デニス・テン

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デニス・テン
Denis Ten
フィギュアスケート選手
生誕 (1993-06-13) 1993年6月13日(30歳)
アルマトイ
身長 168 cm
選手情報
代表国 カザフスタンの旗 カザフスタン
コーチ フランク・キャロル
ラファエル・アルトゥニアン
所属クラブ Kiyal Almaty
ISUパーソナルベストスコア
総合289.462015 四大陸選手権
SP97.612015 四大陸選手権
FS191.852015 四大陸選手権
獲得メダル
フィギュアスケート
オリンピック
2014 ソチ 男子シングル
世界選手権
2013 ロンドン 男子シングル
2015 上海 男子シングル
四大陸選手権
2015 ソウル 男子シングル

デニス・ユーリエヴィチ・テンカザフ語: Денис Юрьевич Тен英語: Denis Yuryevich Ten, 1993年6月13日 - )は、カザフスタンフィギュアスケート選手(男子シングル)。

2014年ソチオリンピック銅メダリスト。2010年バンクーバーオリンピックカザフスタン代表。2013年世界選手権2位。2015年四大陸選手権優勝。

経歴

1993年カザフスタンアルマトイで生まれる。

5歳の時、母親の希望によりスケートを始める。9歳の時、ロシアオムスクで行われた試合に優勝した際に、ジャッジの一人から旧ソ連地域内低年齢クラスの大きな競技会であるクリスタルスケートに招待される。この大会でエレーナ・ブイアノワと出会い、サマーキャンプに参加。ブイアノワの奨めにより、2004年から母親と共にロシアに移住し、10歳の時からモスクワにて本格的な指導を受けることとなった。2010年まで母親と共にモスクワに在住しブイアノワとタチアナ・タラソワのコーチを受ける[1][2]。2010 - 2011シーズンにコーチをフランク・キャロルに変え、拠点をロサンゼルスに移した。

2008-2009シーズン、JGPゴールデンリンクスで優勝。同時にカザフスタンに初めて国際スケート連盟主催競技会のメダルをもたらした。世界ジュニア選手権は4位。世界選手権では8位。いずれもISUフィギュアスケート選手権におけるカザフスタン史上最高順位である。 2009-2010シーズンからシニアに上がり、ISUグランプリシリーズに参戦。2010年バンクーバーオリンピックにカザフスタン代表として出場し第11位となった。

この2009-2010シーズン時点では、3回転アクセルを含む6種類の3回転ジャンプを競技会で用いており競技会での4回転ジャンプはない。しかし練習では4回転トウループや4回転トウループ+3回転トウループのコンビネーションを成功させている。4回転ジャンプに取り組み始めたのは12歳の頃で、当初は4回転サルコウを練習していたが、上手くいかなかった為トウループの練習に変えたという[1]

2010-2011シーズン、NHK杯では最下位、スケートアメリカではFSで5回の転倒をするなどして11位。世界選手権では過去最低の14位に沈んだ。

このシーズンでも4回転ジャンプへの競技会での挑戦は無かったが、翌2011-2012シーズンよりFSの冒頭に4回転トウループが取り入れられた。そして同シーズンのグランプリシリーズのスケートアメリカでは回転不足判定を受けたものの、続くスケートカナダでは着氷に成功した。

2011-2012シーズン、上記のグランプリシリーズでは2戦とも5位。これとは別に、世界ジュニア選手権に母国の後進の若手選手が出場できる出場枠を確保するために2シーズンぶりに出場して4位、世界選手権では4回転トゥループを成功させ過去最高の7位に入賞した。

2012-2013シーズン、SPとFSともにローリー・ニコルの振付で、映画『アーティスト』を前半と後半に分けて演じた[3]。シーズンを通じて、右足首の怪我に悩まされていた[4]世界選手権ではSP、FSともにパーソナルベストを大きく更新する出来で2位。カザフスタンにISUチャンピオンシップスで初めてのメダルをもたらした。

2013-2014シーズン、両足首と背中の怪我および感染症によりスケートアメリカを欠場[5]中国杯では4位。メラーノ杯アイスチャレンジで連続優勝。ユニバーシアードは直前の練習で負傷し、SPを滑る前に棄権した[6]ソチオリンピックではSP9位と出遅れるも、FS3位となり総合3位で銅メダルを獲得。カザフスタンの選手としては初のフィギュアスケートのメダリストとなった。尚世界選手権は欠場を表明。

