トヨタ・ヴェルファイア

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歴史

| 2枚目画像の説明=リア(前期型) | | モーター=前:2FM型
交流同期電動機) | トランスミッション=6速AT (6 Super ECT)
CVT (Super CVT-i) | サスペンション=前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング | 駆動方式=FF/4WD | 全長=4840-4885mm | 全長=4850/4865mm | 全幅=1830/1840mm | 全高=1850-1915mm | ホイールベース=2950mm | 車両重量=1940-2190kg | 乗車定員=7/8人 | 自由項目1(項目名)= | 自由項目1(内容)= | 自由項目2(項目名)= | 自由項目2(内容)= | 先代=トヨタ・アルファードV | 後継= }}

2008年5月12日
アルファードのフルモデルチェンジに伴い、それまで同車のネッツ店(2002年5月-2004年3月まではビスタ店)向けモデルとして販売されていたアルファードVの事実上後継車種である。月間目標販売台数は3000台と発表されている。
上品さや洗練さを謳うアルファードに対し、こちらは力強さや先進性を謳っており、フロントマスクも上下2分割のヘッドライトを採用するなどアルファードよりアグレッシヴなデザインとなっている。また、リヤに関しても同じネッツ店扱いのヴォクシー同様、クリアタイプのコンビネーションレンズを採用するなどしてアルファードとの差別化をはかっていて、若さを強調している。インテリアに関してはアルファード同様7人乗りと8人乗りがあり、前者はキャプテンシートとなっている。さらに3.5Z G EDITION、3.5V L EDITIONではそのキャプテンシートが「エグゼクティブパワーシート」となり、大型ヘッドレストが備わり、リクライニングやオットマンの操作が電動化されている。また、ネッツ店専売車種のためフロントエンブレムはヴィッツウィッシュオーリスなど他のネッツ店専売車種同様に「Netz」の頭文字"N"マークがあしらわれている。アルファードVはネッツ店のフラッグシップ車であったが、ヴェルファイアもそれを引き継いでおり、現在もネッツ店で取り扱っている車種としては最も高価である。
先代アルファードに設定のあったハイブリッド仕様は前期モデルについては姉妹車種のアルファードと同様に設定がなかった。エスティマとプラットフォームを共用しているが、発売のかなり前からハイブリッド仕様は登場しないという情報が雑誌などのメディアで流されていた。制御面の開発体制の問題や商品性の観点が理由とされていた。2011年のマイナーチェンジでハイブリッドを追加している(後述)。
位置づけとしては日本国内専用車ではあるが、並行輸出というかたちで、香港マカオタイシンガポールマレーシアなど東南アジア中心に左側通行の国でも見受けられる。ただし、2010年から香港・マカオの中華圏特別行政区への正規輸出が始まった。香港・マカオ仕様はプライバシーガラスが禁止の為、すべての窓において色のつかないガラスが採用されている。
インテリジェントパーキングアシスト(駐車空間検出機能付)+ワイドビューフロント&サイドモニターがHDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム/HDDナビゲーションシステム&パノラマミックスーパーライブサウンドシステム装着でメーカーオプション。
2009年6月2日
「2.4Z/3.5Z」をベースに、デュアルパワースライドドア、パワーバックドア、アルカンターラの専用シート表皮、イルミネーテッドエントリーシステムなどを装備した特別仕様車「2.4Z/3.5Z"PLATINUMセレクション"」を発売。
2010年4月1日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII」を発売。2009年6月に発売された「PLATINUMセレクション」のバージョンアップ仕様で、前回の装備内容に加え、回転式センターフロアコンソールボックス天板部にも専用ツヤあり木目調加飾を施し、スーパークロムメッキ塗装のアルミホイールを追加装備している。前回と同じく「2.4Z」と「3.5Z」の2グレード展開である。
2010年9月30日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII -type GOLD-」を発売。同年4月発売の「PLATINUMセレクションII」と同等の装備内容に加え、インパネとセンタークラスターに専用ツヤあり黒木目調+シャンパンゴールド加飾を施し、専用アルカンターラシート表皮もゴールドパーフォレーションとするなど、ブラックとゴールドのコントラストを際立たせた室内空間が特徴である。「2.4Z」と「3.5Z」の2グレードが用意され、2011年3月までの期間限定生産で販売する。
2011年5月20日
特別仕様車「PLATINUMセレクションII -type GOLD II-」を発表(同年6月22日より販売開始)。2010年9月に期間限定で販売された「PLATINUMセレクションII -type GOLD-」のバージョンアップ仕様で、前回同様に「2.4Z」と「3.5Z」の2グレードが設定される。本仕様では「-type GOLD-」では装備されていたメッキドアミラーカバーを省く代わりに、運転席8ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下+チルトアジャスター)とマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ドアミラー+運転席ポジション)を追加装備した。
2011年9月27日
マイナーチェンジを発表(11月1日販売開始)。フロント周り、リアガーニッシュを変更。リアコンビネーションランプは大きく変更はないが、バックランプが横に長くなる等デザインを変更し、より力強い外観とするとともに、内装ではスピードメーターのデザインやシート表皮、木目調色を変更したことで高級感も演出した。また、車両周辺を真上からみたような広範囲の映像を表示し、安全運転をサポートするトヨタ初のパノラミックビューモニターをオプション設定するとともに、グレードにより、オートマチックハイビーム、運転席オートスライドアウェイ、ナノイー、スーパーUVカットガラス(フロントドア)等の先進装備も採用した。ボディカラーには新たにライトブルーメタリック、ダークバイオレットマイカメタリック、ダークブルーマイカの3色を追加した。
また、ユーザーからの高い要望に応えるべく、新たにハイブリッドモデルを設定(11月21日販売開始)。ハイブリッドモデルではハイブリッドシステムにリダクション機構付THS-IIを採用し、エンジン音や振動を徹底的に抑制したことで優れた静粛性を実現するとともに、2AZ-FXE型エンジンと「E-Four(電気式4輪駆動)」の組み合わせにより、パワフルな加速性能と高度な操舵安定性を実現。また、シートとフロントフロアカーペットの一部のファブリック表皮に、一般的なバイオプラスチックに比べて耐熱性、耐衝撃性などを向上させた植物由来成分を含むプラスチック「エコプラスチック」を採用した。また、グレード体系は「ハイブリッドX」・「ハイブリッドV」・「ハイブリッドZR」の3グレードを設定(「ハイブリッドV」には"L EDITION"、「ハイブリッドZR」には"G EDITION"も設定)し、バリエーションを持たせた。
インテリジェントパーキングアシスト(駐車空間検出機能付)は後期モデルから廃止。
2012年9月18日
「2.4Z」・「3.5Z」をベースに、シャンパンゴールド加飾のプロジェクター式ヘッドランプリング、メイン材にアルカンターラ(ゴールド パーフォレーション)、サイド材にクロコ調本革(クロコダイル風柄を型押しした本革)&ブラック人工皮革(レッドステッチ)を採用した専用シート、デュアルパワースライドドア(イージークローザー、挟み込み防止機構付)、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)&バックドアイージークローザー等を装備した特別仕様車「2.4Z"Golden Eyes"」・「3.5Z"Golden Eyes"」を発売。併せて、カタロググレードの「3.5V」・「ハイブリッドV」・「ハイブリッドZR」にはプレミアム本革シート、ラグジュアリーセカンドシートアームレスト&シートコントロールスイッチ、シートポジションメモリー・リターン機能、セカンドシートベンチレーション&快適温熱シート、読書灯、専用ブラック加飾スマートキーを追加装備した"PREMIUM SEAT EDITION"を新設し、ハイブリッド車には発電機を非常用電源として使用できるアクセサリーコンセント(AC100V-1500W)をオプション設定に追加。さらに、「2.4Z」・「3.5Z」をベースに、全高を約30mmダウンさせた専用チューニング・サスペンションの採用、ボディ剛性の向上を行うとともに、専用前後バンパー、全席アルカンターラ採用の専用シートなどを装備したスポーティコンバージョン車(スポーツモデルではない)「G's」を発表した(「G's」は11月12日販売開始)。
2012年11月12日
スポーティコンバージョン(スポーツモデルではない)の「G SPORTS」(通称:G's)の発売を開始。専用チューニングにより30mm下げられたサスペンション、床下剛性アップパーツの採用やスポット溶接打点の追加によるボディ剛性の向上、空力を徹底追求したエアロバンパー、専用ローターなどといった機能パーツのほか、全席においてアルカンターラを採用し、高級感と走りの良さを両立させている。
2013年10月31日
特別仕様車「2.4Z"GOLDEN EYES II"」・「3.5Z"GOLDEN EYES II"」を発売。2012年9月に発売された特別仕様車「Golden Eyes」のバージョンアップ仕様で、今回はインストルメントパネルの黒木目にゴールドの模様を、プロジェクター式ヘッドランプにゴールドエクステンションをそれぞれ施したほか、新たに、ゴールドメーターリング、アクセサリーコンセント(100V/100W)、メッキインサイドドアハンドル(フロント・リア)を追加装備した。

