スプルーアンス級駆逐艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Taimusuriltupu (会話 | 投稿記録) による 2016年2月15日 (月) 07:06個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎登場作品)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

スプルーアンス級駆逐艦
基本情報
艦種 駆逐艦
建造期間 1972年 - 1983年
就役期間 1975年 - 2005年
前級 フォレスト・シャーマン級 (DD)
次級 キッド級 (DDG)
アーレイ・バーク級 (DDG)
その他 #諸元表参照
テンプレートを表示

スプルーアンス級駆逐艦 (Spruance class destroyer) は、アメリカ海軍駆逐艦の艦級。

概要

本級は、アメリカ海軍が第二次世界大戦から長く使用されていたアレン・M・サムナー級駆逐艦ギアリング級駆逐艦の後継艦として第二次世界大戦後初めて本格設計された。アメリカ海軍の大型水上戦闘艦としては初めてガスタービンエンジンを採用している。

1975年より就役を開始し、冷戦の終結に至るまで、空母戦闘群(現 空母打撃群)において対潜護衛を担う重要な戦闘艦として、一線で活躍した。また、冷戦の終結後の戦略環境の変化のなかにあって、搭載するトマホーク巡航ミサイルによる対地攻撃力が注目されて、従来の駆逐艦の枠をこえて攻勢的に用いられた。

将来の余裕を考慮した設計がおこなわれており、静粛性の追求もあって、搭載する武装に対して大きな艦型で知られている。その余裕を生かし、就役後にも様々な装備を追加搭載し、キッド級ミサイル駆逐艦タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦などの派生型も建造された。

開発経緯

アメリカ海軍は、1959年より、シーホーク計画のもと、次世代の駆逐艦に関する基礎研究を開始した。これは、1965年以降において、さらなる進歩が予測されるソ連潜水艦に対抗しうる対潜駆逐艦を模索するもので、1970年代において旧式化の問題が予想されていた大戦型駆逐艦(アレン・M・サムナー級、ギアリング級など)の代替艦として建造される予定であった[1]

しかし1966年の予算説明において、ロバート・マクナマラ国防長官はシーホーク計画の中止を発表し、かわって国防長官官房がDX/DXG構想を開始した。これは、重大さを増す航空脅威に対抗するため、大戦型駆逐艦の代替たる対潜駆逐艦DXとともに、その設計に基づいて艦隊防空システムを搭載した防空艦としてDXGを建造するという構想であった。計画では、1969年度から74年度の間にDXを75隻、DXGを18隻建造して、計画全体での合計コストは24億ドルとなる予定であった。その設計に当たっては、変化に応じる設計が標榜されており、また、コスト削減のため、一括調達方式が採用された。これは、海軍がコンセプト形成を行なって、これに対して最適な提案を行なった事業者に対して一括して契約するものである。[2]

1967年末にはコンセプト形成はほぼ完了しており、1968年に、各造船所に対して、設計と建造計画の提示が求められた。これに応募したのは、ニューポート・ニューズ造船所エイボンデール造船所バス鉄工所トッド造船所ジェネラル・ダイナミクス・クインシー、そしてリットン・インガルス(リットン・インダストリーズ、現ノースロップ・グラマン・シップ・システムズ)であったが、1970年6月、リットン・インダストリーズが勝者として、DX 30隻の建造を受注した[2]

船体

1番艦新造時の艦容
各種装備追加後のUSS Deyo DD-989

本級の最大の特徴は、ガスタービンエンジンの採用にある。この当時、アメリカの水上戦闘艦においては蒸気タービン推進が標準的に採用されており、海軍が検討していたシーホーク計画艦でも、当初は蒸気タービン推進の採用を念頭においていた。しかし、シーホーク計画の後期にはガスタービン推進が検討されるようになっており、より先進的なDX/DXG計画においては、当初よりガスタービンの採用がほぼ決定されていた。

その機種としてはゼネラル・エレクトリック LM2500が選定された。当初のリットン社案では、これを3基搭載し、巡航時には1基のみを稼動させて、これから電気カップリングを介して2軸を駆動するという複雑な方式が採用されていたが、海軍はこれに不安を抱き、最終的に、ガスタービン4基によるCOGAG方式という穏当な構成に変更された。当初案のガスタービン3基で30ノットという速力を実現するためには全長の拡大が必要であり、もともと大型の船体はさらに大型化したと言われている。

量産効果をあげるため、本級の船体はブロック建造を可能にするため非常に単純なラインをしている。これにより建造のペースが上がり、6,000t以上の艦にも関わらず非常に速いペースで建造が進められていった。