2014-2015シーズン、エリック・ボンパール杯で自身初のグランプリシリーズのメダルを獲得。自身のルーツがある韓国で開催された四大陸選手権では2位に30点近い大差をつけ優勝。カザフスタンに初めて四大陸選手権のメダルをもたらした。世界選手権では3位となり、世界選手権で2つ目のメダルを獲得した。

2015-2016シーズン、スケートアメリカは腰と股関節の怪我が影響し9位[7]四大陸選手権は欠場。世界選手権は11位に終わった。

主な戦績

2012-2013シーズンから

大会/年 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16
冬季オリンピック 3
世界選手権 2 3 11
四大陸選手権 12 4 1
カザフスタン選手権 1 1 1
GPエリック杯 3 4[8]
GPスケートアメリカ 4 9
GP中国杯 4
GPロステレコム杯 9
GPスケートカナダ 6
CSゴールデンスピン 1 1
プランタン杯 2
NRW杯 2
アイスチャレンジ 1
メラーノ杯 1
ボルボオープン 1
ネーベルホルン杯 7

2011-2012シーズンまで

大会/年 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12
冬季オリンピック 11
世界選手権 8 13 14 7
四大陸選手権 9 10 6
カザフスタン選手権 4 1 2 1 1
GPスケートアメリカ 11 5
GPスケートカナダ 7 5
GPNHK杯 12
GP中国杯 10
ゴールデンスピン 1 2
ネーベルホルン杯 9
イスタンブール杯 1
冬季アジア大会 1
NRW杯 1 J 4
世界Jr.選手権 26 16 4 9 4
JGPファイナル 5
JGPゴールデンリンクス 1
JGPクールシュヴェル 4
JGPタリン杯 10
JGPハルギタ杯 6
JGP ハーグ 10
ドラゴントロフィー 1 J
ニース杯 2 N 1 N
  • J - ジュニアクラス
  • N - ノービスクラス

