフトバンク網に対応した、ハンディ型の業務用IP無線機(301J)のハードウェアプラットフォームを開発。** ソフトバンクモバイルの通信サービスエリア内であればどこでも通信・音声通話(単方向)が可能なほか、プレストークによる一斉・グループ・個別の呼び出しやGPSによるトラッキング、動態管理などの需要にも対応。また、タッチパネルに対応した見やすく大きなディスプレイと、IP65相当の防水・防じん性能を備える。


その他

モバイルWi-Fiルータ
M2M
  • AX8084NC
    • 2013年4月25日グローバル通信に対応した業界最小の超小形M2M通信アダプタを製品化、販売開始。
  • 3G-USB通信モジュール「RT-WJ02
    • 2013年9月9日M2M向け 3G USB通信モジュールをFOMA®網に対応し、販売開始。
  • LTE-USB型データ通信端末「UX302NC/UX312NC
    • 2014年5月2日Quad-band LTE に対応した USB 型データ通信端末 UX302NC/UX312NC を製品化、販売開始。

関連項目

脚注

外部リンク