本級は、一括調達方式の失敗によるコスト増もあり、搭載する装備に対して大きすぎる船体を有するとして、たびたび論争の的となってきた。本級は軽荷排水量5,825トン、満載排水量7,800トンであり、これは、通常の駆逐艦よりも大型であるはずのベルナップ級ミサイル嚮導駆逐艦 (DLG) よりも大型ですらあった。

しかし、実際には、本級の大型化にはいくつかの重要な根拠があった。

  1. 静粛化の徹底。対潜艦として設計された本級は、優れた対潜能力を具備するが、その一環として、自己放射雑音を局限まで削減している。そのために用いられた各種の緩衝装置などは、非常に大きな容積を必要とした。
  2. 将来発展余裕の確保。本級は、個艦防空ミサイル・システム (BPDMS) や近接武器システム (CIWS) など、設計時点で開発中だった各種の新装備の搭載を織り込んで設計されており、さらに、同一の設計でターター-D・システムを搭載したミサイル駆逐艦の建造も決定されていたため、その余裕を確保しておく必要があった。

また、現代の戦闘艦において、そのコストの大部分は搭載する戦闘システムが占めており、船体のコストはそれに比べると取るに足らないものであるので、コスト増にはつながらないとの反論もなされた。実際、本級の調達費のうち、電子機器関連の経費のみで約半分を占めている。

装備

本級は、対潜戦闘用にアスロックMk 32 短魚雷発射管、自衛対空戦闘用にシースパローIBPDMSおよび近接武器システムMk 15、対水上戦闘用にハープーン・システム、多目的ヘリコプター2機と、極めてバランスの取れた兵装を備えている。さらに、後には、対地攻撃用としてトマホーク武器システムも搭載した。

C4Iシステム

「スプルーアンス」のCIC。

本級は、駆逐艦 (DD) としてはじめて海軍戦術情報システム (UYK-7コンピュータを使用)を搭載し、デジタル化された戦闘システムを備えている。システム設計にあたってはシステム工学的なアプローチがなされ、艦の戦闘システムを総体的に捉えて、各種の火器やセンサーをサブシステムとして戦術情報処理装置の周囲に集合させた円環状の構造を採用している。また、戦闘指揮所 (CIC) も統合化されている。これらは、バージニア級原子力ミサイル巡洋艦とともに、イージスシステム登場前夜にあって、統合戦闘システムの嚆矢となった。実際、本級の調達費のうち、電子機器関連の経費は約半分を占めるほどである。

また、本級の一部は、後にSYQ-17 RAIDS (SSDS Mk.0) 戦闘システムの搭載改修も受けた。これは、NATO共同開発のNAAWS構想から派生したもので、イージスシステムのコンセプトをそれ以外の艦にも導入するもので、のちに艦艇自衛システム (SSDS) に発展した。

対潜戦闘システム

SQQ-89統合対潜システム(SQS-53ソナー, SQR-19 TACTASS, Mk 116 UBFCS)

本級の最大の特徴は、AN/SQQ-89統合対潜システムの搭載にある。これは、先行してカリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦向けに開発されていたターター-Dシステムのコンセプトを対潜戦闘に導入したものと言え、それまではそれぞれが独立したシステムとして搭載されていた各種ソナーと水中攻撃指揮システムを統合し、自動化の推進によって対潜攻撃の迅速化を図るものであった。しかし、対潜戦闘を自動化する試みは極めて先進的なものであったため、SQQ-89の開発は遅延し、他の多くの装備と同様に、一番艦においては後日装備となった。

SQQ-89は、対潜センサーとして、SQS-53艦首装備ソナーとSQR-19戦術曳航ソナー (TACTASS) を備えている。SQS-53は、SQS-26の改良型で、極めて強力な低周波ソナーであり、当初はSQS-53Bが使用されていたが、のちに強化されたSQS-53Cが採用された。SQR-19は、初期建造艦には追加装備の形で搭載されたもので、遠距離での敵潜水艦の探知を可能とした。

また、本システムは、新型のMk 116水中攻撃指揮装置 (UBFCS)を組み込んでいる。これは、ターター・システムで言えば射撃指揮装置と武器管制装置の機能を兼ね備えたもので、デジタル化され、SQQ-89のサブシステムとして統合されている。

さらに、LAMPS#航空機を参照)が展開したソノブイからの情報は、AN/SQQ-28データリンク装置よりNTDSの戦術情報処理装置に入力されたのち、Mk 116に移管されるが、このSQQ-28も、SQQ-89のサブシステムとして統合されている。

水雷兵器(アスロック, 短魚雷発射管)

