ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷

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ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷
THE RADIO PARK
イベントの種類 一般イベント
通称・略称 ラジオパーク、ラジパ
開催時期 毎年 ゴールデンウィーク前半の週末
初回開催 2006年
最終開催 2019年
開催時間 9:30 - 17:00
会場 日比谷公園
主催 ニッポン放送
後援 東京都
東京都東部公園緑地事務所
東京都公園協会
千代田区
千代田区観光協会
丸の内消防署
日本障がい者スポーツ協会
公益社団法人東京都障害者スポーツ協会
協賛 太田胃散
牛乳石鹸
国土緑化推進機構
株式会社サンエス
中外製薬
富士市
プレミアムウォーター
マルコメ
三菱商事
三菱電機
焼津市
株式会社リロバケーションズ
来場者数 7万5000人(2019年)
丸ビル マルキューブ(2016年)
イマジンスタジオ(2018年)への交通アクセス
最寄駅 日比谷駅内幸町駅
公式サイト
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ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷(ニッポンほうそう ザ・ラジオパーク イン ひびや)は、ニッポン放送が2006年から毎年、同局本社の斜向かいに所在する日比谷公園にて行なっている大型イベントである。通称は「ラジオパーク」。さらに略して「ラジパ」。

概要[編集]

2006年、ニッポン放送はライブドアによる敵対的買収事件を経て、同年4月1日から会社分割により新会社に移行しラジオ視聴環境の過渡期を迎え、改めて同局リスナーと触れ合う機会を設けるため、ニッポン放送の「庭」として、同局本社の斜向かいに所在する日比谷公園を丸ごと借り切り、リスナー感謝祭の立ち位置である「番組祭りイベント」を催した。イベントタイトルの「ラジオパーク」の語彙の意味は、「ニッポン放送が作るラジオのテーマパーク」をミックスした造語で、「いつもは耳だけでニッポン放送(の番組)を楽しんで貰ってるリスナーに対し、全身でニッポン放送を楽しんで貰いたい」気持ちが込められている。 また、当該イベントの後援に緑地協会、公園協会が名を連ねている事もあり、キャッチフレーズの中に「東京の10年後の緑豊かな都市形成を応援してます」と銘打っている。

ニッポン放送の各番組を担当している同局所属のアナウンサーと番組に出演するパーソナリティが、日比谷公園内特設会場[1]から公開生放送や公開録音、番組関連イベント等を催す。2014年は姉妹イベントとして「TOKYO アイドルパーク in 日比谷[2]」が、翌2015年はフードイベントである「カレーパークin日比谷2015[3]」が併催された。

開催時期については、開始当時は2006年から3年間は毎年11月の第2週の週末に催されていた。しかし、2009年については、前年の9月15日起きた、リーマン・ショックを端に発生した世界同時不況の煽りを受けた、同局の減収減益に伴う制作費削減と同局番組の出演タレントの開催時期見直しを求めるクレーム[4]を鑑み中止し、翌2010年から現在の開催時期に移行した。しかし、2011年は東日本大震災発災に伴う被災状況や輪番停電による電力供給影響の公共交通機関運行状況の見通しを鑑み、2020年は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令に伴い[5]、当該イベントは中止され、2021年についても同年3月17日行われた社長定例記者会見にて当該イベントの開催有無については発言せず、中止の状態となっているが[6][7]、2023年に4年ぶりに開催することが決定した[8]。2023年はU-NEXTの協力で番組のトークショーパートをネット配信した。

会場入場については無料で、開始から数年は2日間で10万人強が来場していたが、近年は徐々に集客動員が低下しており[9]、2019年は2日間の動員で75,000人止まりとなった。

それを反映するように、番組イベントを縮小する一方で、協賛スポンサーの出店や、ニッポン放送がキーステーションである全国ラジオネットワーク協力によるご当地もの物販を行う「ネットワークブース」などが増加している。そのほかにも「ラジオリビング」ブースではアナウンサーの実演生ショッピングなども行うほか、各ブースを移動しながらステージには出演しないアナウンサーもいる。

テーマソング[編集]

ラジオパーク前後の番組放送週の交通情報BGMが当該イベントのテーマソングのインストゥルメンタルに変更される

各年のイベント[編集]

  • 場所は御濠に近いほうから順に表記。
  • 太字は生放送斜字は公開録音
  • にれのき広場は土日共通

2006年[編集]

2008年[編集]

