ソレント

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ソレント
Sorrento
ソレントの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
カンパニア州の旗 カンパニア
県/大都市 ナポリ
CAP(郵便番号) 80060, 80067
市外局番 081
ISTATコード 063080
識別コード I862
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ マッサ・ルブレンセサンタニェッロ
地震分類 zona 3 (sismicità bassa)
気候分類 zona C, 1030 GG
公式サイト リンク
人口
人口 16,405 [1](2018-01-01)
人口密度 1,652.1 人/km2
文化
住民の呼称 sorrentini
守護聖人 Sant'Antonino
祝祭日 2月14日
地理
座標 北緯40度37分40秒 東経14度22分25秒 / 北緯40.62778度 東経14.37361度 / 40.62778; 14.37361座標: 北緯40度37分40秒 東経14度22分25秒 / 北緯40.62778度 東経14.37361度 / 40.62778; 14.37361
標高 50(0 - 528)[2] m
面積 9.93[3] km2
ソレントの位置(イタリア内)
ソレント
ソレントの位置
ナポリ県におけるコムーネの領域
ナポリ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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ソレントソッレントイタリア語: Sorrentoナポリ語: Surriento)は、イタリア共和国カンパニア州ナポリ県にある、人口約1万6000人の基礎自治体コムーネ)。ナポリからナポリ湾を挟んで南南東へ約30km、ソレント半島の北海岸に位置する都市である。

対岸にヴェスヴィオ山を望む、風光明媚なリゾート地として著名であり、ナポリ民謡(カンツォーネ)「帰れソレントへ」でもその名が知られる。またカプリ島アマルフィ海岸アマルフィポジターノ)といった観光地、ナポリサレルノといった大都市へのフェリーが発着する。

名称[編集]

ソッレントとも。ナポリ語ではSurrientoとなる。

地理[編集]

ナポリ県概略図

位置・広がり[編集]

ソレント半島の北側、ナポリ湾に面した都市で、市街地は海沿いに切り立った崖上に広がる。州都・県都ナポリからはナポリ湾を挟み、南南東へ約27kmの距離にある[4]。また、カプリから東北東へ約15km、アマルフィから西へ約19km、サレルノから西へ約34kmの距離にある[4]

自治体としてのソレントの領域は、半島南側にも広がっており、サレルノ湾にも面している。東(半島の付け根側)にサンタニェッロ、西(半島の先端側)にマッサ・ルブレンセと境界を接する。

行政[編集]

分離集落[編集]

ソレントには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Casarlano, Cesarano, Marano, Priora, Santa Lucia, Sorrento Capo, Marina Grande, Marina Piccola, Sottomonte

文化[編集]

ナポリ民謡(カンツォーネ)「帰れソレントへ」で知られる。この曲は1902年にエルネスト・デ・クルティスによって作曲されたもので、ジャンバッティスタ・デ・クルティス(エルネストの兄)が作詞を行った。また特産のレモンで作られたリキュールであるリモンチェッロや、寄木細工もソレントの特産品である。

姉妹都市[編集]

  • 日本の旗 熊野市(日本・三重県)[5]
    • 2001年11月29日 姉妹都市提携
    長い歴史と海に面した景観を持つ観光地としての性格や、柑橘類栽培や木工生産などの産業面で共通点が多いところから、熊野市から提携を打診[5]

交通[編集]

鉄道[編集]

ソレント駅

ナポリからのチルクムヴェスヴィアーナ鉄道ソレント線の終着駅となっている。

道路[編集]

国道

アマルフィ海岸を貫く国道163号アマルフィターナ街道 (it:Strada statale 163 Amalfitanaへは、SS145を経て東のピャーノ・ディ・ソッレントで合流する。

港湾[編集]

ソレント港からは、ナポリカプリ島アマルフィポジターノサレルノなどへの多数のフェリーが運行されている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]