本級は、艦固有の水雷兵器として、アスロックおよびMk 32 短魚雷発射管を装備する。これらの攻撃は、いずれもMk 116 UBFCSによって管制される。

建造時、本級はいずれも、アスロック用にMk 16 GMLSを備えていた。そのMk 112発射機は、従来と同様に艦橋前に配置されたが、次弾の装填装置は、従来は艦橋構造物下部に配置されていたのに対し、船体内に格納され、垂直に再装填することとなった。これは、DXGの建造に当たっては、本級でMk 16 GMLSを設置している位置に、ターター-D・システムMk 26 GMLSSM-1MR用)が配置されることになっており、そのスペースが確保されていたためである。

その後、本級のうちの24隻は、このスペースにMk 41VLSを設置し、ここから垂直発射型アスロック (VLA)を運用するように変更された。一方、トマホークの箱型発射機を搭載した艦では、Mk 112発射機の旋回範囲が極度に制限されることとなり、実用性が失われたことから、Mk 16 GMLSはのちに撤去された。

対空戦闘システム

「ヒューイット」によるシースパローの発射シーン。

本級は、対空センサーとしてSPS-40 2次元レーダー、対空火力としてシースパローBPDMS (のちにIBPDMS)を備えている。これらは、NTDSを中核として結合されており、迅速な対空脅威対処が可能となっている。シースパローの射撃指揮は、Mk 91 GMFCSによって行なわれる。

のちには、より近距離での切迫した脅威に対処するため、Mk 15ファランクスCIWSが追加装備された。装備位置は艦橋右舷側上部とヘリコプター格納庫左舷側上部であったが、後者については、適切な射界を確保するため、複雑な構造物上に設置する必要があった。なお、艦の戦術情報処理装置からファランクスCIWSに対する干渉は必要最小限であり、基本的には独立したシステムとして攻撃を実施することになる。

また、一部の艦は、シースパローIBPDMSとファランクスCIWSの間を埋めるため、RAMの21連装発射機を搭載している。

対水上・対地戦闘システム

「フレッチャー」によるハープーンの発射。

本級は、対水上戦火力として、艦の中部にハープーン対艦ミサイル4連装発射筒 (Mk 141) 2基を備えている。さらに、のちに一部艦はトマホーク巡航ミサイルの装甲発射機 (Mk 143)を搭載し、長射程の対地・対水上打撃力を手にすることになった。これはアイオワ級戦艦や原子力ミサイル巡洋艦にも搭載されたものである。

その後、トマホークの有用性が確認されたことから、その搭載弾数を増強するため、艦橋構造物前方のアスロックのMk 16 GMLSを撤去し、ここに61セルのMk 41 mod 1VLSを設置する改修が決定され、トマホーク装甲発射機の非搭載艦を中心に24隻が改修された。当初、61セルのVLSには16発のアスロックと45発のトマホークが搭載されたが、冷戦後には戦略環境の変化を受け、アスロックの搭載数は4発に減ぜられ、トマホークは57発に増大した。アーレイ・バーク級の就役まで、Mk 41よりトマホークを発射できるのはタイコンデロガ級巡洋艦と本級のみであり、タイコンデロガ級は防空艦としての活動が主であったため、本級は最重要のトマホーク搭載艦として活躍した。

また、本級は前後に2門のMk 45 5インチ砲を備えている。これは、速射性や追随性の点で対空射撃には適さないが、極めて信頼性の高い、優秀な砲である。

電子戦システム

アメリカ海軍においては、伝統的に、巡洋艦以上はECM機能を有し、駆逐艦以下はESM機能のみのSLQ-32(V)2を搭載しており、本級も例外ではなかった。しかし、スターク被弾事件などを受けて、ECM機能が追加してSLQ-32(V)3相当にアップグレードする改修により、SLQ-32(V)5にバージョン・アップされている。

航空機

設計当初、本級は、その前任者と同様に、QH-50 DASH(無人対潜ヘリコプター)を搭載することになっていた。その後、DASHの運用中止を受けて、本級はLAMPSヘリコプター2機を搭載するように設計変更された。すなわち、本級は当初よりLAMPSの搭載を前提に建造されたことになる。

このような経緯により、本級は、DASHを搭載して就役した艦よりも余裕のある航空設備を備えていた。本級が就役を開始したのち、LAMPSはより大規模なMk IIIに発展したが、本級はそのSH-60Bヘリコプターを搭載することができた。これにより、当初想定されたよりもはるかに強力な航空戦力を備えることができたのである。

