トラフザメ
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トラフザメ | |||||||||||||||||||||||||||
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Stegostoma fasciatum
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Stegostoma fasciatum Hermann, 1783 | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Zebra shark |
トラフザメ (虎斑鮫、学名:Stegostoma fasciatum、 英名:Zebra shark、ゼブラ・シャーク)は、テンジクザメ目トラフザメ科に属する唯一のサメ。温暖な浅い海で生活する。体長3.5m。成長するにつれて体の模様が変化し、成魚ではヒョウ柄模様になる。そのため英語では Leopard shark とも呼ばれるが、同名の魚にカリフォルニアドチザメがおり、普通はこちらを指すようである。
分布・形態
太平洋とインド洋の熱帯海域に分布し、特にサンゴ礁の周囲に生息する。あまり深くは潜らず、30m以浅の海底で生活する。体長は3.5mに達するが、普通は3mに満たない。体型はやや寸詰まりでどっしりとしている。尾鰭の上側が長く、体と同じ方向に伸びるが、下側はほとんど発達していない。背鰭、腹鰭、臀鰭は小ぶりだが、胸鰭は大きく横に張り出している。体の割りに目が小さく、その後方には噴水孔が開く。体側面には2本の隆起線が見られる。
生態
本種の一番の特徴である体の模様は、成長に伴って変化する。幼魚では黄色味がかった体色にトラのような縞模様が入るが、成魚では縞模様が分離してヒョウ柄模様になる。英名のゼブラ・シャーク(シマウマ模様のサメ)は、幼魚のときの模様を見て付けられたものであろう。なお和名の虎斑鮫は岸上鎌吉によって命名された。
あまり泳ぎは速くなく、昼間は海底でじっとしている。夜行性で、夜になるとおもむろに動き出して甲殻類や軟体動物、小魚などの餌を探し回る。
人との関わり
人には無害で、ダイバーなどが近寄ってもあまり気にしないようである。おとなしい性格なので飼いやすく、世界各地の水族館で飼育されている。水産上重要ではなく、普通食用にはしない。
参考文献
- ^ Pillans, R. & Simpfendorfer, C. 2003. Stegostoma fasciatum. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species Version 2009.1. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 21 September 2009.
関連項目