スーパー耐久

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2012年鈴鹿300km

スーパー耐久(スーパーたいきゅう)は、日本国内で行われる自動車レースの1カテゴリ。市販の四輪車両に改造を施したマシンで勝敗が争われる。

概要[編集]

ST-Xクラスのスリーボンド日産自動車大学校GT-R
ST-3クラスのペトロナスTWS GS350

スーパー耐久は、市販車を改造した車両によって行われるツーリングカーレースである。類似のカテゴリにSUPER GTがあるが、SUPER GTでは外観デザイン以外市販車両に一切由来しない純レーシングカーや「魔改造」と呼べるマシンが多く走っているのに対し、スーパー耐久のクラスの多くは市販の量産自動車に対し小規模の改造を施したマシンとなる。ただし近年はスーパー耐久でもグループGT3TCRのように、メーカーが市販車から大規模に改造して公認を受けたレーシングカーも参戦できる様になっている。

SUPER GTに比べると、個人規模のプライベーターチームが数多く参戦しているのが特徴。自動車メーカー系(ワークス・チーム)が参戦する場合もあるが、その場合は勝つことより人材育成や車両開発が目的である場合が多い。また車両クラスが多く車種のバラエティに富む事から、「偉大なる草レース」の別名[1]で知られ、「S耐」(えすたい)の略称、愛称でも親しまれている。

車両規定は日本自動車連盟(JAF)の定めるJAF-N1を基本とし、ベースとなる車両はFIA/JAFグループNまたはAとして公認されているか、JAF登録車両またはSTOが認めた車両として登録されていなければならない。市販エアロパーツやレース用ブレーキの装着を認めている[2]ことなどから、現状ではJAF-N1には合致せず、JAF-NE(定義されない車両)として独自の車両規定で開催されている[3]

ST2~ST5クラスの改造範囲は狭く、市販車に近い状態を強いられる。例えば

  • エンジンの改造範囲は極端に狭く、基本的に純正が維持される。市販車両に対しエンジン型式や排気量の変更は禁止されている。
  • エアクリーナーボックスからエンジンまでの吸気パーツ、およびエンジン直後のエキゾーストマニホールドは、純正品に最低限の加工を行ったものしか使用できず、スロットル径の変更なども認められていない。
  • サスペンションは、ダンパースプリングスタビライザー及びブッシュ類の変更のみ。市販車両に対し異なるサスペンション形式への改造や、純正品以外のアーム類への変更は禁止されている。
  • 車体の加工は、安全装置やレースに不可欠な装置(無線機器など)を取り付けるためにやむを得ない、最低限の加工以外は全て禁止されている。
  • 外装パーツの変更は、空力パーツの装着が認められているが、市販品(一般消費者が普通に購入できるもの)に限られ、特注品や「著しく高価なもの」は禁止されている。

など、様々な面で市販車の性能を大きく逸脱しないようになっている。安全上の理由から装着するロールケージについては、安全性向上と車体剛性アップのため溶接止めされるほか、車体自体も溶接によるスポット増しを行う。また、安全面の観点から車体の補強は一定範囲で認められている。

レース形式は、500kmまたは規定時間(通常3-4時間だが、2018年には10年ぶりに24時間レースも開催[4])内の周回数による耐久レースとなっており、2-3名(24時間レースのみ最大6名まで)のドライバーによる走行と、最低2回のピットストップを行わなければならない。500kmレースの場合、レース時間は3-4時間にも及び、F1フォーミュラ・ニッポンのレース時間が通常2時間以下、SUPER GTでも2-3時間程度であることと比べても、スーパー耐久の戦いは長時間に及ぶこととなる。

スーパー耐久を象徴するもう一つの特徴として、F1など他のモータースポーツで頻繁に見られる、いわゆる「ピットストップでの人海戦術」が使えないという点が挙げられる。例えば「タイヤ交換は2名、その他の作業は4名までしか携われない」という規定があり、これは、ワークスチームとプライベーターチームとの格差を無くし、「どのチームも対等かつ互角の条件で戦う」ための措置として設けられたものである。

沿革[編集]

ペトロナス・シンティアム・メルセデスSLS AMG GT3

1985年にスタートした筑波サーキットの「ナイター耐久レース」がルーツとされており[5]1990年に発足した「N1耐久シリーズ」が直接の前身となる。N1耐久シリーズ当時は、FIAの定めるグループN規定に準拠したJAF制定「N1」規定に属する車で争うシリーズとして開催されており、参加するドライバーもアマチュアとプロの中間レベルのドライバーがメインだった。 しかし、1994年全日本ツーリングカー選手権がグループA車両による耐久レース(JTC)からTouring car ClassII(2,000cc 自然吸気エンジンの4ドア車両 後にグループSTに改名)車両によるスプリントレース(JTCC)に移行した以降、JTCに参戦していたトップドライバーやチームがN1耐久に参戦するようになり、レースのレベルが大きく上昇し始めた。

1995年に、耐久レースという過酷な状況に多くの市販車が対応できるよう、ウィークポイントをカバーする改造(オイルクーラーの追加等)を認めたことから「N1を超えるN1」という意味でシリーズの名称を「スーパーN1耐久」と改称。

1998年に「市場の活力をレースに取り込もう」という発想から、市販エアロパーツの装着を可能にする等、自動車アフターマーケットとの連動を主眼とするレギュレーション改正を行った結果、便宜上「N2」規定へ移行したためシリーズ名称から「N1」の文字を外し、現在の「スーパー耐久」に再度改称した。

