ティム・パワーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティム・パワーズ
Timothy Thomas Powers
ティム・パワーズ、イスラエルテルアビブで行われたICon festival 2005にて
誕生 (1952-02-29) 1952年2月29日(72歳)
ニューヨーク州バッファロー
職業 小説家
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
主題 SFファンタジー
代表作 『アヌビスの門』
主な受賞歴 世界幻想文学大賞フィリップ・K・ディック賞ローカス賞
公式サイト The Works of Tim Powers
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

ティム・パワーズTimothy Thomas Powers, 1952年2月29日 - )は、アメリカ合衆国作家SFや歴史に題材を得たファンタジーを主な作風とする。

フィリップ・K・ディックジェイムズ・P・ブレイロックK・W・ジーターとの親交でも知られる。

略歴[編集]

1952年にニューヨーク州バッファローで生まれる。1959年にカトリックである家族とともにカリフォルニア州へ移り、そこで育つ。英文学カリフォルニア州立大学フラトン校で学び、ジェイムズ・P・ブレイロックK・W・ジーターとの出会いを得る。2人はパワーズの親しい友人であり続け、時には共同執筆を行う仲でもある。3人は幾分本気で、1980年代に主流だったサイバーパンクに反して自分たちを「スチームパンクス」 (steampunks) と呼んでいる[1]。パワーズとブレイロックの2人が架空の詩人ウィリアム・アッシュブレス (en:William Ashbless) を考案したのも、フラトン校在学中であった。

フィリップ・K・ディックとも親交厚く、『ヴァリス』に登場するディヴィットというキャラクターのモデルはパワーズである。また、ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が、映画化に際して『ブレードランナー』として出版された際、パワーズ(と妻セリーナ・パワーズ)に捧げられている。

現在は妻Serenaと共にカリフォルニア州サンバーナーディーノMuscoyに住んでおり、クラリオン・ワークショップにも講師として時折参加している。

主要作品[編集]

長篇[編集]

Fault Line series

短篇集[編集]

  • Night Moves and Other Stories (2000)
  • On Pirates (2001) - ジェイムズ・ブレイロックとの共著
  • The Devils in the Details (2003) - ジェイムズ・ブレイロックとの共著
  • Strange Itineraries (2004)

出典[編集]

  1. ^ Nova Express, Volume 6, Number 1, "An Interview with Tim Powers," Page 9.

外部リンク[編集]