詳細

2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 12
78.55
12
151.58
11
230.13
2016年3月11日 - 13日 2016年プランタン杯ルクセンブルク 1
86.95
4
133.09
2
220.04
2015年12月2日 - 5日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 1
94.03
1
182.36
1
276.39
2015年11月25日 - 29日 2015年NRW杯ドルトムント 3
82.63
2
159.28
2
241.91
2015年11月13日 - 15日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 4
80.10
中止 4
2015年10月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 6
79.02
11
122.50
9
201.52
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 3
85.89
1
181.83
3
267.72
2015年2月9日 - 15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 1
97.61
1
191.85
1
289.46
2014年12月4日 - 7日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 1
92.51
2
157.43
1
249.94
2014年11月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 1
91.78
5
144.50
3
236.28
2014年10月24日 - 26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 4
77.18
4
147.56
4
224.74
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年2月6日 - 22日 ソチオリンピックソチ 9
84.06
3
171.04
3
255.10
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 5
76.34
4
150.03
4
226.37
2013年11月19日 - 24日 2013年アイスチャレンジグラーツ 1
88.19
1
173.19
1
261.38
2013年11月14日 - 17日 2013年メラーノ杯メラーノ 1
82.21
2
148.91
1
231.12
2013年11月1日 - 3日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 4
77.05
3
147.75
4
224.80
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月10日 - 17日 2013年世界フィギュアスケート選手権ロンドン 2
91.56
1
174.92
2
266.48
2013年2月6日 - 11日 2013年四大陸フィギュアスケート選手権大阪 7
78.05
17
119.21
12
197.26
2013年1月10日 - 13日 2012年ボルボオープンカップリガ 1
79.21
2
125.12
1
204.33
2012年11月9日 - 11日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 9
59.42
9
118.35
9
177.77
2012年10月26日 - 28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダウィンザー 4
75.26
8
128.44
6
203.70
2012年9月27日 - 29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 4
67.88
8
130.51
7
198.39
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年3月26日 - 4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 8
76.00
6
153.70
7
229.70
2012年2月27日 - 3月4日 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミンスク 3
73.78
4
134.42
4
208.20
2012年2月7日 - 12日 2012年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 5
77.73
7
132.30
6
210.03
2011年12月13日 - 18日 2011年イスタンブール杯イスタンブール 1
68.75
1
152.08
1
220.83
2011年12月8日 - 10日 2011年ゴールデンスピンザグレブ 1
76.36
2
144.11
2
220.47
2011年10月28日 - 30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 5
71.40
6
140.99
5
212.39
2011年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 6
67.38
7
130.60
5
197.98
2011年9月22日 - 24日 2011年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 5
68.66
9
118.59
9
187.25
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日 - 5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 10
71.00
14
138.99
14
209.99
2011年1月30日 - 2月6日 第7回アジア冬季競技大会アスタナ 1
76.22
3
132.67
1
208.89
2010年11月12日 - 14日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカポートランド 6
64.50
11
111.61
11
176.11
2010年10月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ NHK杯名古屋 6
68.74
12
102.94
12
171.68
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年3月22日 - 28日 2010年世界フィギュアスケート選手権トリノ 9
77.40
15
125.06
13
202.46
2010年3月8日 - 14日 2010年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ハーグ 4
68.40
15
103.46
9
171.86
2010年2月12日 - 28日 バンクーバーオリンピックバンクーバー 10
76.24
14
135.01
11
211.25
2010年1月25日 - 31日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権全州 4
70.50
14
102.15
10
172.65
2009年12月10日 - 12日 2009年ゴールデンスピンザグレブ 1
75.41
2
118.83
1
194.24
2009年12月3日 - 6日 2009年NRW杯ドルトムント 2
78.78
8
120.19
4
198.97
2009年11月19日 - 22日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキッチナー 3
75.45
9
117.88
7
193.33
2009年10月29日 - 11月1日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 9
64.05
10
118.58
10
182.63
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年3月23日 - 29日 2009年世界フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 17
68.54
6
142.89
8
211.43
2009年2月23日 - 3月1日 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 5
64.8
4
118.97
4
183.77
2009年2月2日 - 8日 2009年四大陸フィギュアスケート選手権バンクーバー 10
61.32
8
123.5
9
184.82
2008年12月11日 - 14日 2008/2009 ジュニアグランプリファイナル高陽 7
60.59
3
119.75
5
180.34
2008年10月1日 - 5日 ISUジュニアグランプリ ゴールデンリンクスホメリ 1
68.36
2
119.71
1
188.07
2008年8月27日 - 31日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 5
54.81
5
109.06
4
163.87
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年2月25日 - 3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 8
60.00
19
95.70
16
155.70
2007年11月30日 - 12月2日 2007年NRW杯 ジュニアクラス(ドルトムント 1
56.23
1
106.41
1
162.64
2007年9月20日 - 23日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 10
43.6
10
85.57
10
129.17
2007年9月6日 - 9日 ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯ミエルクレア=チュク 3
53.88
6
90.45
6
144.33
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年2月26日 - 3月4日 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オーベルストドルフ 26
45.69
- 26
2007年2月2日 - 4日 2007年ドラゴントロフィー ジュニアクラス(リュブリャナ 1
48.23
1
100.56
1
148.79
2006年10月5日 - 8日 ISUジュニアグランプリ ハーグハーグ 14
41.52
7
96.28
10
137.80

プログラム使用曲

シーズン SP FS EX
2015 - 2016 ミサ・タンゴ
作曲:ルイス・バカロフ
振付:ローリー・ニコル
ミサ・タンゴ
作曲:ルイス・バカロフ
振付:ローリー・ニコル

幻想序曲『ロメオとジュリエット』
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ローリー・ニコル
Bass Head
曲:ベースネクター
振付:シェイ=リーン・ボーン
2014 - 2015 Caruso
作曲:ルーチョ・ダッラ
ボーカル:ジョセフ・カレヤ
振付:ローリー・ニコル
アルバム『New Impossibilties』より
Ambush from Ten Sides for Pipa, Sheng, Guitar, Cello and Orchestra
曲:ヨーヨー・マ、ザ・シルクロード・アンサンブル
Vocussion
曲:Sandeep Das、Joseph Gramley、Dong-Won Kim、Shane Shanahan、Mark Suter
振付:ローリー・ニコル
Mi Mancherai 映画『イル・ポスティーノ』より
ボーカル:ジョシュ・グローバン
振付:ステファン・ランビエール

