スクート

Scoot （スクート）は、シンガポールにあるシンガポール・チャンギ国際空港を拠点に運航しているシンガポールの格安航空会社である。

概要

2011年 11月1日、シンガポール航空の出資により、長距離国際線を運航する格安航空会社として設立。「SCOOT」は英口語で「走り出す」といった意味。同じくシンガポール航空の出資による格安航空会社のタイガーエアは短距離路線の運航に限られている。

2013年には、「Terrapinn Holdings」が発表した、アジアの「ベストローコストキャリア」に選出された^[3]。

2013年12月、タイのノックエアと共同で、中・長距離線を運航する格安航空会社ノックスクートを設立した^[要出典]。

2014年秋には、ボーイング787-9型機の運航を開始。日本線への投入も1〜2番目になると、キャンベル・ウィルソンCEOが明かしている^[4]。

2015年7月8日に大阪/関西〜シンガポール（ドンムアン国際空港経由・週3便、高雄国際空港経由・週3便）が就航する予定で^[5]、ボーイング787-9型機を使用することになっている^[6]。

スクート　就航都市（2013年6月現在）
国	都市	空港	備考
東南アジア
シンガポール	シンガポール	シンガポール・チャンギ国際空港	ハブ空港
タイ	バンコク	ドンムアン空港	2014年9月1日より
東アジア
中国	天津	天津浜海国際空港
	南京	南京禄口国際空港
	青島	青島流亭国際空港
	瀋陽	瀋陽桃仙国際空港	青島経由便
香港	香港	香港国際空港
中華民国	台北	台湾桃園国際空港
中華民国	高雄	高雄国際空港
日本	東京	成田国際空港	台北/桃園経由便
日本	大阪	関西国際空港	高雄国際空港、バンコク/ドンムアン空港経由で各週3便、計週6便
韓国	ソウル	仁川国際空港	台北/桃園経由便
オセアニア
オーストラリア	シドニー	シドニー国際空港
	ゴールドコースト	ゴールドコースト空港
	パース	パース空港
運休・廃止路線
タイ	バンコク	スワンナプーム国際空港

エコノミークラス : 3-4-3配列、機内食が有料^[11]
- Super Seats : 機体後方窓側、横2席が配置されている座席
- S-t-r-e-t-c-h Seats : 機内を仕切る壁の後ろにある座席（バルクヘッド）
スクートビズ : ビジネスクラス機内食は無償、パソコン用電源が設置されている^[12]。
機内エンターテインメントとして、iPadをエコノミークラスには有料で、スクートビズには無料で貸与している。
- 2013年1月29日から、旅客客のパソコンなどで視聴できる機内ストリーミング配信を開始した。これは、Wi-Fi機能のあるパソコンやタブレットPCも、携帯端末に向けて映像コンテンツを配信するもので、アジアの航空会社としてはフルキャストやLCCとしても初の導入となる^[13]。事前に予約の場合、日本発着路線では900円、機内では出発地に関わらず、16シンガポールドルとなる^[14]。
スクート・スルー : シンガポール・チャンギ国際空港でシンガポール航空、シルクエア、タイガーエアの一部路線に乗り継ぐ場合、16シンガポール・ドルの追加料金で制限区域内での乗継チェックインができる^[15]。この際、シンガポールへの入国審査は必要ない。