ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ

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Gianandrea Gavazzeni
生誕 (1909-07-25) 1909年7月25日
死没 (1996-02-05) 1996年2月5日(86歳没)

ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(Gianandrea Gavazzeni、1909年7月25日 - 1996年2月5日)は、イタリア指揮者作曲家ロンバルディア州ベルガモの生まれ。

略歴[編集]

ローマサンタ・チェチーリア音楽院ミラノ音楽院に学ぶ。1948年から約50年間にわたりミラノスカラ座の首席指揮者であり、1965年から1968年には芸術監督を務めた。イタリア・オペラに通暁し、伝統を守る存在だった。生地の大先輩であるドニゼッティの作品を蘇演した功績は大である。1976年にはヴェルディの『椿姫』を指揮し、ニューヨークメトロポリタン歌劇場でのデビューを果たした。また作曲家としてはコンチェルト・ベルガマスコ等のいくつかの協奏曲独奏曲を書き、評論家としても活躍した。

死後、スカラ座は、ベートーヴェン交響曲第3番『英雄』の第2楽章をリッカルド・ムーティの指揮で演奏し、その業績を称えた。アルトゥーロ・トスカニーニが亡くなって以来のことである。


関連項目[編集]