タウコギ

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タウコギ
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分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: センダングサ属 Bidens
: タウコギ B. tripartita
学名
Bidens tripartita L.
シノニム

Bidens acuta
Bidens comosa[1]

英名
Three-lobe Beggarticks
Bidens tripartita

タウコギ(田五加木、狼把草[2]、学名:Bidens tripartita)は、キク科センダングサ属に分類される顕花植物の一種。水田雑草として扱われる。

分布[編集]

ヨーロッパインド亜大陸北アメリカ東アジア北アフリカを含む北半球の大部分に自生する。またその他の地域でも帰化植物となっている[3]

特徴[編集]

一年草。茎には毛が無く、高さは30-100cmになる。アメリカセンダングサに似るが、葉は複葉ではない[4]。枝先に大きさ25-30mmの頭花をつける。頭花は筒状花だけで、葉状になった総苞片に囲まれる。花期は8-10月[5]

水田や湿地に群生する。和名は田によく生えていることと、葉がウコギに似ていることに由来する[4]

出典[編集]

  1. ^ 22. Bidens tripartita Linnaeus”. Flora of North America. 2010年12月15日閲覧。
  2. ^ 『難訓辞典 中山泰昌編』東京堂出版、1956年。 
  3. ^ Bidens tripartita L., GRIN Taxonomy for Plants
  4. ^ a b 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 p.473
  5. ^ 日野 東『日本の野草・雑草』成美堂出版、2009年、P352頁。ISBN 978-4-415-01009-0 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]