2002年には、レースに参加するチーム(エントラント)で構成される「N1リーグ」とレースプロモーターサーキットで構成される「スーパー耐久協会」との対立が表面化。一部のスポーツ新聞では「内紛」のタイトルで対立の表面化が報じられたが、その後両者の話し合いによって、新たなシリーズ統括組織として「スーパー耐久リーグ(STL)」が発足。それまでは主催者側のみで構成されていた連合組織に、この時からエントラント側(N1リーグ)の代表者が加わることになった。

2005年にはSTLの内部機構改革に伴い、組織名称を「スーパー耐久機構(STO)」と改めた。また同年、チーム(エントラント)団体である「N1リーグ」の代表者選出方法をチームからの推薦に変更、新たな代表者が選出され、新体制となった。その翌年である2006年からは新体制の組織名称をN1リーグから「スーパー耐久エントラントリーグ(STEL)」に改め、アマチュアリズムに徹したエントラント支援組織とした組織骨子の原点回帰を行った。なお、あくまでもSTOはシリーズの統括組織、STELはエントラントの支援組織である。

2000年代後半に入ると海外進出を念頭に置いた動きが目立ちはじめ、2007年9月には韓国太白レーシングパークからの招待を受ける形で、12チームが同サーキットで行われる韓国チームとの特別戦に参加した。そして2010年にはノンタイトル戦(Special Stage)という形で、初の海外戦をマレーシアセパンサーキットで行う予定だったが、諸般の事情により中止となった[6]2011年も「Asia Round」として、韓国・中国で3戦を行う予定が組まれていたが、東北地方太平洋沖地震の影響によりレース日程が大幅に変更され、最終的に福島第一原子力発電所事故の影響も受けた結果全戦が中止となっている(詳細は後述)。この年より、ヨコハマタイヤのワンメイクとなった。

2012年は新たな試みとして、ST-GT3クラスについてのみ第4戦を選択制とした。同クラスのエントラントは、岡山国際サーキットでの通常のシリーズ戦以外に、その1週間後にセパンサーキットで行われる12時間耐久レースでもシリーズポイントを獲得できるとされた。2013年インジェ・スピーディウム(韓国)でシリーズ戦が開催された(大鵬湾国際サーキット(台湾)については、現地オーガナイザーとの交渉が不調に終わり中止)。

2012年第5戦ではスーパー耐久初の死亡事故(OSAMU選手)が発生したため、これを踏まえ、2013年からはHANSを着用するレギュレーションが採用された。

2018年からタイヤ供給元がピレリに変更され、シリーズ名も「ピレリ・スーパー耐久シリーズ」となった[7]

2019年からは新たにアジア地域をターゲットとした「スーパー耐久アジア」を発足させる。スーパー耐久のアドバイザーでもあるアレックス・ユーンマーチー・リーの2人が中心となり、香港に事務局を置き、アジアのエントラントに対するレギュレーションや参戦方法などの案内を行うほか、将来的には日本国外でのスーパー耐久のレース開催も予定している[8]

2021年からはワンメイクタイヤの供給元がハンコックタイヤに、シリーズ名が「スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook」に変更される[9]

2022年からはENEOSがシリーズスポンサーとなり「ENEOS スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook」[11]となった[12]

2024年より、ワンメイクタイヤの供給元がブリヂストンに変更される予定だったが、2023年3月にハンコックタイヤの大田工場で火災が発生し、レースに必要な数のタイヤを供給する目処が立たなくなったため、急遽予定を繰り上げ、2023年の第2戦(富士24時間レース)よりブリヂストンがタイヤ供給を行うことになった。第2戦ではドライタイヤはブリヂストン、ウェットタイヤはハンコックという形となるが、第3戦からは正式にブリヂストンが公式タイヤサプライヤーとなる[13]。シリーズ名称は「ENEOS スーパー耐久シリーズ Supported by BRIDGESTONE」[11]に変更。

クラス分け[編集]

スーパー耐久は排気量や駆動方式により複数のクラスに分けてシリーズが展開される。なおガソリンエンジン搭載車のターボ装着車については排気量に対しターボ係数として1.7を乗じた値をクラス分けに適用する(例:排気量2,000ccターボのランサーエボリューションは2,000cc(排気量)×1.7(ターボ係数)=3,400ccをクラス分けの基準とする、この場合はST2クラスとなる。ディーゼルターボの場合は排気量そのまま)。

以前純粋な2座席車両での参戦は不可で、特認を受ければ参戦可能、しかし車両価格が1200万を超える車両には特認が発行されないというルールがあったが、2019年以降このルールは廃され、2座席以上の車と規定され直している。現在特認が必要になっているのは、JAF、SRO、FIA、WSCの公認を受けていない車両(911カップカーR8カップカー、及びJAF登録前のシビック等)と、大幅に減少している。2021年にST-1でデビューしたKTM・X-BOW GTXは2座席かつ高額車(約3000万)ということで、今までのルールでは参戦出来なかった車両となっている。

2021年より一部クラスでプロトタイプ車両の参戦が認められるなど(後述)、各自動車メーカーのスポーツカー開発陣の有志たちによる、ワークスに近い参戦体制のチームも見られるようになっている。

STOの特認を受けることで、レースバージョンでの参加(例:ポルシェ911 JGN)や、本来の排気量や駆動方式によるクラス分けに該当しないクラスへの参戦(具体例は後述)も認められることがあり、その結果同一の車種が複数のクラスにまたがって参戦する場合もある。

