ベニヒ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年3月30日 (土) 16:28個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 6 件をウィキデータ上の (d:Q136170 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

タイワンベニヒノキ
タイワンベニヒノキ
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
分類新エングラー体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Coniferopsida
: マツ目 Coniferae
: ヒノキ科 Cupressaceae
: ヒノキ属 Chamaecyparis
: タイワンベニヒノキ C. formosensis
学名
Chamaecyparis formosensis Matsum.
和名
タイワンベニヒノキ、ベニヒ

タイワンベニヒノキ(台湾紅檜、学名Chamaecyparis formosensis)は、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。別名はベニヒ(紅檜)。台湾原産。

分布

台湾の海抜1,000m以上の場所に分布する。多くは海抜1,500〜2,000mの地帯にタイワンヒノキ Chamaecyparis obtusa var. formosana の混交林として分布している。

特徴

木目は通直で緻密。材質が安定し狂いは少ないため、加工性が良い。油分が多いため耐水性が優れる。日本のヒノキより軽軟。

用途

主に材木として利用される。建築用に構造材建具材造作材浴槽材などの用途がある。

嘉義県阿里山郷周辺には巨木が多く存在したため、これを日本に運んで寺社建築などに利用することを目的に阿里山森林鉄路が敷設された。

阿里山国家風景区では神木として保護されており、観光の対象となっている。

現状

樹齢千年以上の巨木があり、現在は保護されている。

類似種

  • タイワンヒノキ(台湾檜。タイワンベニヒノキよりやや標高の高い地域を中心に生育)

脚注

関連項目