タデ科
タデ科 | |||||||||||||||
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オオケタデ(Persicaria orientalis)
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分類 | |||||||||||||||
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属 | |||||||||||||||
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タデ科(たでか、Polygonaceae)は双子葉植物の分類群のひとつ。
特徴
約800種の草本または低木(つる性もある)を含み、北半球の温帯を中心に世界的に分布する。属レベルの分類は必ずしも確定していない(例えばPolygonum 属 [タデ属またはミチヤナギ属] をまとめる説と数属に分ける説とがある)が、30-50属ほどに分けられている。日本には約70種が自生、帰化する。自生種、帰化種は3-12属に分類される。
花は子房上位で放射相称、萼と花弁の区別はなく花被片は4から6個で、花後も宿存して果実を包むものが多い。総状または穂状花序をなす。果実は偏平または3稜形で種子を1個含む。托葉があり、鞘状に茎を抱くものが多いが、広がって本物の葉と同じくらい大きくなるものもある。
利用
最も経済的に重要なものは、穀物のソバである。また野菜・香辛料とされるルバーブやヤナギタデ(普通タデと呼ばれる)、また漢方薬などの薬用にされるダイオウ(大黄)やツルドクダミ(何首烏)がある。
雑草とされるものの中にも、ヨーロッパで野菜とされるスイバや、山菜のイタドリがある。
またミズヒキやタデ類の一部などが観賞用に栽培される。
分類
広義のタデ属から独立させる説がある属
- オンタデ属 Aconogonum : オンタデ、オヤマソバなど。
- ミズヒキ属 Antenoron : ミズヒキなど。
- イブキトラノオ属 Bistorta : イブキトラノオ 、ハルトラノオなど。
- ソバ属 Fagopyrum : ソバ、ダッタンソバなど。
- ソバカズラ属 Fallopia
- イヌタデ属 Persicaria : ヒメツルソバ、ママコノシリヌグイ、イシミカワ、ナツノウナギツカミ、ホソバノウナギツカミ、アラゲタデなど。
- ツルドクダミ属 Pleuropterus : ツルドクダミ
- イタドリ属 Reynoutria : イタドリなど。
- ダイオウ属 Rheum: ダイオウ、ルバーブなど。
クロンキスト体系では単独でタデ目としているが、新しいAPG植物分類体系ではナデシコ目に入れている。
関連項目
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類』、1982年、平凡社