2005年よりクラス名称が改められ、従来「クラス1-4」と呼ばれていたクラスが「ST1-4」、「グループN+」と呼ばれていたクラスが「ST5」にそれぞれ改められた。また2006年にはST5の代わりに2,000cc以下の2座席スポーツカーを対象とした「ST-スポーツクラス(ST-S)」が新設されたが、実質的に同年限りで消滅している。

2010年には「ST5」の名称で、新たに1,500cc以下の車を対象としたクラスが設けられた。また2011年からは、新たに国際自動車連盟(FIA)の「グループGT3規定」に基づいた新クラス「ST-X」(2012年・2013年シーズンの名称はGT3クラス)が設けられるほか[14]ワンメイクレースの開催支援クラスとなる「ST-A」クラスが新設されたが[15]、ST-Aは2013年限りで消滅した。2017年には後述する「ST-TCR」及び「ST-Z」クラスが新設されたほか、2021年には「ST-Q」クラスも加わり、2021年時点では「ST1/2/3/4/5/X/TCR/Z/Q」の全9クラス制となっている。

ドライバーについては2022年度まではSUPER GTやスーパーフォーミュラ参戦者を「プラチナドライバー」として区分、一部クラスでの乗車時間規定が設けられていたが、2023年度よりST-Q以外の全クラスにて「Aドライバーを60歳以上、もしくはスーパー耐久が認めたジェントルマンドライバー」を採用、Aドライバーが一定時間以上を走行という形になり、プラチナドライバー区分及び乗車時間制限が廃止された。

なおスポーツランドSUGOなど一部のサーキットでは、全クラスを混走とするとコース上の混雑が激しくなる等の理由で、上位クラスと下位クラスを別グループとし、グループ毎に決勝レースを行う場合がある。

現在のクラス[編集]