派生型の建造と退役

本級はもともと、同一の設計に基づいて対潜艦と防空艦を建造するというDX/DXG構想において、その対潜艦として構想され、建造された。しかし、ターター-Dシステムの開発遅延とこれを搭載した原子力ミサイル巡洋艦の就役、イージスシステムの開発進展、さらには本級の建造コスト高騰などを受けて、最終的に、DXG計画は破棄された。

キッド級ミサイル駆逐艦
タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦

しかし1970年代末、ペルシア湾上での対空哨戒用として、イラン海軍は、本級をベースとしてターター-Dシステムを搭載したミサイル駆逐艦の取得を決定した。この艦は、イラン革命の影響でイラン海軍に引き渡されずに終わり、かわってアメリカ海軍が取得し、キッド級ミサイル駆逐艦として運用することとなった。キッド級はわずか4隻ではあるが、DXGを具現化した艦ということができる。

一方、ターター-Dシステムの後継となるイージスシステムの搭載艦についての議論は紛糾し、紆余曲折の末、本級をもとに改設計した艦を建造することとなった。これによって建造されたのがタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦である。当初はミサイル駆逐艦(DDG-47級)として計画されたが、イージスシステムの搭載によって排水量が増大したことと、その情報処理能力から防空中枢艦としての行動が期待されたことから、1番艦の建造途中で種別がミサイル巡洋艦(CG-47級)に変更された。

本級の最終艦は、海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦に似た設計による航空能力強化型として建造されることが計画された(完成予想図)が、最終的にコスト面の問題を解決できず、他の艦と同じ設計によって建造されることとなった。また、制海艦構想においては、本級の船体を基にした軽空母も含まれていたが、これは実現しなかった。

本級をベースとしたDXG計画が破棄されたのち、アメリカ海軍はDDGX計画によるアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の整備を開始した。これはイージスシステムを搭載し、またVLSのセル数も本級を上回っており、より柔軟に多用途に運用できた。このことから、本級はアーレイ・バーク級と交代する形で退役が進み、2005年までに全艦が退役した。退役後、他国に売却あるいは再就役した艦はない。

諸元表

前期建造艦(新造時) ABL搭載艦 VLS搭載艦
排水量 満載:7,800 t 満載:8,040 t 満載:9,100 t
全長 172 m(水線長:161 m)
全幅 16.8m
吃水 8.8m
機関 COGAG方式、2軸推進
LM2500 ガスタービンエンジン×4基(80,000shp; 60 MW)
最大速力 32.5ノット (60+ km/h)
航続距離 6,000 nmi:20ノット時(3,300 km 、30 km/h時)
乗員 士官19名、兵員315名
兵装 Mk 45 5インチ砲×2基
- Mk.15 20mmCIWS×2基
Mk.25 8連装ミサイル発射装置×1基
シースパロー 短SAM用)
Mk.29 8連装ミサイル発射装置×1基
(シースパロー 短SAM用)
- Mk.49 21連装ミサイル発射装置×1基
RAM 近接SAM用; 一部の艦)
Mk.141 4連装ミサイル発射筒×2基
ハープーン SSM用)
- Mk.143 4連装装甲発射機
トマホーク CM用) ×2基
Mk.41 mod.1 VLS(61セル)×1基
 • VLA SUM
 • トマホーク CM
Mk.16 8連装ミサイル発射装置×1基
アスロック SUM用)
※ABL搭載艦では後日撤去
Mk 32 短魚雷発射管×2基
艦載機 SH-2F LAMPS Mk.I ヘリコプター×2機 SH-60B LAMPS Mk.III ヘリコプター×2機
C4I - OTCIXS + TADIXS JOTS (のちにGCCS-M) + IBS
NTDS (CDS+リンク 11 / 14)
- AN/SQQ-89対潜システム AN/SYQ-17 RAIDS + AN/SQQ-89
レーダー AN/SPS-40 2次元式DD-997 ヘイラーのみ、AN/SPS-49を新造時より装備
AN/SPS-55 対水上用
AN/SPQ-9A 目標捕捉用
(Mk.86 GFCSのサブシステム。一部艦ではAN/SPQ-9Bにより代替・統合)
- Mk.23 TAS 目標識別用
(Mk.91 GMFCSのサブシステム。一部艦ではAN/SPQ-9Bにより代替・統合)
ソナー SQS-53 艦首装備式
SQR-19 曳航式(TACTASS)
FCS Mk.86 砲FCS (Mk 45 5インチ砲用)
Mk.91 ミサイルFCS(シースパローPDMS用)
Mk.116 水中FCS(アスロック、短魚雷用)
電子戦
対抗手段
AN/SLQ-32 電子戦装置
Mk 36 SRBOC チャフフレア展開装置
- AN/SLQ-25 ニクシー 対魚雷囮装置
AN/SLQ-49囮装置