メーカーオプションナビ

HDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム(音声ガイダンス機能付カラーバッグガイドモニター)+ETCユニット(ナビ連動、ボイス、ビルトインタイプ)
【ナビ】高精細8型ワイドVGAディスプレイ Bluetooth®対応ハンズフリー機能、FM多重VICS、G-BOOK mX/G-BOOK mX Pro対応
【オーディオ】DVD,CD,AM/FM,地上デジタルTVチューナー,ビデオ端子,サウンドライブラリー,18スピーカー
【リアシートエンターテイメントシステム】高精細9型ワイドVGAディスプレイ(ワイヤレスリモコン付)
HDDナビゲーションシステム&パノラマミックスーパーライブサウンドシステム(音声ガイダンス機能付カラーバッグガイドモニター)+ETCユニット(ナビ連動、ボイス、ビルトインタイプ)
【ナビ】高精細8型ワイドVGAディスプレイ Bluetooth®対応ハンズフリー機能、FM多重VICS、G-BOOK mX/G-BOOK mX Pro対応
【オーディオ】DVD,CD,AM/FM,地上デジタルTVチューナー,ビデオ端子,サウンドライブラリー,11スピーカー

車名の由来

  • 英語で「物静かな」という意味の「Velvet」と、「」を意味する「Fire」を組み合わせた造語。クールな情熱を持つクルマという意味。

脚注

関連項目

外部リンク