ST-X
前述の通り、グループGT3規定に準拠したクラス。準拠というのは公認期間中の車だけでなく、公認期間が終了した車両であってもエントリーが可能となっている。2012年及び2013年は「ST-GT3」の名称だったが2014年に再び「ST-X」に名称変更された。
2011年シーズン(クラス名称は「ST-X」)は賞典の設定がない形で行われたが、一ツ山レーシングアウディ・R8 LMSが第3戦まで出場したのみで、第4戦以降は参戦車両がゼロになった。2012年(クラス名称は「ST-GT3」)にはKONDO Racing日産・GT-R NISMO GT3を投入して徐々に活況を呈している。GT3カーはSUPER GTにも出場可能な事から、世界的に成功しているGT3レースと比べると参加台数こそ多くはないが、2022年現在の参加車両はレクサス・RC F GT3ポルシェ911 GT3 RメルセデスAMG GT3など、バリエーションも徐々に増えてきている。
ST-TCR
2017年より新設されたTCR規格車両により争われるクラス。開幕戦のみ「ST-R」という名称だったが、開幕直前にスーパー耐久機構とTCRインターナショナルシリーズのプロモーターとの提携が成立したため、第2戦より現名称に変更された[16]。初年度はアウディ・RS3ホンダ・シビックタイプRフォルクスワーゲン・ゴルフが参戦しているが、TCRジャパンとの競合もあって[17]エントリーが減少、2023年はエントリーが0台となった。
ST-Z
2017年より新設されたグループGT4公認車両により争われるクラス。
日本でGT4車両が使用できるレースがスーパー耐久のみ、かつ車両価格も安価で車両はパッケージで購入可能。5穴ハブ仕様等、ST1~5クラス同等の設備投資で済むと参戦障壁が非常に低く、ST-5に継ぐ参戦台数となっている。
ST-Q
2021年より新設された『STOが参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両』により争われるクラス。初年度は2020年シーズンにST1クラスで走行していたトヨタ・GRスープラが参戦した。GRスープラ自体は上記のST-Zクラスに参戦するGT4車両とベースは同一だが、ST-Zの場合シーズン中の(ホモロゲーションに縛られない)マシン開発が困難であるため、STOの協力の下先行開発車として参戦を継続するため本クラスが設けられた[18]。同年の第3戦(富士24時間)からは、トヨタ・カローラスポーツに世界で初めて水素燃料エンジンを搭載した開発研究車両がレースに参戦したとして、一般人の耳目をも集めた[19]。同年11月には、ユーグレナ製のバイオディーゼル燃料を使用したマツダ・MAZDA2も参戦を開始しており、さらに2022年シーズンはスバルが新型BRZカーボンニュートラル燃料を使用する「BRZ CNFコンセプト」で参戦。同じくトヨタも兄弟車であるGR86のカーボンニュートラル燃料車「GR86 CNFコンセプト」で参戦する。[20]またエンドレスのAMG GT4がST-ZではなくST-Qに入っていた事があるが、これはブレーキや足回りが同メーカーのテスト品が使われていて、純粋なGT4規格を満たさないため、「メーカー開発車両」の扱いで編入された物。当初はST-1という案もあったものの、ST-Zの改造車はST-1の理念とは一致しないという事で、ST-Qへと編入された。
2022年途中からはビッグマイナーチェンジが施されたばかりの日産・フェアレディZも参戦。これによりトヨタ・日産・スバル・マツダのメーカー系チームが集結するという、国内でも非常に稀なクラスとなっており、スーパー耐久への注目度を一躍向上させている。
ST-1
ST-2~ST-5の車両に当てはまらない車両のクラス。市販車改造車だけでなく、ST-XおよびST-Zには該当しないが、レーシングマシンとして販売される他カテゴリーの車両も燃料タンク容量や車重設定等の独自ハンデを与えた上でここに編入されている。
当初は日産・スカイラインGT-Rの独擅場だったが、2003年よりポルシェ・996が特認の形で参戦。同年限りでスカイラインGT-Rが撤退したため、2004年は事実上ポルシェのワンメイク状態だった。この車両は、独ポルシェ社がポルシェ911GT3CSを元にし、レギュレーションに合わせて製造販売した「ポルシェ911 GT3 JGN」というレース専用車両である。
これに対し、2005年より特別パーツを装着した日産・フェアレディZ(Z33)が特認[21]の形で参戦を開始し、2007年にはエンジンの排気量を3,800ccに拡大した「フェアレディZ Version NISMO Type 380RS-Competition」というレース専用車両で参戦しシリーズチャンピオンを獲得した。
同じく2007年には、BMW Mがプロダクションカーレース用に製造したレース専用モデルのBMW・Z4 Mレース・キットカーも参戦している。
2008年、2009年シーズンは、上記のBMW・Z4を元にした「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」がST-1クラスを席巻、両年ともクラス年間総合優勝を成し遂げ、2010年シーズンも同クラスで圧倒的な強さを見せつけた。
2010年に富士スピードウェイで開催された第4戦では、NISMOによるテスト参戦ながら日産・GT-Rが初参戦を果たし注目を集めた。NISMOによれば「2011年シーズン以降での、プライベーターチームへの供給に向けたテスト参戦」との事である。その後、岡山国際サーキットで開催された第5戦では、早くもダイシンモータースポーツがGT-Rで10年ぶりの復帰を果たした。決勝ではマシントラブルによるタイヤのパンクに見舞われたものの、クラス6位完走を達成した。
2014年からは、ポルシェ・カレラカップのカップカー、並びに前年にシリーズがスタートしたインタープロトシリーズ用の車両(KURUMA)の参戦が認められることになった[22]。ただ多くのチームがST-XやST-Zクラスに鞍替えしてしまったため、2023年の年間エントリーは2台にまで減少している。
ST-2
排気量が2,401 - 3,500ccの四輪駆動、及び2018年から認められた前輪駆動車で争われる。このクラスはベース車両の少なさもあり、長年にわたり、三菱・ランサーエボリューションスバル・インプレッサ及びスバル・WRXの2車種による戦いが続いている。
2008年以降インプレッサはスポット参戦となり、事実上ランサーエボリューションのワンメイク状態になり2006年から2012年までランサーがチャンピオンを獲得する状況であったが、2011年にスバルからWRX STI(GVB型)が発売されると、唯一スポットながらスバル車で参戦していた東和インテックレーシングが2012年からフル参戦を開始、たった一台のWRXでの参戦ながら翌2013年には2005年以来のクラスチャンピオンに輝き、以降2019年まで連覇した。2015年にはランサーエボリューションの生産終了によりワンメイク化が危惧されたが、2018年から前輪駆動車がST-2クラスに変更されたことからノプロが2017年にST-3クラスで走らせていたディーゼル+FFグレードのマツダ・アクセラスポーツを投入。2019年からはFK8型ホンダ・シビックタイプRがスポット参戦という形で参戦。2020年にはトヨタ・GRヤリスも登場し、デビュー年に王者を獲得した事で、徐々に勢力図に変化が起き始めている。2022年より、GR86/BRZの販売に伴い排気量下限が2,400ccまで変更になった。
ST-3
排気量が2,401 - 3,500ccの後輪駆動車で争われる。2003年以降は登場したフェアレディZが圧倒的な強さを誇っており、ホンダ・NSXBMW・M3マツダ・RX-7らが戦いを挑んでいた。2010年からは日産・フェアレディZ(Z34)ウエイトハンデを搭載するなどの条件で特認[23]を受け、本クラスへの参戦を認められた[24]。本来は欧州を含め該当車両は決して少ないわけではなく、国産車でも2011年にはレクサス・IS、2012年にはレクサス・GSが、2015年にはトヨタ・マークXレクサス・RC、2020年にはトヨタ・クラウンと数年おきに新たなトヨタ/レクサス車が投入されているが、ベース車両自体が貴重になっているという状況もあり、参加台数が慢性的に少ないという根本的な問題は解決していない。2020年現在ではフェアレディZとクラウンRS、RC350のみになっている。
2022年度よりGR86/BRZの販売に伴い、下限排気量が変更された。
ST-4
排気量が1,501 - 2,400cc(駆動方式は問わない)の車で争われる。2006年までは事実上ホンダ・インテグラタイプRのワンメイク状態となっていたが、2007年には新たにホンダ・シビックタイプR(FD2型4Door)が参戦を始めた。また2009年からホンダ・S2000が特認車両という形で、2010年にはホンダ・シビックタイプRの欧州仕様が参戦した。近年このクラスに該当する車種が年々減少傾向にあったが、2012年より発売されたトヨタ・86スバル・BRZがそれぞれ2012年(前者)、2014年(後者)に参戦を開始し、さらにフィアット・500をベースにしたアバルト695アセットコルセと同車のチューニングを行うG-Techが、コンプリートカーG-Tech Sportster GT/Rでそれぞれ2013年(前者)と2014年(後者)に、2014年にはヴィッツベースのTOYOTA Vitz GRMN ターボ[25]の参戦もあって、2014年のエントリーのうち同クラスの参加台数が19~23台とレースの大半を占めるまで増加した。しかし86が猛威を振るうようになると、徐々にバラエティが少なくなっていき、2023年はGR86とNDロードスターRFのみとなった。
2022年より、GR86/BRZの販売に伴い排気量上限が2,400ccまで変更になった。
ST-5
排気量が1,500cc以下(駆動方式は問わない)の車で争われる。このクラスのみ「過去10年以内に生産されている車」という規定がある、2022年シーズンでは2011年12月末までに新車として生産されていた車のみが使用可能。
2010年シーズンはトヨタ・ヴィッツだけが参戦する状況だったが、2011年の第3戦・富士戦から、三重県に本拠を置く「バースレーシングプロジェクト(BRP)」がホンダ・フィットで参戦する事が発表された[26]。2012年はこの2台に加えマツダ・デミオが2台参加。2021年は全体的には特認車であるマツダ・ロードスターが多いものの、前輪駆動と後輪駆動がバランス良く混ざっており、車種のバラエティも多く最下級といえど見ごたえのあるクラスである。

