スラィリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Baudanbau20 (会話 | 投稿記録) による 2021年10月28日 (木) 06:38個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎エピソード: +reflist)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

広島東洋カープ > スラィリー
スラィリー
Slyly
広島東洋カープ マスコット #!
2017年9月28日 マツダスタジアムにて
基本情報
国籍 不明
生年月日 1995年7月29日
身長
体重
210 cm
100 kg
選手情報
ポジション マスコット
初出場 1995年7月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

スラィリー(SLYLY)は、日本プロ野球広島東洋カープマスコットである。

概要

1995年7月29日初代の広島市民球場での中日戦で初登場。背番号は「!」。よく「スライリー」と表記されるが、正しくは「イ」が小文字である。slylyとは、英語で「お茶目な」、「いたずら好きな」という意味である。

青緑のけむくじゃらの身体に、カープのホームユニフォームを着ている。デザインは『セサミストリート』のキャラクターデザインを手がけたアメリカのハリソンエリクソン社によるもので、同社がデザインを手がけたフィラデルフィア・フィリーズの「フィリー・ファナティック」と外見が似ている。イラストだけに使われるカープ坊やと異なり、着ぐるみが球場に現れる。

鼻の部分にピロピロ笛が内蔵されており、それを伸ばして喜怒哀楽を表現する。

大量得点や大型連勝など、チームがハッピーなときには、ピンクに変色した「ハッピースラィリー」が唐突に現れる。スラィリーとは別個体ではなく、突然変異型という位置づけである。こちらは2002年より登場。前田智徳が2000本安打を達成した2007年9月1日や、2008年9月28日の初代の広島市民球場最後の公式戦のセレモニーにも現れている。

セグウェイでマツダスタジアムを走るハッピースラィリー

データ

  • 誕生日:1995年7月29日
  • 身長:210cm
  • 体重:100kg
  • ウエスト:230cm
  • 足:45cm
  • たてがみ:70cm
  • しっぽ:30cm
  • 鼻高:20cm
  • 背番号:!
  • 趣味・特技:いたずら・ダンス・ヒーローインタビュー

なお、旧球団公式サイトにおいては、年齢、性別、国籍は「??」とされていた。

『CCダンス』初披露の際のスラィリー
観客とふれあうスラィリー
千葉マリンスタジアムにて
ピロピロ笛を見せるスラィリー


エピソード

  • 1999年倉敷マスカットスタジアムの対阪神戦にて、試合が雨で中断している際に阪神ファンがグラウンドに乱入。警備員に追われ、走り回っていたところを、スラィリーが追いかけて羽交い絞めにして制止した。
  • 2000年6月13日の対ヤクルト戦にて、石井一久が2回途中で左肩に違和感を訴え、降板。その際にパフォーマンスとして古田敦也がマウンドに、スラィリーがバッターボックスに立った。古田の投じた一球はスラィリーが見事バットに当て、1塁側スタンドに運んだ。
  • 2006年には、スラィリーとカープ坊やを主人公にした、カープ公認の絵本『ホームラン――カープ坊やとスラィリーの絵本』が発売された。内容は2人が冒険をしながらセ・リーグの他5球団のキャラクターと対戦していくというもの。
  • スーツアクターは、アメリカから呼び寄せたプロ・マスコット・パフォーマーが務めている[1]
  • 2011年9月4日、マツダスタジアムで行われた対中日戦にて、7回裏の広島の攻撃前、セグウェイでグラウンドを走っていたスラィリーがグラウンドスタッフの女性を轢く事故が発生。スタッフは1週間通院する怪我を負った。なお、その後もセグウェイは使用されている。
  • 2015年5月10日、阪神甲子園球場にて開催された対阪神戦にて、パフォーマンスをしていたところ、目玉が外れて職員がつけ直すという事態が発生。同様の事態は同年6月12日に福岡ヤフオク!ドームにて開催された対ソフトバンク戦でも発生している。

脚注

外部リンク