ニャンザ州
ニャンザ州(ニャンザしゅう、Mkoa wa Nyanza)はヴィクトリア湖北西岸ウィナム湾を囲むケニア南西部の州。 北に西部州、東にリフトバレー州、南西にタンザニアのマラ州と接する。州都はケニア第三の都市キスム。
主要な民族は多数派のナイル系のルオ族、バントゥー系のグシイ族、クリア族と少数のルヒヤ族である。州名のニャンザはバントゥー語で湖の意味である。1999年の国勢調査による人口は 4,392,196 人[1]、面積は 16,162 km²である。熱帯気候で湿潤である。
地域区分
ニャンザ州は当初シアヤ、キスム、南ニャンザ、キシイの4つの県(ウィラヤ)が置かれていたが、1991年2月に南ニャンザ県がホマベイ県とミゴリ県とに南北に、キシイ県北部がニャミラ県に分割され、1993年7月にミゴリ県東部がクリア県に、1995年6月にホマベイ県西部がスバ県に、7月にキシイ県南部がグチャ県に、1996年7月にホマベイ県北部がラチュオニョ県に、1998年にシアヤ県南部がボンド県に12月にキスム県中部がニャンド県に分割された[2][3]。
言語
主な言語はルオ族の話すナイル系のルオ語で、バントゥー系のグシイ語、ルヒヤ語、クリア語なども話される(ケニアの公用語はスワヒリ語と英語である)。
著名な出身者
- バラック・オバマ・シニア - バラック・オバマの父
- ライラ・オディンガ - 政治家
脚註
- ^ "POPULATION DISTRIBUTION BY PROVINCE/DISTRICT AND SEX: 1979 - 1999 CENSUSES.", ケニア計画国家開発省統計局
- ^ 津田みわ「ケニア政治史資料(1998~2000年)」第2節 No.1『アジア・アフリカの武力紛争』アジア経済研究所 2001年
- ^ Kenya-Nyanza, MAP LIBRARY.