ST-1クラス以下の5クラスは、規定により7台未満(2014年より)の出走の場合は上のクラスに統合される。ST5はST4に、ST4はST3に、ST3はST2に、ST2はST1に、ST1の場合はクラス不成立となるが、大会において総合順位での賞が設定されていれば参加できる。

かつて存在したクラス[編集]

ST5(グループNプラスクラス)
2005年まで存在したカテゴリ。排気量が2,000cc以下(駆動方式は問わない)という制限はST4と同じだが、ヨーロッパで盛んになっていたグループNの追加改造版、つまりNにプラス改造、という意味で「Nプラス(改造)」と名づけられている。当時はトヨタ・アルテッツァ、ホンダ・インテグラタイプRやホンダ・アコードなどが参戦し、ヨーロッパなどとの国際交流を目指していたが、日本国内の市場動向とヨーロッパの改造規定とが大きく方向を異にしてきた事から、当初の目的は達したとのことで2005年をもってST5は終了した。基本的に改造内容はFIAスーパー2000規定が元である。
STS(ST-スポーツクラス)
実質的に2006年のみ存在したカテゴリー。排気量2,000cc以下の2座席車両によって争われていた。想定されたマシンは、2005年までST3クラスで勝負権の薄かったホンダ・S2000、同年にスポット参戦したロータス・エキシージ、またパーティーレースなどで活躍しているマツダ・ロードスターなど。ただエントリーは各レース2 - 3台程度にとどまった。2007年度からは排気量の上限が2,200ccに変更されたが、結局年間を通じてエントリーは1台もなく、同年をもって消滅した。
ST-A
2011年より、スーパー耐久のイベント内で新たにワンメイク車両のクラスを設定できるようにしたもの。新たにワンメイクレースを立ち上げようとする主催者を支援する目的で設置され、クラス名称の「A」は「Assist」の意味。対象は原則として現行販売車両で、台数は5台~10台程度を原則とする。実際のクラス名称は対象となる車両ごとに別々のものとなる[15]。ただし実際にこのクラスに該当する車両の参戦はなく事実上企画倒れに終わり、2013年限りでレギュレーションからも消滅した。

開催スケジュール[編集]

2024年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 4月20日 - 21日 スポーツランドSUGO
第2戦 5月24日 - 26日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第3戦 7月27日 - 28日 オートポリス
第4戦 9月7日 - 8日 モビリティリゾートもてぎ
第5戦 9月28日 - 29日 鈴鹿サーキット
第6戦 10月26日 - 27日 岡山国際サーキット
第7戦 11月16日 - 17日 富士スピードウェイ

2023年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月18日 - 19日 鈴鹿サーキット
第2戦 5月26日 - 28日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第3戦 7月8日 - 9日 スポーツランドSUGO
第4戦 7月29日 - 30日 オートポリス
第5戦 9月2日 - 3日 モビリティリゾートもてぎ
第6戦 10月21日 - 22日 岡山国際サーキット
第7戦 11月11日 - 12日 富士スピードウェイ

2022年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月19日 - 20日 鈴鹿サーキット
第2戦 6月3日 - 5日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第3戦 7月9日 - 10日 スポーツランドSUGO
第4戦 7月30日 - 31日 オートポリス
第5戦 9月3日 - 4日 モビリティリゾートもてぎ
第6戦 10月15日 - 16日 岡山国際サーキット
第7戦 11月26日 - 27日 鈴鹿サーキット

2021年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月20日 - 21日 ツインリンクもてぎ
第2戦 4月17日 - 18日 スポーツランドSUGO
第3戦 5月21日 - 23日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦 7月31日 - 8月1日 オートポリス
第5戦 9月18日 - 19日 鈴鹿サーキット
第6戦 11月13日 - 14日 岡山国際サーキット

2020年シーズン[編集]

2020年シーズンは、2019年新型コロナウイルスの影響から、当初発表された日程から大幅に変更されることになった。また2021年1月23日に開催予定となっていた最終戦は感染拡大により中止に[27]、第5戦までのランキングでシリーズチャンピオンが決定することになった[28]

変更前 変更後 開催サーキット
開催日 開催日
第3戦 6月5日 - 7日 第1戦 9月4日 - 6日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第2戦 4月25日 - 26日 第2戦 10月10日 - 11日 スポーツランドSUGO
第6戦 10月31日 - 11月1日 第3戦 10月31日 - 11月1日 岡山国際サーキット
第5戦 9月19日 - 20日 第4戦 11月21日 - 22日 ツインリンクもてぎ
第4戦 8月1日 - 2日 第5戦 12月12日 - 13日 オートポリス
第1戦 3月21日 - 22日 第6戦 2021年1月23日 鈴鹿サーキット

