タイトロープの女

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タイトロープの女
ジャンル テレビドラマ
脚本 金子ありさ
演出 梛川善郎 ほか
出演者 池脇千鶴
小澤征悦
本田博太郎
田村亮
笹野高史
高岡早紀 ほか
製作
制作 NHK大阪
放送
音声形式音声多重放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2012年1月24日 - 2月28日
放送時間火曜日22:00 - 22:50
放送枠ドラマ10
放送分50分
回数6
公式サイト
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タイトロープの女(タイトロープのおんな)は、NHK総合テレビジョンドラマ10』の2012年第1弾として、同年1月24日から2月28日まで、6回シリーズで放送されたテレビドラマNHK大阪放送局制作。大阪局・および地方局が関与する「ドラマ10」は2011年の『フェイク 京都美術事件絵巻』についで2作品目。

あらすじ[編集]

十倉由梨は父親が愛人・恭子と再婚したことをきっかけに絶縁し、東京都にあるホテルでピアノの演奏をしていた。しかし、突然父が病気で死亡するという訃報に接した。そこで残されたのは恭子と、父が残した大阪府にあるワイヤロープの工場であった。由梨と恭子、決して血のつながりのない2人が互いに対立しあいながら、ワイヤロープ工場再建へ向けた取り組みを描いていく。

タイトロープとは、「綱渡りに使う張り縄」のことで、それから転じて危ない橋を渡ることのたとえに使われている。

出演[編集]

主要人物[編集]

楽器演奏プロダクション「アンサンブル」でアルバイトしながらピアノ演奏者として活動を続けてきた。
由梨の父・龍二の愛人で、十倉ワイヤーの社長秘書。妻の死後、後妻に入る。
永沢税理士事務所税理士。十倉ワイヤーの税理顧問、遺言書の立会を務める。

十倉ワイヤー工業[編集]

由梨の父親。会長、十倉ワイヤー創業者。
社長。十倉ワイヤーを龍司と創業し、長年会社の基盤となる経理を担当してきた。会社を裏切り、ライバル会社「YAMATO ROPE」の営業部販売促進課専任部長として移籍する。
経理担当者。
ワイヤー職人、工場長。
ワイヤー職人として優秀だった龍司を尊敬している。
当初は由梨の事業計画に反対していたが商品の素晴らしさに気づき協力する。
ワイヤー職人、出産を控えている妻がいる。

その他[編集]

コンサートの企画・施工しているストリングミュージックで働いている。由梨がレストランでピアノの演奏をしているときに出会う。
由梨の母親、病気で他界する。
十倉家家政婦。借金返済のため十倉邸を売りに出し、住む場所が無くなった恭子に夫婦で管理人を務めるマンションを紹介する。
勇人の妻。
大阪東西銀行、十倉ワイヤー融資担当者。経営難に陥った会社に対して、明確な再建計画を提示しなければ融資を打ち切ると警告する。
大阪東西銀行支店長。

ゲスト[編集]

第1話[編集]

楽器演奏プロダクション「アンサンブル」、由梨の担当者。

第2話[編集]

恭子が以前、勤めていたクラブのママ。

第3話[編集]

十倉ワイヤー工業取引担当者。

第5話[編集]

難波物産、十倉ワイヤー工業取引担当者。
岡和ゴム取締役社長、若手経営者ビジネス懇親会に参加する。
眼鏡販売メーカー瞳美屋取締役社長、若手経営者ビジネス懇親会に参加する。

第6話[編集]

難波物産、十倉ワイヤー工業取引担当者。
恭子が入院した病院の看護師。

スタッフ[編集]

  • 脚本:金子ありさ
  • 音楽:江藤直子
  • 演出:梛川善郎、小林大児、藤並英樹
  • 制作統括:海辺潔
  • 美術:荒井 敬
  • TD:山下 昭、江川治朗
  • 撮影:岡本哲二 、石橋正和
  • 照明:中村正則 、松崎隆志
  • 音声:深田次郎、藤 善雄
  • VE:
  • 制作・著作:NHK大阪

主題歌[編集]

サブタイトル[編集]

各回 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1回 2012年1月24日 父の遺産は愛人 梛川善郎 7.2%
第2回 2012年1月31日 借金は8億円 4.7%
第3回 2012年2月07日 思い出の値段 小林大児 4.6%
第4回 2012年2月14日 憎まずにはいられない 4.4%
第5回 2012年2月21日 パンドラの箱 藤並英樹 4.5%
最終回 2012年2月28日 切っても切れない 5.7%
平均視聴率 5.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

出典[編集]

外部リンク[編集]

NHK ドラマ10
前番組 番組名 次番組
カレ、夫、男友達
(2011.11.1 - 2011.12.20)
タイトロープの女
(2012.1.24 - 2012.2.28)
大地のファンファーレ
(2012.3.13 - 2012.3.20)