ジェラート

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イタリアフィレンツェのジェラート
イタリア、ローマの「ジェラート」
イタリア、ミラノのジェラート
ジェラート店

ジェラートgelato)は、イタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓

発祥はフィレンツェ果汁果肉牛乳砂糖、時にはコーヒー香草などを混ぜた物を凍らせて作る。イタリア人の夏には欠かせないお菓子であり、シチリアではブリオッシュに挟んで食べられることもある。 またジェラートを作る職人のことをジェラティエーレという。

特徴[編集]

一般的なアイスクリームと比べて空気含有量が35%未満と少ないために密度が濃い。いっぽう、乳脂肪分は4 - 8%で、一般的なアイスクリームの乳脂肪分8%以上よりも少なくさっぱりした食感で比較的低カロリーである。そのため、日本の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令ではアイスクリームではなくアイスミルク(乳脂肪分3% - 8%未満)、もしくは氷菓に分類される。

通常、フルーツ系のジェラートは果汁に水・砂糖・安定剤・卵白を加えて攪拌し、空気を含ませながら凍らせて作る。しかし、果汁のみで水を加えずに作る、一部の高級フランスレストランやイタリアンレストラン、専門店もある。

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