2019年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月23日 - 24日 鈴鹿サーキット
第2戦 4月27日 - 28日 スポーツランドSUGO
第3戦 5月31日 - 6月2日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦 7月20日 - 21日 オートポリス
第5戦 9月14日 - 15日 ツインリンクもてぎ
第6戦 11月9日 - 10日 岡山国際サーキット

2018年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月31日 - 4月1日 鈴鹿サーキット
第2戦 4月28日 - 29日 スポーツランドSUGO
第3戦 5月31日 - 6月3日 富士スピードウェイ (富士SUPER TEC24時間レース)
第4戦 7月14日 - 15日 オートポリス
第5戦 9月22日 - 23日 ツインリンクもてぎ
第6戦 11月3日 - 4日 岡山国際サーキット

2017年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 4月1日 - 2日 ツインリンクもてぎ
第2戦 4月29日 - 30日 スポーツランドSUGO
第3戦 6月10日 - 11日 鈴鹿サーキット
第4戦 7月15日 - 16日 オートポリス
第5戦 9月2日 - 3日 富士スピードウェイ
第6戦 10月14日 - 15日 岡山国際サーキット

2016年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 4月2日 - 3日 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月14日 - 15日 スポーツランドSUGO
第3戦 6月11日 - 12日 鈴鹿サーキット
第4戦 9月3日 - 4日 富士スピードウェイ
第5戦 10月22日 - 23日 岡山国際サーキット
第6戦 11月19日 - 20日 オートポリス

2015年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月28日 - 29日 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月23日 - 24日 スポーツランドSUGO
第3戦 7月4日 - 5日 富士スピードウェイ
第4戦 8月1日 - 2日 オートポリス
第5戦 9月5日 - 6日 岡山国際サーキット
第6戦 10月24日 - 25日 鈴鹿サーキット

2014年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月29日 - 30日 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月24日 - 25日 スポーツランドSUGO
第3戦 7月26日 - 27日 富士スピードウェイ
第4戦 9月6日 - 7日 岡山国際サーキット
第5戦 10月25日 - 26日 鈴鹿サーキット
第6戦 11月8日 - 9日 オートポリス

2013年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 4月19日 - 21日 スポーツランドSUGO
第2戦 5月25日 - 26日 インジェ・スピーディウム
第3戦 7月19日 - 21日 ツインリンクもてぎ
第4戦 8月10日 - 11日 富士スピードウェイ
第5戦 8月31日 - 9月1日 岡山国際サーキット
第6戦 9月21日 - 22日 鈴鹿サーキット
第7戦 11月9日 - 10日 オートポリス

2012年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月24日・25日 富士スピードウェイ
第2戦 4月28日・29日 ツインリンクもてぎ
第3戦 5月19日・20日 スポーツランドSUGO
第4戦 8月25日・26日 岡山国際サーキット
8月30日・9月1日 セパン・インターナショナル・サーキット
※ST-GT3クラスのみ
第5戦 10月20日・21日 鈴鹿サーキット
第6戦 11月10日・11日 オートポリス

2011年シーズン[編集]

2011年シーズンは、同年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の影響などから、当初発表された日程が大幅に変更されたため、変更前[29]と変更後[30]の日程を併記する。またその後も福島第一原子力発電所事故の影響から中国ラウンドが事実上中止されるなど[31]、断続的に日程変更が発表されている。

変更前 変更後 開催サーキット
開催日 開催日
第2戦 5月21日・22日 第1戦 5月28日・29日 スポーツランドSUGO
第2戦
Asia Round
7月2日・3日 広東国際サーキット
第3戦 7月23日・24日 第3戦 7月23日・24日 富士スピードウェイ
第4戦 8月27日・28日 第4戦 8月27日・28日 岡山国際サーキット
第5戦 9月17日・18日 Special Stage 9月17日・18日 仙台ハイランドレースウェイ
第6戦 10月22日・23日 第5戦 10月22日・23日 鈴鹿サーキット
第7戦 11月25日・26日 第6戦 11月25日・26日 ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイ
第1戦 4月9日・10日 第7戦 11月27日 ツインリンクもてぎ
Asia Round 6月11日・12日 中止 韓国インターナショナルサーキット
6月25日・26日 オルドス国際サーキット
7月2日・3日 北京市街地サーキット

2010年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
第1戦 3月27日・28日 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月8日・9日 スポーツランドSUGO
第3戦 5月29日・30日 鈴鹿サーキット
第4戦 6月26日・27日 富士スピードウェイ
Special Stage 8月5日 - 7日 セパン・インターナショナル・サーキット
第5戦 9月4日・5日 岡山国際サーキット
第6戦 10月16日・17日 仙台ハイランドレースウェイ
第7戦 11月26日・27日(28日は予備日) ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイ

2009年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
公開テスト 3月15日 ツインリンクもてぎ
第1戦 3月28日・29日 ツインリンクもてぎ
第2戦 5月9日・10日 スポーツランドSUGO
第3戦 6月6日・7日 鈴鹿サーキット
第4戦 7月18日・19日 十勝インターナショナルスピードウェイ十勝24時間レース[32]
第5戦 8月1日・2日 富士スピードウェイ
第6戦 9月5日・6日 岡山国際サーキット
第7戦 10月10日・11日 仙台ハイランドレースウェイ
第8戦 11月28日・29日(29日は予備日) ツインリンクもてぎ・スーパースピードウェイ