同型艦

番号 艦名 起工 就役 改修 退役 リンク
DD-963 スプルーアンス
(USS Spruance)
1972年11月 1975年9月 VLS 2005年3月 [1]
DD-964 ポール・F・フォスター
(USS Paul F. Foster)
1973年2月 1976年2月 2003年3月 [2] [3]
DD-965 キンケード
(USS Kinkaid)
1973年4月 1976年7月 2003年1月 [4]
DD-966 ヒューイット
(USS Hewitt)
1973年7月 1976年9月 2001年7月 [5]
DD-967 エリオット
(USS Elliott)
1973年10月 1977年1月 2003年12月 [6]
DD-968 アーサー・W・ラドフォード
(USS Arthur W. Radford)
1974年1月 1977年4月 2003年3月 [7]
DD-969 ピーターソン
(USS Peterson)
1974年4月 1977年7月 2002年10月 [8]
DD-970 カロン
(USS Caron)
1974年7月 1977年10月 2001年10月 [9]
DD-971 デヴィッド・R・レイ
(USS David R. Ray)
1974年9月 1977年11月 2002年2月 [10]
DD-972 オルデンドルフ
(USS Oldendorf)
1974年12月 1978年3月 2003年6月 [11]
DD-973 ジョン・ヤング
(USS John Young)
1975年2月 1978年5月 2002年9月 [12]
DD-974 コンテ・ド・グラース
(USS Comte de Grasse)
1975年4月 1978年8月 ABL 1998年6月 [13]
DD-975 オブライエン
(USS O'Brien)
1975年5月 1977年12月 VLS 2004年9月 [14]
DD-976 メリル
(USS Merrill)
1975年6月 1978年3月 ABL 1998年3月 [15]
DD-977 ブリスコー
(USS Briscoe)
1975年7月 1978年6月 VLS 2003年10月 [16]
DD-978 スタンプ
(USS Stump)
1975年8月 1978年8月 2004年10月 [17]
DD-979 コノリー
(USS Conolly)
1975年9月 1978年10月 ABL 1998年9月 [18]
DD-980 ムースブラッガー
(USS Moosbrugger)
1975年11月 1978年12月 VLS 2000年12月 [19]
DD-981 ジョン・ハンコック
(USS John Hancock)
1976年1月 1979年3月 2000年10月 [20]
DD-982 ニコルソン
(USS Nicholson)
1976年2月 1979年5月 2002年12月 [21]
DD-983 ジョン・ロジャース
(USS John Rodgers)
1976年8月 1979年7月 ABL 1998年9月 [22]
DD-984 レフトウィッチ
(USS Leftwich)
1976年12月 1979年8月 1998年3月 [23]
DD-985 クッシング
(USS Cushing)
1977年2月 1979年9月 VLS 2005年9月 [24]
DD-986 ハリー・W・ヒル
(USS Harry W. Hill)
1977年4月 1979年11月 1998年5月 [25]
DD-987 オバノン
(USS O'Bannon)
1977年2月 1979年12月 2005年8月 [26]
DD-988 ソーン
(USS Thorn)
1977年8月 1980年2月 2004年8月 [27]
DD-989 デヨ
(USS Deyo)
1977年10月 1980年3月 2003年11月 [28]
DD-990 インガソル
(USS Ingersoll)
1977年12月 1980年4月 ABL 1998年7月 [29]
DD-991 ファイフ
(USS Fife)
1978年3月 1980年5月 VLS 2003年2月 [30]
DD-992 フレッチャー
(USS Fletcher)
1978年4月 1980年7月 2004年10月 [31]
DD-997 ヘイラー
(USS Hayler)
1980年10月 1983年3月 2003年8月 [32]

登場作品

映画

パール・ハーバー
真珠湾内でモスボール状態の本艦が、大日本帝国海軍の攻撃を受ける(実際は太平洋戦争時代に就役していたわけではない)。

漫画

沈黙の艦隊

ゲーム

戦闘国家シリーズ
アメリカの基本装備として組み込まれる。
大戦略シリーズ

参考文献

  1. ^ [[:en:Norman Friedman|]] (2004). U.S. Destroyers: An Illustrated Design History. Naval Institute Press. ISBN 9781557504425. http://books.google.co.jp/books?id=Tzp58htKLkEC 
  2. ^ a b 吉原 栄一「スプルーアンス・ファミリーの技術的特徴」『世界の艦船』第484号、海人社、1994年8月、70-87頁。