テンプル・シュヴァリエ

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テンプル・シュヴァリエ(Temple Chevallier、1794年10月19日 - 1873年11月4日)は、イギリス牧師数学者天文学者である。天文学の分野で、1847年から1849年の間に太陽黒点に関する重要な観測を行った。天文学や物理学の分野の業績の他に、キリスト教初期の使徒教父(Apostolic Fathers)の著作の翻訳を行った。クレメンス1世ポリカリポスアンティオキアのイグナティオスの著作を翻訳した。

ケンブリッジ大学のPembroke Collegeで学び、1818年牧師に任じられた。ケンブリッジで教え、彼の講義は1835年に『天文学の研究から得られた神の力と知恵の証拠』 the proofs of the divine power and wisdom derived from the study of astronomy として出版された。

1839年に新設されたダラム大学に招かれ、数学、天文学、ヘブライ語などを教えた。1839年に大学天文台を創設し、30年間に渡って所長を務め、木星の衛星の観測や、継続的な気象観測を行った。

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脚注[編集]