ナジャフ
ナジャフ النجف An Najaf | |
---|---|
Imam Ali's Shrine. | |
位置 | |
ナジャフの位置 | |
座標 : 北緯32度0分 東経44度19分 / 北緯32.000度 東経44.317度 | |
行政 | |
国 | イラク |
県 | ナジャフ県 |
市 | ナジャフ |
地理 | |
面積 | |
市域 | ? km2 |
標高 | 60 m |
人口 | |
人口 | (2008年現在) |
市域 | 900,600人 |
その他 | |
等時帯 | AST (UTC+3) |
夏時間 | なし |
ナジャフ(アラビア語: نجف Najaf)あるいはアン=ナジャフ(アラビア語: النجف al-Najaf)は、イラク中南部の都市。
概要
ナジャフは、バグダードのおよそ160km南、ユーフラテス川の西岸に位置する。2003年の人口は585,600人。第4代カリフでシーア派の初代イマームであるアリーの墓廟がある。
ナジャフの墓廟はアッバース朝カリフのハールーン・アッ=ラシードによって8世紀末頃に建設され、アリーの墓所としてスンナ派、シーア派を問わず尊崇を集めた。特にアリーを初代イマームとみなすシーア派の人々にとっては聖地として重要な巡礼地とみなされる。
18世紀頃からシーア派の多数派である十二イマーム派の高位法学者が数多く居住するようになり、イラクにおける十二イマーム派の中心都市に発展するとともに、イランなど遠隔地に住む十二イマーム派の信徒を留学生や巡礼者として集めるようになり、イスラム世界全体を見渡してもマッカ(メッカ)、マディーナ(メディナ)に次いで巡礼者を集める国際都市へと成長した。