ティラナ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティラナ・リナ空港から転送)
ティラナ国際空港
IATA: TIA - ICAO: LATI
概要
国・地域 アルバニアの旗 アルバニア
所在地 ティラナ
種類 軍民共用
運営者 ティラナ国際空港(SHPK)
拠点航空会社 アルバウィングス
標高 38 m (126 ft)
座標 北緯41度24分53秒 東経19度43分14秒 / 北緯41.41472度 東経19.72056度 / 41.41472; 19.72056座標: 北緯41度24分53秒 東経19度43分14秒 / 北緯41.41472度 東経19.72056度 / 41.41472; 19.72056
公式サイト Tirana International Airport
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
18/36 NO 2,750×45 舗装
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示
ティラナ国際空港の位置
ティラナ国際空港の位置
TIA/LATI
ティラナ国際空港の位置
空港入口付近
空港入口付近
空港入口付近

ティラナ国際空港(ティラナこくさいくうこう、IATA: TIAICAO: LATI)は、アルバニアの首都ティラナ中心部から北方25キロにある空港。アルバニア人のマザー・テレサにちなみマザー・テレサ空港とも、ティラナ・リナ空港とも呼ばれている。

歴史[編集]

初期の開発[編集]

空港は1955年から1957年にかけて建設された。それ以前からも民間航空会社が就航しており、1926年にドイツの航空会社アドリア・エアロ・ロイドが就航したのが始まりである。

第二次世界大戦後、アルバニアに孤立主義的な共産主義政権が樹立されると、航空輸送は殆ど行われなくなった。

1991年にアルバニアの共産主義が崩壊し、その後アルバニア人の海外渡航制限が自由化されると、空港に就航する航空会社の数は急速に増加した。

現在[編集]

ホッホティーフ・エアポートが率いるコンソーシアム、ティラナ国際空港SHPKの投資により、空港の航空交通設備と施設が大きく近代化された。2005年4月23日、ホッホティエフ・エアポートは20年間の事業期間で空港の管理を引き受けた。[1]

この事業では新しい旅客ターミナルの建設と様々なインフラ整備が行われた。この拡張により利用者数が増加し、2005年には78万人程度だったが、2019年には333万人以上に増加している。[2]

定期路線一覧[編集]

航空会社就航地
アルバニアの旗 アルバウィングス マルケ空港アンコーナ)、バーリ空港バーリ)、ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港ベルガモ)、ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港ボローニャ)、フィレンツェ=ペレトラ空港フィレンツェ)、ジェノヴァ=セストリ空港ジェノヴァ)、ペルージャ国際空港ペルージャ)、ガリレオ・ガリレイ国際空港ピサ)、マルコ・ポーロ国際空港ヴェネチア)、ヴェローナ=ヴィッラフランカ空港ヴェローナ
アルバニアの旗 エア・アルバニア ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港ボローニャ)、ミラノ・マルペンサ国際空港ミラノ)、ガリレオ・ガリレイ国際空港ピサ)、ヴェローナ空港ヴェローナ)、イスタンブール空港イスタンブール
ギリシャの旗 エーゲ航空 アテネ国際空港アテネ
セルビアの旗 エア・セルビア ベオグラード・ニコラ・テスラ空港ベオグラード
オーストリアの旗 オーストリア航空 ウィーン国際空港ウィーン
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン・ヒースロー空港ロンドン
ドイツの旗 ユーロウィングス ケルン・ボン空港ケルン)、デュッセルドルフ空港デュッセルドルフ)、シュトゥットガルト空港シュトゥットガルト
アラブ首長国連邦の旗 フライドバイ ドバイ国際空港ドバイ
サウジアラビアの旗 フライナス リヤド国際空港リヤド
イタリアの旗 ITAエアウェイズ フィウミチーノ空港ローマ
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 ワルシャワ・ショパン空港ワルシャワ
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト空港フランクフルト)、ミュンヘン空港ミュンヘン
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル 季節運航 : コペンハーゲン空港コペンハーゲン)、オスロ空港オスロ
トルコの旗 ペガサス航空 サビハ・ギョクチェン国際空港イスタンブール
スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ チューリッヒ国際空港チューリッヒ
ベルギーの旗 TUIフライ・ベルギー ブリュッセル空港ブリュッセル
ハンガリーの旗 ウィズエアー 北ヨーロッパ : ストックホルム・スカブスタ空港ストックホルム

西ヨーロッパ : ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港バーゼルミュールーズ)、ベルリン・ブランデンブルク国際空港ベルリン)、シャルルロワ空港ブリュッセル)、ケルン・ボン空港ケルン)、ドルトムント空港ドルトムント)、アイントホーフェン空港アイントホーフェン)、ハーン空港フランクフルト)、ハンブルク空港ハンブルク)、カールスルーエ・バーデン=バーデン空港カールスルーエ)、リヨン・サン=テグジュペリ国際空港リヨン)、メミンゲン空港ミュンヘン)、ニュルンベルク空港ニュルンベルク)、ウィーン国際空港ウィーン)、パリ・ボーヴェ・ティレ空港パリ)、ロンドン・ルートン空港ロンドン

東ヨーロッパ : ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港プラハ)、リスト・フェレンツ国際空港ブダペスト)、アンリ・コアンダ国際空港ブカレスト)、カトヴィツェ国際空港カトヴィツェ)、バリツェ空港クラクフ)、ワルシャワ・ショパン空港ワルシャワ

南ヨーロッパ : アテネ国際空港アテネ)、マルケ空港アンコーナ)、バーリ空港バーリ)、バルセロナ=エル・プラット空港バルセロナ)、ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港ボローニャ)、ブリンディジ空港ブリンディジ)、カターニア=フォンターナロッサ空港カターニア)、コーミゾ空港ラグーザ)、ジェノヴァ=セストリ空港ジェノヴァ)、ラメーツィア・テルメ国際空港ラメーツィア・テルメ)、アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港マドリード)、ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港ベルガモ)、ミラノ・マルペンサ空港ミラノ)、ナポリ・カポディキーノ国際空港ナポリ)、ペルージャ国際空港ペルージャ)、アブルッツォ空港ペスカーラ)、ガリレオ・ガリレイ国際空港ピサ)、リミニ空港リミニ)、フィウミチーノ空港ローマ)、トリエステ=ロンキ・デイ・レジョナーリ空港トリエステ)、トリノ空港トリノ)、トレヴィーゾ空港ヴェネチア)、マルコ・ポーロ国際空港ヴェネチア)、ヴェローナ=ヴィッラフランカ空港ヴェローナ

中東: アブダビ国際空港アブダビ

季節運航 : マルメ空港マルメ)、サンデフィヨルド空港オスロ)、コート・ダジュール空港ニース)、ポズナン・ワヴィツァ空港ポズナン)、ヴロツワフ空港ヴロツワフ

定期便就航会社[編集]

※括弧内の数字は定期便に占める割合。

ティラナ中心部とのアクセス[編集]

毎時(6:00~18:00)丁度にリナスエクスプレス社のマイクロバスが中心部のオペラ座裏にあるバス乗り場との間を結んでいる。2017年12月時点で片道250アルバニア・レク。

脚注[編集]

  1. ^ History of the company” (英語). avialliance.com. 2023年10月15日閲覧。
  2. ^ Facts and Figures about Tirana International Airport Nënë Tereza” (英語). 2023年10月15日閲覧。

外部リンク[編集]