2008年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
公開テスト 3月23日 ツインリンクもてぎ
第1戦 4月26日・27日 鈴鹿サーキット
第2戦 5月17日・18日 仙台ハイランドレースウェイ
第3戦 6月14日・15日 富士スピードウェイ
第4戦 7月19日 - 21日 十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第5戦 9月6・7日 岡山国際サーキット
第6戦 11月1・2日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月15・16日 ツインリンクもてぎ[33]

2007年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
公開テスト 3月20日 鈴鹿サーキット
第1戦 4月21日・22日 仙台ハイランドレースウェイ
第2戦 5月12日・13日 鈴鹿サーキット
第3戦 7月14日・16日 十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第4戦 8月4日・5日 富士スピードウェイ
第5戦 9月1日・2日 岡山国際サーキット
第6戦 10月27日・28日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月10日・11日 ツインリンクもてぎ

2006年シーズン[編集]

開催日 開催サーキット
公開テスト 3月23日 鈴鹿サーキット
第1戦 4月22日・23日 仙台ハイランドレースウェイ
第2戦 5月20日・21日 鈴鹿サーキット
第3戦 7月15日 - 17日 十勝インターナショナルスピードウェイ(十勝24時間レース)
第4戦 8月5日・6日 富士スピードウェイ
第5戦 9月2日・3日 岡山国際サーキット
第6戦 9月30日・10月1日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月11日・12日 ツインリンクもてぎ

イメージガール[編集]

スーパー耐久のイメージガールは、毎年ユニットを結成し、レースのPR活動やオリジナルソングの発表などを行っている。かつては「Super Girls」(スーパーガールズ)と称していた。2016年から2021年までは、本シリーズにも参戦している「D'station Racing」のレースクイーンである「D'station フレッシュエンジェルズ」が、シリーズ全体のイメージガールを兼任する形となっていた。

通番 年度 ユニット名 メンバー 備考
初代 1999年 Super Girls
(スーパーガールズ)
片瀬ゆき、小笠原みな、伊藤瞳子、樋口エリカ、大高佐知子 初めてシリーズイメージガールが結成された。
2代目 2000年 Super Girls 2000
(スーパーガールズ2000)
相原りな、榎木らん、遠藤ゆう、北川えり、酒井みよ ホリ・エージェンシーとのコラボにより、応募総数800名の中から選出された。
3代目 2001年 Baccara Five
(バカラファイブ)
澄谷薫山口由紀子内田亜紗子かわいかおり、大鳥みゆき この年からスタイルコーポレーション所属者同士に統一され現在に至る。
4代目 2002年 moro★star
(モロスター)
相沢沙頼、山木まこ日向美穂諸岡愛美、加藤綾乃 歴代で唯一、ユニット名に記号(★)が入っている。
5代目 2003年 大和撫子
(やまとなでしこ)
水嶋真希、小口亜紀、たかひさともこ、山本渚、白川きみよ この年から3年続けて漢字名のユニットとなる。
6代目 2004年 桜三世
(さくらさんせい)
斉藤優篠崎まゆ、浅見薫、三浦唯 この年からメンバーが減少傾向になる。
7代目 2005年 桜三世’05 晴菜あい、神谷あん、篠崎まゆ 篠崎が初めて2年連続のイメージガールに。
歴代の中では珍しくメンバーの名前がひらがな表記となった。
8代目 2006年 St.Cherish
(セント・チェリッシュ)
黒沢琴美藍原ももよ 当初は小田島ゆいを含めた3人編成としてスタートしたが、
間もなくして小田島が脱退し2人編成となる。
歴代イメージガール史上最高のユニットとしてS耐終了後も活動を続けた。
9代目 2007年 Vanilla(バニラ) 佐々木綾美、塚本麻里、水野桃子、戸田奈々 3年ぶりに4人編成となる。
10代目 2008年 JEWEL(ジュエル) 栗原海小林麻衣伊藤友美 2008年1月に結成し、4月にイメージガールに就任。
伊藤は平成生まれとしては初のS耐イメージガールとなった。
11代目 2009年 JUICY(ジューシー) 栗原海、渕脇レイナ有村亜加里木村亜梨沙 記念すべき10代目で、4人組のユニットという意味を持つ。
栗原は篠崎まゆ以来の2年連続選出となった。
12代目 2010年 JUICY(ジューシー) 渕脇レイナ、有村亜加里、木村亜梨沙、桃川祐子 桃川を除く3名が2年連続選出。
ユニット名も前年と同じで、前年の継続という色合いが非常に濃くなった。
13代目 2011年 S*CREW(エスクルー) 湯原さき、西山未織安枝瞳、山岡実乃里 2年ぶりにメンバーを一新。
14代目 2012年 S*CREW(エスクルー) 胡南侑里双月南那、安枝瞳、吉口加奈子 グループ名は前年と同じ。安枝が2年連続選出となった。
15代目 2013年 S*CREW(エスクルー) 双月南那、安枝瞳、小田原れみ 3年連続同一のグループ名を使用。
安枝が3年連続選出と、史上初が2つ重なった。双月も2年連続選出。
16代目 2014年 S*CREW(エスクルー) 双月南那、朝陽しおり、安枝瞳、岬ゆうか 4年連続同一のグループ名を使用。
安枝が4年連続選出と、史上初が2つ重なった。双月も3年連続選出。[34]
17代目 2015年 Nextyle.(ネクスタイル) 葉山もか青山愛[要曖昧さ回避]白倉有紗三上夏奈 4年ぶりにメンバー、グループ名を一新。
18代目 2016年 D'station フレッシュエンジェルズ 日野礼香清瀬まち森園れん堀尾実咲 初めて企業名がユニット名に入る。
19代目 2017年 D'station フレッシュエンジェルズ 中村比菜、森園れん、安藤麻貴小越しほみ
20代目 2018年 D'station フレッシュエンジェルズ 林紗久羅、小越しほみ、霧島聖子、中村比菜、宮本りお
21代目 2019年 D'station フレッシュエンジェルズ 林紗久羅、太田麻美一瀬優美横田りか、宮本りお
22代目 2020年 D'station フレッシュエンジェルズ 林紗久羅、宮瀬七海阿比留あんな引地裕美、霧島聖子
23代目 2021年 D'station フレッシュエンジェルズ 林紗久羅、宮瀬七海、阿比留あんな、引地裕美、霧島聖子、織田真実那
24代目 2022年
2023年
SDGsアンバサダー
Swish(スウィッシュ)
宮瀬七海、阿比留あんな、松田蘭 独自のイメージガールが復活。また、完全同一メンバーで2年連続継続するのは初。