2010年[編集]

2012年[編集]

2013年「緑と、家族と、音楽と」[編集]

2014年「エコと、緑と、健康と」[編集]

2015年「エコと、緑と、健康と」[編集]

2016年「みどりと、スポーツと、音楽と」[編集]

2017年「君に耳キュン!」[編集]

2018年「あなたにショウアップ!」[編集]

2019年[編集]

2023年「やっと会えたね」[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 当該イベントの扱いで催される番組有償イベントについては、別途隣接の日比谷公会堂イイノホールにて催される
  2. ^ 「TOKYO アイドルパーク」にでんぱ、BiS、Negiccoら8組”. 音楽ナタリー (2014年4月18日). 2020年4月1日閲覧。
  3. ^ 全国のカレーを集め、「カレーパークin日比谷2015」”. 銀座経済新聞 (2015年4月17日). 2020年4月1日閲覧。
  4. ^ 開催開始年は天候が持ち堪えたが、翌年以降降雨の影響で気温低下が著しい為、同局の番組パーソナリティである和田アキ子三宅裕司等から「毎年リスナー、演者共々凍えてるのに、態々気温低下する時期に催すのか? 温暖な初夏の頃にやったらいいじゃないか」と意見され、経営幹部が開催時期の変更が検討され、当初は6月の梅雨入り時期で計画を立てられたが、タレント側から再度クレームが入り現在に至る。但し、クレームを入れた両名共2012年以降当該イベントには出演していなかったが、三宅については2018年に公開生放送で出演した。和田については自身のレギュラー番組を本社スタジオからの放送とし、当企画に触れないようにしていたが、2017年以降イベント開催曜日から土曜日が外されたうえ、和田自身もしスケジュール上出演できない状態となっている。
  5. ^ LF、GW恒例「ラジオパーク」今年は開催せず”. 文化通信社 (2020年4月4日). 2020年4月4日閲覧。
  6. ^ @happy_1242 (2021年4月29日). "2019年、今から2年前の4月28日。日比谷公園でラジオパークが行われたね。春風亭一之輔師匠と増山さやか嬢が皆様の前に初降臨しました。仕切りはカッキー。。。早くラジオパークが出来るよう願ってます。". X(旧Twitter)より2023年4月9日閲覧
  7. ^ @happy_1242 (2021年4月29日). "あれから2年前。日比谷公園でまたラジオパークが出来ますように…". X(旧Twitter)より2023年4月9日閲覧
  8. ^ ニッポン放送のリスナー感謝イベント 4年ぶりに日比谷公園で開催! 「ニッポン放送 ラジオパーク in 日比谷2023」4月22日(土)・23日(日)開催決定! - ニッポン放送 NEWS ONLINE、2023年3月9日
  9. ^ 2017年:101,000人、2018年:103,000人

関連項目[編集]

同業他局が催している、リスナー向け番組祭りイベント
  • TBSラジオ大感謝祭 ラジフェス(TBSラジオ)※JRN発足50年記念で2014年から開始し、2018年迄開催。「RADIO EXPO」に発展
  • RADIO EXPO(TBSラジオ)※2019年から開始、2020年も2月に開催
  • 文化放送メディアプラス「浜松町ハーベストフェスタ- 浜祭 -」(文化放送)※2007年に11月3、4日を同局の記念日に制定し、同年から催してる浜松町、大門地区の大型街祭り
  • ABCラジオまつり(ABCラジオ)※万博記念公園にて開催(2020年度と2021年度は開催が中止された)
  • MBSラジオ秋まつりMBSラジオ)※長居公園にて2004年から開催(2020年度と2021年度はオンラインイベントとして開催された)
  • オーサカキング(MBSラジオ)※MBSテレビとの共催
  • OBCラジオまつり 10万人のふれあい広場(ラジオ大阪)※大阪城公園にて開催
  • CBCラジオ夏まつり(CBCラジオ)※毎年7月に久屋大通公園にて開催(2020年度と2021年度はオンラインイベント『CBCラジオ ネットで夏まつり』として開催された)
  • 東海ラジオ大感謝祭(東海ラジオ)※毎年9月にオアシス21にて開催(2020年度は、特別番組『東海ラジオ大感謝祭2020~ONLY ONE STATION~』として生放送され、2021年度はオンラインイベント『東海ラジオ大感謝祭オンライン 2021』として開催された)

外部リンク[編集]