Money On My Mind
曲:サム・スミス
2013 - 2014[9][10] 死の舞踏
作曲:カミーユ・サン=サーンス
振付:ローリー・ニコル
バレエ『お嬢さんとならず者』より
ロマンス 映画『馬あぶ』より
作曲:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
振付:ローリー・ニコル
Complicated
Everything I Can't Have
曲:ロビン・シック
Warriors of Kazakhstan
演奏:Turan
Mi Mancherai 映画『イル・ポスティーノ』より
ボーカル:ジョシュ・グローバン
振付:ステファン・ランビエール
2012 - 2013 映画『アーティスト』サウンドトラックより
アーティスト序曲
ワルツ・フォー・ペピー
涙雨
燃え上がる焔
作曲:ルドヴィック・ブールス
振付:ローリー・ニコル
映画『アーティスト』サウンドトラックより
ハッピー・エンド
ジョージ・ヴァレンティン
マイ・スーサイド
ペピーとジョージ
作曲:ルドヴィック・ブールス
振付:ローリー・ニコル
雨に唄えば
ボーカル:ジーン・ケリー
Per Te
ボーカル:ジョシュ・グローバン
2011 - 2012 幻想的小品集 第1曲悲歌
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:ローリー・ニコル
アディオス・ノニーノ
作曲:アストル・ピアソラ
振付:ローリー・ニコル
Per Te
ボーカル:ジョシュ・グローバン
ニュー・シネマ・パラダイス
ボーカル:ジョシュ・グローバン
2010 - 2011 ブエノスアイレスの春
作曲:アストル・ピアソラ
振付:ステファン・ランビエール
死の舞踏
作曲:フランツ・リスト
振付:ローリー・ニコル
2009 - 2010 シング・シング・シング
作曲:ルイ・プリマ
振付:タチアナ・タラソワ
パソドブレ
アランフェス協奏曲
作曲:ホアキン・ロドリーゴ
振付:タチアナ・タラソワ
ユー・アー・ナット・アローン
ブラック・オア・ホワイト
作曲:マイケル・ジャクソン
2008 - 2009[11] フラメンコ
映画『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』より
振付:タチアナ・タラソワ
ピアノ協奏曲第2番
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:タチアナ・タラソワ
白鳥サン・サーンス動物の謝肉祭」より)
テクノミュージック
2007 - 2008 ペール・ギュント
作曲:エドヴァルド・グリーグ
振付:タチアナ・タラソワ
2006 - 2007 「ファウスト」による華麗なる幻想曲
作曲:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
映画『マスク』より
作曲:ランディ・エデルマン
ムーンライト・セレナーデ
作曲:グレン・ミラー
チャタヌーガ・チュー・チュー
作曲:ハリー・ウォーレン
サマータイム
作曲:ジョージ・ガーシュウィン

人物

好きなスケーターにアレクセイ・ヤグディンイリヤ・クーリックエヴァン・ライサチェクブライアン・ジュベールらを挙げている[1]

母親はヴァイオリンを習っていたことがあり、その影響から7歳から5年間音楽学校に通い、合唱を学んでいた。2002年にカザフスタン少年合唱団員の一員として、韓国釜山で開かれた世界合唱大会で2位になった。「音楽は自分にとってとても重要な存在」と語っている[2]

2014 - 2015シーズン以降、自身のコスチュームを着た『テッド (映画)』の主人公テッドを模したクマのぬいぐるみをファンからプレゼントされることが恒例となっている。2015年上海で開催された世界選手権において、フリースケーティング後のプレスカンファレンスの場で、こうしたファンからのサポートに対して感謝の意を表した[12]

脚注

  1. ^ a b c 『フィギュアスケートDays Vol.9』 ダイエックス出版、2009年4月、p.26
  2. ^ a b 『ワールド・フィギュアスケート No.38』 新書館、2009年5月、p.66-67
  3. ^ フィギュアスケートDays 男子シングル読本 2012 Winter P.74
  4. ^ London calling: Perfect Ten, Wagner talks triple
  5. ^ “男子フィギュア、テン選手を襲った困難の数々”. AFPBB News. (2014年2月12日). http://www.afpbb.com/articles/-/3008295 2014年2月16日閲覧。 
  6. ^ Denis Ten si ritira last minute dalle Universiadi
  7. ^ Aaron wins first Grand Prix title behind stellar free
  8. ^ パリ同時多発テロ事件によるフリー種目の中止でSPの順位が最終結果となった。
  9. ^ Ten in it for the long haul
  10. ^ Adios Gracias, 김연아의 겨울왕국
  11. ^ 「男子シングル」『フィギュアスケートDays vol.9』ダイエックス出版、2009年4月、pp.15-18[巻頭特集 2009世界選手権レポート]
  12. ^ 『ワールド・フィギュアスケート No.69』新書館、2015年5月、p.36 - 37


外部リンク