脚注[編集]

  1. ^ 「偉大なる草レース」や「大いなる草レース」の表現は、ル・マン24時間レースダカールラリーなど、ワークスから自作までをも含む、多種雑多な車両が参加する大規模な耐久レースラリーレイドの別称(時に蔑称)として用いられてきた。
  2. ^ スーパー耐久シリーズ ・技術規則2010 年版
  3. ^ JAF国内モータースポーツカレンダー2010の競技車両欄に、NE(スーパー耐久)の記載がある
  4. ^ 富士スピードウェイで24時間耐久レース 50年ぶりに開催へ - 富士山経済新聞 2018年1月4日
  5. ^ 50周年を迎えた「筑波サーキット」。その歩みを振り返る - GAZOO 2020年11月10日
  6. ^ http://www.so-net.ne.jp/s-taikyu/official/2010/info-41.pdf スーパー耐久公式HPでの「スペシャルステージ大会(Sepan Malaysia)開催断念のお知らせ」より。
  7. ^ 2018年、スーパー耐久はピレリのワンメイクに。シリーズ名称は『ピレリ・スーパー耐久シリーズ』へ オートスポーツweb・2018年1月13日・2018年3月11日閲覧
  8. ^ スーパー耐久が新たな一歩へ。2019年からアジアへ向けた展開『スーパー耐久アジア』を開始 - オートスポーツ・2018年11月21日
  9. ^ スーパー耐久:2021年からワンメイクタイヤ供給のハンコック。“経験者”の印象は - オートスポーツ・2020年11月26日
  10. ^ suzuka_liveのツイート(1505484034256023554)
  11. ^ a b シリーズ名のうち、『ENEOS』は全角表記が正規[10]
  12. ^ スーパー耐久シリーズ2022のシリーズ冠スポンサーにENEOSが決定 - スーパー耐久・2022年3月8日
  13. ^ ハンコック、タイヤ工場火災によりスーパー耐久へのタイヤ供給不能に。富士24時間からブリヂストンタイヤ使用……STO「シーズン中止も覚悟する状況にあった」 - motorsport.com 2023年4月24日
  14. ^ GT3日本公式HPでの発表より。
  15. ^ a b 2011 年シーズンより、「ST-A クラス」を新設致します。 - STO事務局・2010年11月30日
  16. ^ スーパー耐久シリーズがTCRとパートナーシップを締結 - スーパー耐久機構・2017年3月30日
  17. ^ 元々TCR規定はスプリントレース志向のレーシングカーとして人気を集めていた
  18. ^ スーパー耐久に登場する3クラス・3種類のGRスープラ。それぞれに特色と狙いあり - オートスポーツ・2021年3月1日
  19. ^ トヨタ、水素エンジン搭載のカローラ・スポーツをORC ROOKIE RacingとともにS耐に投入! - オートスポーツ・2021年4月22日
  20. ^ 水素のトヨタに、マツダもスバルも。自動車メーカー参戦の「スーパー耐久」で走る実験室が復活!”. https://news.yahoo.co.jp/.+2022年3月23日閲覧。
  21. ^ Z33はエンジン排気量が3,500ccで、本来ST3クラスに該当する。
  22. ^ 見どころ - ツインリンクもてぎ
  23. ^ Z34に搭載される日産・VQ37VHRは排気量が3,700ccで、本来ST1クラスに該当する。
  24. ^ 特認事項、変更事項の公表 - STO・2010年5月8日
  25. ^ 同車とも1500cc以下の車種であるが過給機を装着していることから係数の関係でこのクラスでの参戦
  26. ^ S耐にフィット登場へ。ST5クラスにBRPが参戦表明 as-web・2011年4月21日
  27. ^ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で最終戦鈴鹿の開催中止が決定 - オートスポーツ・2021年1月13日
  28. ^ スーパー耐久、2020年シーズンの最終戦開催を断念。第5戦までの成績でシリーズチャンピオンが決定 - オートスポーツ・2021年1月26日
  29. ^ スーパー耐久シリーズ2011 シリーズ日程表(2010年12月2日)
  30. ^ スーパー耐久シリーズ2011 開催日程変更に関するお知らせ(2011年3月24日)
  31. ^ 第2戦、中国大会(広東国際サーキット)延期に関するお知らせ(2011年4月28日)
  32. ^ 開催予定地だった十勝インターナショナルスピードウェイを運営する会社の事情により開催中止を発表。
  33. ^ 11月15日にロードコースにて第7戦、11月16日はオーバルコースにて特別戦(エキシビジョンレース)として開催された。
  34. ^ 【サーキット美人2014】スーパー耐久シリーズ編01「スーパーガールズ2014『S*CREW』」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]